中国産の墓石が増えた理由
皆様、こんにちは。
昨日(8月6日)、日本テレビ系列で放送された『世界一受けたい授業』というテレビ番組で、「家族で考えたい終活! トラブルにならないお墓の新常識」と題した特集が組まれました。
墓石(石材)業界から見れば当たり前に感じてしまうことでも、一般消費者の皆様はご存じないことも多く、非常に分かりやすい内容だったのではないでしょうか。
僭越ではありますが、番組内容への補足として、いくつか書かせていただきたいと思います。
お墓ディレクターを探すために
番組冒頭で、「お墓を探すためには、まずお墓ディレクターに会うこと」、と、触れていただきました。「お墓ディレクター」は、一般社団法人日本石材産業協会が認定している、お墓の「プロ」として十分な知識を身につけている人に与えられる資格です。資格には1級と2級があり、1級の方がより高度な知識を問われる試験内容になっています。私ども二上家では、1級3名、2級18名、合計21名の社員が取得しています。
では、皆様のお住まいのお近くでお墓ディレクターを探すためにはどうすれば良いか。資格を認定している日本石材産業協会のインターネットサイトに、資格者名検索ページがありますので、そちらで探すことが出来ます。県名からも探せますので、一度ご覧下さい。(ちなみに、埼玉県で検索すると、私の名前が3番目に出ます)
お墓の価格の地域相場と全国平均
俳優の大和田伸也さんが、自身のお墓を探すシーンがありましたが、そちらで紹介されていたのが、東京都練馬区の公園墓地(民営霊園)と寺院墓地でした。それぞれの価格についても詳しく表示されていましたが、墓地使用料+墓石工事代の合計で600万円と聞いて、ビックリされた方もいるかもしれません。こちらの価格はあくまでも「都内価格」。東京都内は墓地用地の確保が難しく、必然的にどうしても使用料が高くなりがちです。また、紹介されていた墓地は1.5㎡と、都内のお墓としては比較的大きな面積であったという事もあります。
お墓の総額の全国平均は160万円前後、と紹介されていたとおり、埼玉県での総額平均もおおよそ同額ぐらいとなります。地域によって価格に開きがあるということは念頭に置いていただければと思います。
「寺院墓地を買う際に確認すべき事」について
番組内では、寺院墓地を買う際には御住職のお人柄を確認した方が良い、とのお話がありました。確かに、ひとたびお墓を買って檀家になれば、御住職様とは長いお付き合いになるわけですから、お人柄を知っておくに越したことはありません。お墓の購入前に御住職様に直接お話を伺う機会が持てれば良いのですが、もし、それがかなわなかった場合は、そのお寺のお檀家さんや、その寺院墓地で施工実績のある石材店にお話を聞いておくのも良いと思います。
以上の点以外にも、番組内容でご不明なことがございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。