墓石の値上がり傾向について
皆様、こんにちは。
今回は共同墓地での建墓について書いていきます。
他の墓地とは勝手が違う
共同墓地での建墓は、他の墓地とは少し勝手が違います。
共同墓地の場合、墓地の経営者がいるわけではなく、墓地の管理も利用者が持ち回りで行っているため、墓地の状況や区画をしっかり把握されているとは限りません。それぞれの墓地が割り当てされてはいますが、隣地との境界や手前や奥の通路との境界が曖昧になってしまっていることも少なくありません。まず、共同墓地での建墓をお考えの際には、両隣の墓地の持ち主と、境界関係についてハッキリさせておく必要があります。もし、お隣の墓地利用者をご存じない場合は、墓地の管理者(管理当番の方)に建墓希望の旨話し、仲立ちをしていただきましょう。
自由であるが故の不自由
共同墓地の場合は、基本的に、指定石材店のようなものはなく、自身で石材店を探して建墓を依頼することになります。どこの石材店を選ぶのも自由ですが、逆に言うと、石材店の心当たりが無ければ、どこに頼んで良いか分からない、という事になってしまいます。墓地の近くやご自宅の近くで探す、最近ではインターネットで検索して、見積を依頼する方も増えています。インターネットでは安さを売りに宣伝広告をしている石材店も目立ちますが、前にも書きましたとおり、お墓は建てて終わりではありません。どんなに安くとも、後々の法要や埋葬時のアフターフォローをしっかりしてくれるのかをきちんと確認しておく必要があります。
どうしても石材店選びに迷ってしまったり、心当たりが無い際には、同じ共同墓地内で施工実績のある石材店を紹介してもらうと良いでしょう。管理者の方や、共同墓地を利用している親戚の方に尋ねれば、紹介してもらえることが多いです。
次回は、共同墓地等、工事の規定がない墓地での建墓を依頼する上での注意点を書いていきます。