こと細かなアドバイスで、「恋愛に不器用な人」を成婚に導く婚活カウンセラー（1/3）

デートの服装や話題まで、こと細かにアドバイス

　埼玉で42年にわたり結婚相談事業を営む株式会社KMA（関東婚活支援協会）。その婚活カウンセラーとして、数多くの会員さんを支え、成婚に導いてきたのが清水小百里さんです。

　近年、婚活を巡る状況はずいぶんと変わってきています。未婚化、晩婚化が進む中で、「相応な相手と出会えない」「異性とうまく付き合えない」といった理由で結婚できないという多くの方の声を聞きます。

　ライフスタイルの変化や、職場や地域社会での「人付き合い」の変化に伴い、コミュニケーション能力に自信が持てない方が増えてきていますが、そのような中でも依然として強い結婚願望を持ち、前向きに結婚を考えている方が多いのです。そんな皆様の期待に応えるのが「結婚相談所」なのだと清水さんはいいます。

　女性の場合、仕事が忙しくて結婚のことを考えられなかった、結婚するつもりで長く付きあっていた相手と別れてしまったなど、環境的な要因で結婚できず、清水さんのもとを訪れる方が多く、そういった方の場合は、活動が比較的スムーズに進むそうです。

　逆に男性の場合、これまで恋愛経験が少なかったので、「女性との接し方がわからない」「どうやってデートすればよいかわからない」といった女性に対して心理的に苦手意識を持っている方が多いそうです。そして、そのような会員さんに対しては、清水さんが初歩的なことからしっかりサポートします。

「女性との接し方がわからない方の場合、『相手の目をみて話してみよう』といった、コミュニケーションの基本を身につけることからスタートする場合もあります。子育てのつもりでじっくり寄り添っています。
　また、デートのときには、行き先や着ていく服をアドバイスしたり、デートの回数や交際の状況にあわせて、『次のデートでは、こんな話をしてみよう』『そろそろ、相手のことを下の名前で呼んでみよう』「次のデートからは、手をつなぐようにしてみよう」といった具体的な提案をしたりしています」

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