マイベストプロ埼玉
中島孝

住宅ローン滞納・競売の悩みを解決に導く不動産仲介者

中島孝(なかじまたかし) / 宅地建物取引士

ハウスパートナー株式会社

コラム

悪質な任意売却業者の見分け方をご紹介します

2022年7月2日

テーマ:ハウスパートナー株式会社は、任意売却専門

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 任意売却

ネット広告・ホームページ・webサイトに騙されるな!

最近は、新型コロナの影響で、住宅ローン返済に困っている方をターゲットとした悪質業者が急増しています。

悪質業者の目的は、任意売却での解決ではなく「お客様情報の転売」
です。

お問い合わせしたお客様の情報が、提携業者と称する不動産業者へ売却されています。ホームページには、「住宅ローン滞納しているご相談者を助ける…」という善意の触れ込みをしている業者を多く見受けますが、その実態は虚偽であり、悪質そのものです。

テレビ番組で放送された業者が、無免許(宅地建物取引業免許がない)だった

新型コロナの影響で住宅ローンが支払えない...」というテレビ番組の特集で放送された業者が、宅地建物取引業免許(不動産業の免許)がなかったことが発覚しました。

宅地建物取引業免許がないにもかかわらず、ご相談者様から任意売却の依頼を受け、任意売却の業務を行っていました。

この営業行為は、宅地建物取引業法違反です。

金融機関は、宅地建物取引業免許がある不動産会社でなければ、任意売却には絶対に同意しません。

テレビ局側がホームページに騙されたのか、ヤラセ番組だったのか、いずれにしろ視聴者を騙すとんでもないテレビ番組でした。


悪質業者・団体の特徴

悪質業者には次のような特徴があります。絶対にご依頼をしてはいけません。

①「一般社団法人・NPO法人」には依頼してはいけない!

インターネットで「任意売却」と検索すると、多くの「一般社団法人・NPO法人」が表示されます。表示された一般社団法人やNPO法人の特徴は、公的機関と誤認してしまう名称であることです。
しかし、任意売却を取扱う公的機関は存在していません。

さらに、一般社団法人・NPO法人は、宅地建物取引業免許も取得要件を満たしていない為に、不動産会社としての営業行為は禁止されています。

しかし、ホームページには、「解決事例・お客様から感謝の手紙」などが掲載されていますが、宅地建物取引業免許がない団体がどうのように、解決できたのでしょうか? 

虚偽記載と断言してもいいでしょう!

  1. 任意売却を取り扱う公的機関は存在しない
  2. 顧客者情報の転売が目的である
  3. 宅地建物取引業の免許がない
  4. 不動産会社のダミー団体の可能性がある

・日本〇〇 ・全国〇〇 ・〇〇協会 ・〇〇支援 ・〇〇機構  
*公的機関は存在しません

宅地建物取引業免許の有無を確認しましょう!

不動産会社には、国土交通省 又は 都道府県知事から「宅地建物取引業者免許証」が交付されています。

検索システムから、宅地建物取引業免許の有無や免許番号が調べられます。
[[宅地建物取引業者 検索 - 国土交通省 *クリックで検索でき ますhttp://etsuran.mlit.go.jp/TAKKEN/takkenKensaku.do]]

[免許の種類]
宅地建物取引業免許には、2通りあります。
 ・都道府県知事免許(同一の都道府県に事務所を設置している場合)
 ・国土交通大臣免許(2以上の都道府県に事務所を設置している場合)

(〇)は、更新回数を表示しています。
宅地建物取引業の免許の有効期限は、5年とされていますので
(1)の場合は、開業から5年以内
(2)の場合は、開業から5年~10年以内となります。

②「全国対応」「24時間対応」の業者には依頼してはいけない!

特徴は、ホームページやweb広告に、「全国対応」「全国24時間対応」と表示して、全区各地からご相談を受付けていることです。

しかし、お問合わせ先が任意売却の解決に向けた実務を行うことは一切ありません。

実態は、依頼者情報を提携業者と称する不動産会社に紹介することで、紹介料を得ているのです。

③ホームページやwebサイトからお問い合わせをしたら「別の不動産会社を紹介された…」依頼してはいけない!

コロナ禍で急激に増えた、住宅ローンを滞納しているという弱みに付け込む、悪質業者の特徴です。

ホームページやwebサイトから問い合わせをしたら、「別の不動産会社を紹介された、その不動産会社が任意売却の実務を行う」、というパターンです。

ホームページには、別の不動産会社のことを「提携業者」「任意売却に強い不動産会社を紹介」「地元不動産を紹介」などと紹介しているはずです。

webサイトや広告で、住宅ローン返済でお困りのお客様からのご相談を受付け、そのお客様情報を別の不動産会社へ転売していることは一目瞭然です。

間違いなく、「お客様情報の転売目的」としている悪質業者です。

一般の方は、ホームページの内容まで嘘を見抜くことは難しいでしょうが、「問い合わせ先の会社とは違う、不動産会社が紹介された」この時点で、悪質業者と判断してください。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
お問い合わせはこちら
埼玉県内限定 任意売却専門の不動産会社
ハウスパートナー株式会社
相談専用ダイヤル 0120-720-535
(土・日・祝日も営業中)
宅地建物取引業免許 埼玉県知事(2)第22735号
公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会会員
公益社団法人 埼玉県宅地建物取引業保証協会会員
詳細は、ホームページをご参照下さい!

この記事を書いたプロ

中島孝

住宅ローン滞納・競売の悩みを解決に導く不動産仲介者

中島孝(ハウスパートナー株式会社)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ埼玉
  3. 埼玉の住宅・建物
  4. 埼玉の不動産物件・賃貸
  5. 中島孝
  6. コラム一覧
  7. 悪質な任意売却業者の見分け方をご紹介します

© My Best Pro