キーワードは「清潔感」！お見合いからデートまで“失敗しない男性の服選び！”

お見合いで服装に悩んだら、「清潔感」を基準に選びましょう。着ることで、さわやかに若々しく見える装いです。個性を主張するよりも、相手に不快感を与えないような気づかいを優先させること。お見合いはスーツ、その後の初めてのデートでは、スーツよりもカジュアルすぎないジャケットやシャツ、パンツがおすすめです。

服装がお相手に与える印象は大きい

プロフィールを手掛かりに、お相手と会うのがお見合いの場です。もともとの知り合いならば、あなたの内面や普段のセンスを理解しています。服装にそこまで気を使わなくても、「今日はラフな格好なのかな」とさらりと流してくれるでしょう。

しかし、お見合い相手は外見のほかにあなたのことを知る手掛かりがありません。おのずと服装の着こなしやセンスが第一印象に大きく影響してきます。
アンケート調査では、77.2％の女性が男性の洋服が原因でお断りしています。

どんなに人柄が良く話し上手だったとしても、くたびれたスーツで現れたら、「このお見合いにノリ気ではないの」と思われてしまいます。お相手の女性が気分を害すれば言葉数も減り、いろいろな話題をふっても話が広がらなくなるかもしれません。第一印象が悪いと、その後に挽回しようとしてもなかなかうまくいきません。

「外見しか見ない女性なんて、こちらからお断り」と考える人もいます。言いたいことは理解できますが、服装は場や相手に合わせて着ることもあります。相手に礼儀を尽くすこともなく、自分の着たいものを着る。それでいて、自分の内面を知ってほしいというのは、いささか幼稚な考えです。

初対面でお相手に与えた第一印象は、その後も長く尾を引きます。それだけに、最初に好感を持ってもらえるようにすれば、お見合いがうまくいく確率は飛躍的に高まります。

男性は女性ほど服装にこだわりのない人が多いでしょうが、ちょっとしたポイントを押さえるだけで見ちがえるように変わります。

服選びのキーワードは「清潔感」

お見合いの服装でもデートの服装でも、「清潔感」が一番大切です。自分の満足のためにおしゃれをするのではなく、「お相手に不快感を与えないように」という視点で選んでみましょう。

スーツにシワがないか、肩にフケが落ちていないか、シャツに黄ばみや黒ずみはないか、靴やカバンが古びていないか。

女性は見ていないようでしっかりチェックしています。自分では甘くなりがちですので、一度他の人、例えば仲人カウンセラーなどにお見合いやデートのファッションを客観的に確認してもらうのもよいでしょう。

また、自分では気づきにくいのが臭いです。口臭や染みついたタバコの臭いは女性に嫌がられます。夏場はかいた汗が臭いのもととなることがあるので、汗ふきシートなどを携帯して対策してください。

臭いを消そうと香水の類に手を出す人もいますが、香りの好みは人によりさまざまです。強すぎる香りは逆効果となるので、控えるようにしてください。

相手に好印象を与える服装は？

清潔感を第一にということはわかったところで、具体的に何を着るかです。

お見合いの際の服装で、個性をアピールする必要はありません。お見合いの会場は、ホテルのラウンジやカフェスペースといったところです。あらかじめ場所は知らされているので、女性もそれ相応の服装をしてきます。こちらも場にふさわしい、TPOに合わせた着こなしという点を考えれば、スーツかジャケットとパンツの組み合わせがおすすめです（私どもでは、お見合いではスーツの着用をお願いしております）。

どちらにしても、ポイントとなるのはサイズ感です。

おじさんぽい印象になるのが、ダボっとしたオーバーサイズです。年齢が上がるとお腹まわりが気になるので、ワンサイズ大きなものを選ぶ傾向にあります。お腹だけ合わせても、肩や着丈には合っていないのでシルエットが必要以上に大きくなります。

そして、サイズが合っていないと、どことなくやぼったい雰囲気になってしまうのです。

ジャケットは肩で合わせ、ウエストは多少絞ったデザインの方が、すっきり見えます。

色味はネイビーと白をメインに、黒やダークブラウンをポイントに配色する程度が若々しい印象を与えます。柄物よりは無地の方が大人っぽく落ち着いた雰囲気になります。柄を選ぶならば、小さめで主張しすぎないものにしましょう。

デートでも同様です。お見合いの時ほどかしこまる必要はありませんが、「清潔感」「サイズ感」「配色」に注意して、洋服を選んでください。
女性へのアンケート調査では、お見合いから仮交際へ進んだ後でも53.7％の女性の方が服装が原因でお断りしている結果が出ています。

外見よりも内面を見てほしいと思う男性は多くいると思いますが、服装に気遣いができることで、相手への気遣いができている人と思われています。
逆を言うと、大切な日に服装に気遣いができない人は、相手を大切にできないと思われているということです。

お見合いやデートで避けるべき服装とは

「スーツや、ジャケットとパンツコーディネートなら普段から仕事でも着ているから大丈夫」という人も油断は禁物です。

仕事着のスーツは日頃こまめにクリーニングに出しているでしょうか。シャツにはきっちりアイロンをかけているでしょうか。そうでないならば、シワだらけで膝が出ているようなスーツでお見合いに臨むことになってしまいます。

また、クリーニングに出してお手入れは完ぺき、とっておきのブランド物のスーツだとしても、ひと昔前の洋服ではセンスが疑われてしまいます。

若いころから体形が変わっていないというのは素晴らしいことですが、スーツにも流行りすたりはあります。昔のスーツはゆったりめのシルエットが主流だったので、今着るとだらしなくもたついた印象を与えます。高価なスーツであっても、関係ありません。

足元にも注意をしましょう。靴下はスーツや靴の色と合わせましょう。学生が履くような白いカジュアルソックスなどは選んではいけません。

靴は、スニーカーなどカジュアルすぎるものは場にそぐいません。スーツならばそれに応じた革靴を。汚れがないように事前にお手入れもしておきましょう。

最近は、リュックを背負うビジネスマンを多く見かけるようになりましたが、「楽だから」とリュックサックなどは持っていかないようにしましょう。また、手ぶらでポケットに財布やスマホ、カギなどを入れてパンパンにしているのも見て目によくありません。

レザーのトートバックなど、ビジネスバックより少しカジュアルなバックがおすすめです。

相手にとって好印象になるか悪印象になるかは服装一つで大きく変わります。
洋服には、相手に喜んでもらう力があるので、ぜひ清潔感をキーワードに身なりを整えましょう。