木質ペレットボイラーの燃料、種類と選び方

金子稔

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テーマ:ペットボイラーとは

木質ペレットボイラーの燃料は、どのように選べば良いのでしょうか?ペレットなら何でも良いのでしょうか?木質ペレットの種類と選び方のポイントをまとめました。

木質ペレットボイラーの燃料とは

バイオマスボイラー用には、木を固形化した燃料が使われます。木材をチップにしたものを用いるタイプと、木材を乾燥させて粉砕し、小さな円筒状に成型したものを用いるタイプがあり、後者をペレットボイラーと言います。

ペレット燃料の特徴は、大きさが均一で水分含有量が一定であることから、発熱量は安定しているという点です。乾燥しているので万が一袋からこぼれても周囲を汚すことがなく、それほど重くないので扱いやすいというメリットもあります。

木質ペレットボイラーの燃料3種類

木質ペレットは木材のどの部分を使用するかで「ホワイトペレット」「バークペレット」「全木ペレット」の3種類に分けられます。

「ホワイトペレット」は、丸太の皮をむくと出てくる中の白っぽい部分を原料として作られたものです。

「バークペレット」は、丸太の皮を原料にしたもの。

「全木ペレット」は、丸太の皮も中も含めた全体が原料になっているものです。また、アカマツやスギといった木の種類で区分けされることもあります。

木質ペレットボイラー燃料の選び方

3種類に分けられる木質ペレットですが、それぞれ特徴が異なります。

発熱量はホワイトペレットがいちばん大きく、次いで全木、バークの順になります。灰の量はバークペレットがいちばん多く、全木、ホワイトと続きます。

樹皮の含有量が多ければ多いほど、発熱量は小さくなり灰は多くなるということです。

質の良いホワイトペレットは燃えかすや灰が少ないため、日々の掃除はあまり必要ありませんが、バークペレットだと薪ストーブ並みに頻繁に清掃しなくてはなりません。価格はバークペレットがいちばん安価で、全木、ホワイトと続きます。

家庭で使うペレットストーブにはホワイト、施設などのボイラーに使われるのは全木かバークというのが一般的と言われています。ペレットストーブの機種やメーカーなどによって使えないペレットがあるので注意しましょう。

また、良いペレットの見分け方として。

表面にツヤがありひび割れがないというポイントがあります。 乾燥状態が良くしっかりと固まったペレットにはこのような特徴があり、燃え尽きにくく火持ちが良いというメリットがあります。逆にツヤがなくひび割れがあるペレットは、もろく崩れやすいので早く燃え尽きてしまいます。

以上、木質ペレットの種類と選び方でした。木質ペレットボイラーの燃料を選ぶ際は、ぜひ参考にしてください。

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金子稔
専門家

金子稔(建築家)

エンフリー

薪ストーブ、ペレットストーブ専門の住宅コンサルタントとして、新築住宅の間取り設計段階から丁寧なアフターフォローまで、快適なストーブライフを送るためにさまざまなアドバイスをさせていただいております。

金子稔プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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