コラム
工場での工程1-切断
2016年3月21日 公開 / 2017年9月21日更新
皆様、こんにちは。
今回は、墓石を加工する工場でどのような作業が行われているかご紹介します。
原石の切断
採石場で切り出された原石は、工場に運び込まれた後、指定の寸法に切断されます。
大きな原石は大きな(大口径の)刃を用いて、小さくなった石は小さい刃で寸法に合わせて切断していきます。
円盤状の刃には、工業ダイヤモンドが埋め込まれているため、硬い石でも切っていくことが出来ます。
しかし、石は熱に弱いため、常に水を掛けながら切断面を冷やし、ゆっくり時間を掛けないと、切断面に熱によるヒビ、焼き付きが出来てしまいます。切断自体はオートメーションで行われますが、どうしても時間が掛かるため、一つの部材の切断が終わるまで相応の時間がかかります。
石という天然素材を扱うが故に、職人は時間を掛けた丁寧な仕事を求められることになります。これは切断工程に限らず、工場における工程全てに言えることです。
次回は、切断した石材をご注文いただいた形に仕上げる「加工」について書いていきます。
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