好印象を与える、お見合いでの会話の進め方
初対面のお相手と、共通の話題もない状態で会話するお見合い。会話が弾むかどうか心配になるのは当然です。事前に会話や質問内容を考え、しっかりと笑顔で最初のあいさつをすればコミュニケーションはうまくいきます。
お見合いは初対面の人と会うため緊張して当然
お見合いが決まっていざお相手に会うとなると、前の日から緊張して夜も眠れなくなる人もいるでしょう。
お見合いは初対面の人と会う場所。しかも、お会いするのは、自分の結婚相手になるかもしれない人です。
「気持ちを楽にしてリラックスしましょう」と言われても、真剣に結婚を考えている人ほど肩に力が入るのは当然のことです。
あなたの誠意ある気持ち自体は、プラスになることはあってもマイナスになることはありません。伝え方やコミュニケーションの取り方さえ間違えなければいいのです。
実際、婚活で成婚まで至らない原因の1つに「コミュニケーション力の不足」が挙げられます。本人の人柄は申し分ないのに、何人かのお相手と会ってもうまく進まない人は、お相手とコミュニケーションが上手に取れていない可能性があります。
お見合いで緊張するのはどんな場面？
初回だけで、なかなか次に続かない人には必ず何らかの原因があります。
婚活は人によっては数年単位に及び、長期化することがあります。長引くほど条件は悪くなり、お相手に望む理想もかたくなになりがちです。そのため、うまくいかない原因がどこにあるのかを、早い段階で把握しておくことはとても重要です。
お見合いでは誰もが緊張します。お相手と何を話せばよいか、どんな風にコミュニケーションをとればいいのかわからないので、気疲れしてしまいます。
相手の情報は、プロフィールに書いてあることくらいしかわからない状況で、共通の話題もない。
気心の知れた間柄ならば沈黙も恐れるに足りませんが、初対面での沈黙は永遠にも感じます。沈黙のプレッシャーに耐えられず、言わなくてもいいことまで口走ってしまったり、失礼な質問をしてしまったり…。
こうした失敗の原因は、ひとえに準備不足にあります。
また、こんな経験はありませんか？
「いつもの自然な自分を見てもらおう」とぶっつけ本番でお見合いに臨んだものの、会話が弾まずにお断りをされた。
限られた時間で初対面のお相手に好感を持ってもらうには、期待されるコミュニケーションに応えなければなりません。
お互いに楽しく会話するためには、事前に話題や質問内容を考えておくこと。それに尽きます。
お見合いの場にふさわしい話題をあらかじめ準備
お見合いの場では、会話内容や聞かれる質問もある程度決まってきます。
事前に、想定される質問やその答えなどを紙に書き出してみてください。場合によっては、お見合いの場にふさわしい内容かどうかを仲人カウンセラーに相談してもよいでしょう。
就職活動と同じで、模擬面接を受けておけば気持ちに余裕がもてます。心に余裕があれば表情もやわらかくなり、笑顔も自然に出てきます。
お見合い場所は、担当の仲人カウンセラーと相談の上で決定しますが、基本的にはホテルのラウンジで待ち合わせをして、お茶をする流れです。
待ち合わせ場所から移動して、ホテル以外の場所でお見合いをする場合は、珈琲チェーン店やカジュアルな店ではなく、清潔感があり静かにお茶を飲みながらお相手とお話のできるお店を選びましょう。
※日曜日のホテルのラウンジは、混雑していて席が空いていない場合が多いこともあり、仲人カウンセラーが席の予約を入れてくれる場合もあります。
ホテルのロビーで待ち合わせ、喫茶室やレストランでお見合いをする際などは、可能ならば軽く下見を兼ねて一度現地に足を運んでおければ理想的です。メニューやトイレの位置を確認しておけるので、当日もスマートにふるまうことができます。ちょっとしたことですが、格段に頼もしく見てもらえます。
良い第一印象を与えるあいさつの仕方
婚活に限らず、あいさつは人間関係の基本です。そして、お見合いでは第一印象がことのほか重要です。
お見合いで出会うのは初対面の人ばかりなので、最初の印象がその人の情報の大きな比重を占めます。つまり、第一印象でマイナスの印象を持たれると興味を持ってもらえず、会話が弾まなくなります。
逆に考えれば、第一印象で好感をもってもらえれば、お相手とのコミュニケーションの第一歩は成功したも同然です。
心がけることは、自分から笑顔で自信をもってあいさつするという点です。恥ずかしいからとうつむき、小さな声でぼそぼそとしゃべるのはいけません。相手に、「自分とお見合いするのは嫌なのだろうか」と不信感を抱かせてしまいます。
さわやかに笑顔であいさつされれば、不安な気持ちも晴れます。加えて一言「お会いできてうれしいです」「来てくださってありがとうございます」などとさりげなくお礼まで伝えられたらベストです。お相手の緊張もほぐれます。
別れのあいさつも重要
お見合いが終わっても気を抜けません。最後の締めくくりとして、お別れのあいさつまできちんと行いましょう。
お見合い中にうまく話せなかった場合でも、別れのあいさつを、笑顔でさわやかに伝えることができれば多少は挽回できます。
ただし、ご縁がないと感じた方には、また会いたいなどと軽々しく言わないように気をつけてください。「本日はありがとうございました」など、差しさわりのない気づかいの言葉にとどめておきましょう。
間違っても、当人に面と向かって「ご縁がない」などと言わないでください。仲人カウンセラーが後日お断りしますので、時間をつくって会ってくれたことへの感謝を示しましょう。
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