【中国語文法&ドリル】中国語の疑問文その5「呢」を用いる略式疑問文
【中国語文法】中国語の補語について――その2 程度補語(1)
――文:劉 鳳雯 日本語校正:根本 陽子
前回に続き、中国語文法の「補語」について学びます。今回は「程度補語」についてです。程度補語は、動詞や形容詞の後ろに置かれ、動作や物事の性質や程度を説明します。ほとんどの場合、動詞と補語の間、または形容詞と補語の間に「得」が入ります。多くの例文を見て理解しましょう。
1.目的語がない場合
①他跑得很快。
彼は足が速いです。
②他们都做得很好。
彼らは皆よくやりました。
③王经理反应得特别迅速。
王マネージャは反応がとても速いです。
④和子说得像中国人一样流利。
和子は中国人のように流暢に話します。
⑤那个老人走得很慢。
あの老人は歩くのが遅いです。
発音については、下の画像をご参照ください。
2.目的語がある場合:
A.動詞を繰り返して、2つ目の動詞を程度補語で修飾します。例えば、
①他太太包饺子包得很快。
彼の奥さんは餃子を作るのが速いです。
②她女儿游泳游得特别好。
彼女の娘さんはとても上手に泳ぎます。
③大卫做韩国菜做得很好。
デイビッドは韓国料理が上手です。
④和子说汉语说得像中国人一样流利。
和子は中国人のように中国語を流暢に話します。
発音については、下の画像をご参照ください。
B.前の動詞を省略して、2つ目の動詞を程度補語で修飾します。例えば、
①他太太饺子包得很快。
彼の奥さんは餃子を作るのが速いです。
②王老师毛笔字写得很好。
王先生は書道がお上手です。
③大卫这个韩国菜做得很好吃。
デイビッドが作ったこの韓国料理は美味しいです。
④和子汉语说得像中国人一样流利。
和子は中国人のように中国語を流暢に話します。
発音については、下の画像をご参照ください。
C.目的語を主語の前に置いて強調する言い方もあります。例えば、
①韩国菜大卫做得很好。
韓国料理なら、デイビッドが上手です。
②饺子他太太包得很快。
餃子を作るのは、彼の奥さんが速いです。
③王老师的毛笔字写得很好。
王先生の毛筆は素晴らしいです。
④这个问题大家反应得真快。
この問題は、みんな反応が本当に早かったです。
発音については、下の画像をご参照ください。
(続く)