ペレットストーブと薪ストーブの違いと共通点
ペレットストーブと薪ストーブ、どちらを購入するか迷う人は少なくないでしょう。
ここでは、そういった方に選択のヒントにしていただくべく、ペレットストーブと薪ストーブを3つの観点から比較してご紹介します。どちらにするか、迷っている方はぜひご一読ください。
ペレットストーブと薪ストーブ、設置についての比較
まず、新しく設置する場合について。
薪ストーブを設置するには、専用の煙突が必要になります。煙突というと屋根の端についているイメージがありますが、実際には屋根を貫通させることができるので、部屋の真ん中にも設置可能です。
煙突の高さが必要なため高価になること、年に一回は煙突掃除をしなければならないという手間はありますが、薪が燃える炎と煙突のある風景というのは他では味わえない風情があります。
一方ペレットストーブは、本格的な煙突ではなく排気筒で対応できます。高さも2m程度で十分なので、設置費用は比較的安価です。排気筒の設置は、多くは壁を抜く方法で行います。初期投資の金額は、薪ストーブよりおさえることができ、設置も比較的手軽という特徴があります。
また、薪ストーブは電力が不要で、ほとんどのペレットストーブは電力が必要という違いがあります。
ペレットストーブと薪ストーブ、燃料の比較
燃料となるペレットと薪を比較してみましょう。
まず調達方法ですが、ペレットは販売店で購入するのに対し、薪は森林組合や林業家から購入したり、手作りサークルに参加するなどして自分で作ったりする方法があります。
価格の面も見ていきます。ストーブを8時間使うのに必要な燃料の量で比べてみると、ペレットの場合は8kgで360円程度ですが、薪だと2～3束で1000円～1500円程度です。
購入するとなるとペレットのほうが断然安価ですが、間伐材や端材を手に入れて薪を自分で作るのであれば購入費用はかかりません。
ペレットストーブのある生活、薪ストーブのある生活の比較
ペレットストーブの魅力のひとつは、その扱いやすさ。着火消火や燃料供給が自動でできたり、排気が無色透明であったり。利便性が高く、現代人が暮らしに取り入れやすいことでしょう。
一方、薪ストーブの場合には薪の乾燥度合によって煙突から白い煙が出ることがあります。
そのため隣家との近所付き合いの程度や親密度によって思わぬトラブルに発展することもあり得ます。それでも薪ストーブならではの迫力ある炎や高い暖房力はとても魅力的と言えます。
使用の際は乾燥薪の準備や風向きといったことに十分注意を払ってください。
これら3点の比較を参考に、ご家庭に合ったストーブを選択してください。
ペレットストーブの排気をよりクリーンにしご近所からのクレームを回避したい方にはアクアフィルターでの煙突施工もお勧めしております。
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また薪燃料とペレット燃料の両方が使用可能なストーブ「アンヴィクタ社のAKIMIX」も体感いただけます。
