任意売却とは?そのメリットとデメリットを徹底解説

中島孝

中島孝

テーマ:任意売却の解決方法

住宅ローンの返済が困難になったとき、避けては通れないのが「任意売却」という選択肢です。競売にかけられる前に不動産を売却し、債務整理を図る手段として知られる任意売却。しかし、メリットだけでなく注意点も存在します。本記事では、任意売却の基本から、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。


任意売却とは?

任意売却とは、住宅ローンの返済が滞り、担保となっている不動産を債権者(銀行など)と交渉して、市場価格で売却する方法です。競売と異なり、市場に近い価格で売却できるため、より多くの債務返済が可能になります。

任意売却のメリット

1. 市場価格に近い金額で売却できる

競売では市場価格の6〜7割程度での売却が一般的ですが、任意売却ならそれに比べて高く売れる可能性があります。これにより、債務の残高を抑えることができます。

2. 引越し費用の交渉が可能

任意売却では、買主や債権者との交渉次第で、引越し費用の一部を売却代金から捻出できる場合があります。

3. 近隣に知られにくい

競売では公告が出されるため、近隣住民に状況が知られてしまうことがありますが、任意売却は通常の不動産売買と同じ形式で進められるため、プライバシーを守りやすいのが特徴です。

4. 精神的な負担が少ない

任意売却は、競売のように強制的に退去を求められることがなく、手続きも比較的スムーズなため、精神的な負担が軽減されます。

任意売却のデメリット

1. 信用情報に影響が出る

任意売却を行うと「延滞」や「代位弁済」の履歴が信用情報に登録され、今後5〜7年間はローンの利用が制限される可能性があります。

2. 債権者との交渉が必要

任意売却には、全ての債権者の同意が必要です。複数の金融機関から借り入れがある場合、交渉が複雑になり、売却がスムーズに進まないこともあります。

3. 売却後も残債が残ることがある

売却金額がローン残高に満たない場合、その差額は「残債」として返済を求められる可能性があります。

4. 手続きに専門知識が必要

任意売却は法律的な知識や金融機関との交渉力が必要なため、不動産会社や専門家のサポートが不可欠です。

任意売却は計画的な行動が鍵

任意売却は、競売よりも有利な選択肢ですが、すべてのケースに最適とは限りません。メリット・デメリットを正しく理解し、信頼できる専門家と連携して慎重に進めることが重要です。

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中島孝
専門家

中島孝(宅地建物取引士)

ハウスパートナー株式会社

任意売却専門の不動産会社として設立。今年で10年目を迎えました。任意売却という特殊な不動産取引に精通し、解決実績が豊富です。ご相談者様のご要望・状況を把握した上で、解決プランをご提案します。   

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