お墓にまつわる単位の話
皆様、こんにちは。
採石から始まった墓石工事も、いよいよ今回の据付工事をもって完成です。
最後まで職人の手が必要
基礎工事が施された現場に、外柵や墓石などの石材を積み上げていき、接着と固定を行うのが据付工事です。
使われる石材は重いので、基本的にはトラックに取り付けられたクレーンや、トラックが入れないような現場で使われる「カニクレーン」(自立できる脚が付いた機械式クレーン)を使って石材を持ち上げます。しかし、現場によっては、カニクレーンでも入れないような狭い通路や、斜面が急な墓地もあります。そのような時は、人力で石材を動かします。
さすがに持ち上げることは出来ませんので、コロ(丸太)を使う、石材自体を転がすなどして、現場まで運び、石材をくみ上げていきます。相当の労力と、現場に対応できる即応力、そして運搬や据付の際に石を傷つけない気遣いと集中力、これらを併せ持った職人によって、お墓が建てられていくのです。
据付が終わり、お墓が完成した後は、お客様への完成引き渡しとなります。
次回は引き渡しの際の注意点について書いていきます。