お墓にまつわる単位の話
皆様、こんにちは。
今回は、建墓をする際の相見積もりについて書いていきます。
相見積もりとは、複数の石材店から同時に見積書を取り寄せることです。
石材店としての本音を言えば、相見積もりなどせずにスパッと当社で決めていただければ有り難いのですが、なかなかそうもいきません。「良いものを安く買いたい」というのが消費者の人情ですから、買うなら複数の石材店から見積もりを取りたい、と思われるのは理解できます。
まずは墓地のルールを確認
既に書いたとおり、それぞれの墓地には指定石材店制度などのルールがある場合があります。墓地はあくまでも「使用する権利」を墓地の経営者から得ているわけですから、墓地経営者の定めたルールに従うことが前提となりますので、あらかじめ墓地の使用規則などを確認しておく必要があります。
相見積もりを取りたい場合、特に指定石材店の無い墓地(公営霊園や共同墓地等)であれば、特に問題は無いでしょう。
チェックすべき点
相見積もりを取った場合、どうしても価格の比較のみに注目してしまいがちですが、他の部分もキチンと目を通しておく必要があります。図面の寸法は統一されているか、石種は同じか、それらの条件が同一であるかどうかで価格は変わってきます。
また、石種についても「〇〇産高級」とだけしか書かれていないような見積では、どのような石が使われているか判然としません。輸入石種では難しいですが、国産の石種であれば、産地証明書を取り寄せることも出来ます。(石材店によって出来ないお店もあります)一般消費者には分かりにくい事柄が多いからこそ、しっかりとした説明をしてくれる石材店を選ぶべきだと思います。
人情としては「良いものを安く」ですが、良いもの=価値のあるものは、その価値に応じた価格になるのが原則です。その事はしっかりと覚えておく必要があります。
墓石の建て方について、一連のコラムはこれで終了いたします。
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