鏡像関係は、絶対的孤独な人間の寂しさと孤立感を癒す
夢に出てくる人物にはどんな意味があるの? 追いかけられる夢は何を表しているの? 子供の頃から繰り返し同じ夢を見るのはなぜ? 忘れられない夢には何か特別な意味があるの? などなど、寝ている時に見る夢について疑問に思ったことはありませんか?
ここでは、夢の本当の意味を知るための方法「夢分析」についてまとめています。
夢占いと一線を画す夢分析とは?
私たちが寝ている時に見る夢の始まりにあるのは、無意識界にある言語です。その言語に色々な手が加えられ、映像化されたものが夢です。その映像を手が加えられる前の元の言語に戻すことを、夢分析と言います。
夢の中には様々な人物や場所、動きなどが出てきます。
例えば
家族・友人・恋人・有名人などが出てきたり、森・家・学校・レストラン・ホテルなどの中に居たり、食べる・落ちる・追われる・逃げる・殺される・登るなどの動きが夢にはあります。
動物や、空想上の生物が出てくることもあります。
これら夢の中に出てくる素材の受け取り方は、夢占いの本が出ているように、この人物は何々を象徴する、この動きは何々を表すなど、辞書に照らして夢を翻訳するという方法が主流です。
しかし、この素材は個人の意味付けにおいて作られたものなので、夢の翻訳には、実は定型の意味というものは存在しません。
【セラピーの中で行われる夢分析】
セラピーの中で行われる夢分析では、夢の中に出てきた素材の個人的意味を引き出し、それらを繋ぎ合わせ、最終的に一つのフレーズにまとめ、夢を見た方にお伝えいたします。
例えば
「桜」「入学」「お花見」「花粉症」「出会いと別れの季節」「雪解け」「菜の花」など春の季節に見る夢があるなど、貴方にとっての意味を引き出していきます。
このように、セラピーの中で行われている夢分析は、素材と意味の1:1関係の辞書を作ってしまった夢占いとは大きく異なるものです。
夢分析で分かることと夢分析を行う趣旨
セラピーの中で行われる夢分析では、夢の中の語らいに注目します。なぜ夢の語りを知る必要があるのかというと、この語りが運命のシナリオになってしまうからです。夢の語りには、運命シナリオが隠れているのです。
夢は、今の自分がどこに居るのかを教えてくれたり、自分が何者かを語ってくれたり、これからどう進めばいいかを示唆してくれたり、言葉で言えないことを代わりに語ってくれたり、危険を予知して知らせてくれたり、心をまとめたり、気付かないことを気付かせてくれたりします。
【夢分析を行う趣旨】
気付かなかった自分に気付き、それを改め、しあわせになっていくこと。
◆危険を知らせる警告夢の例
焦って変化を求めすぎている、そういう過剰さに気付けと夢が警告。夢分析を受けることで、過剰さを改め、軌道修正することが可能。
◆自分に気付くことができる夢の例
自分は○○したいのに思うようにいかない。その原因を夢分析で特定。自分を見直すきっかけとなる。
夢を見たけど忘れてしまった、夢が曖昧でぼんやりしている、映像のない夢(音だけの夢、音声だけの夢)を見た。このような夢も、これまで数多く夢分析しております。
夢の長さや覚えている程度に関わらず、見た夢の意味を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
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