氣の滞りってどういう意味?

山路美晴

山路美晴

テーマ:東洋医学豆知識

東洋医学では気の滞りが病の原因であると考える


これは、以前から私も講座でお話ししたりメルマガやブログにも何度も登場していますので、ご存知の方も多いと思います。

「気の滞り」とは何か。

一般的には血行不良であったり、体の歪みによる神経伝達の不良であると考えられます。

では、「気はなぜ滞る」のでしょうか。

これも、よく言われるのは「冷えからくる体のこわばりが原因」ということです。

冷えて、体が縮こまると、血液の流れやリンパ液の流れが悪くなります。
神経伝達が悪くなったり、圧迫されて痛みを感じます。

すると、ますます体は縮み、血行が悪くなることでさらに体は冷えます。


水分を十分摂ることで滞りを解消する



ここでもう一つ大切なのは、「水分」です。
水が少ないと体は硬くなるのです。

赤ちゃんの体は瑞々しく、柔らかいため滞りを感じません。
逆に年をとるにつれ水分が減り、体のあちこちが硬くなります。

つまり、水分を十分に取ることが気の流れをスムーズにするとも言えます。

1日、体重1kgあたり50ccの水分が必要です。
2kgのワンちゃんなら100cc。
10kgなら500のペットボトル1本分ですね。

そう考えると結構な量です。
水だけで飲ますのは難しいので、ミルクを少し混ぜたりスープにしたり、いろいろ工夫して水分をたくさん取らせてあげたいですね。

(この記事は2019年11月28日のメルマガ記事ですが、メルマガスタンドの移行に伴い、こちらに投稿しました。)

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山路美晴
専門家

山路美晴(獣医師)

滋賀ペット治療院

鍼灸・整体など東洋医学に基づく診療で、動物本来が持つ“自分で治ろうとする力”を引き出す。ローラー鍼などの「刺さない鍼」やお灸を用いて、家庭でペットのケアを行う講座を各地で開催している。

山路美晴プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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