「終活」に関する変化
皆様、こんにちは。
今回は、埼玉県が計画した県営霊園の計画内容について、もう少し詳しく書いていきます。
異なる3タイプのお墓
今回計画された霊園では、墓地を以下の3つのタイプのお墓が挙げられていました。
(1)墓石の代わりに木を植える樹木葬(樹林)型墓地
(2)芝生の上に石碑を置く芝生墓地型
(3)一箇所にご遺骨を納骨し、共用でお墓を使う合葬墓型
です。
ご覧いただいてお分かりかと思いますが、いわゆる墓地に外柵と墓石を建てる、私どもが取り扱っているような一般的なお墓は、この霊園では作られない(作れない)という事でした。
樹木葬(樹林墓地)を作る理由
中でも樹木葬(樹林墓地)を作る理由は、一般消費者の「自然回帰」ムードの高まりを受けたという事と、ご遺骨の収容数が増やせるという、ある意味「実利」の面が重視された結果だと思われます。実際、東京都立霊園に作られた樹木葬(樹林墓地)は、非常に人気を集めているという事実もあります。
これらの墓地を公園と併せる形で開発、造成するという計画だったのですが、実現には至らなかった、という事になります。
次回では、実現できなかった最大の理由について書いていきます。