お墓の価格の見方
皆様、こんにちは。
前回の続きです。
お子様に迷惑をかけないために「墓じまい」をしたい、とおっしゃる方の多くが、肝心のお子様に相談されていないのです。ご当人はお子様のために良かれと思って墓じまいを考えているので、よもやお子様が反対するなどとは想像していなかったりします。ところが、実際はそうとは限らないのです。
お子様に相談されないで墓じまい=お墓を撤去してしまった場合、いざ、ご当人が亡くなった時にお子様はどうすれば良いでしょうか?永代供養墓にしろ散骨にしろ、諸々の手続きや埋葬方法を新たにセッティングしなければなりません。仮にご当人が生前申込などをしてあったとしても、あまり馴染みの無いやり方に戸惑う方も多いです。それであればむしろ、元々あったお墓を残しておいてくれさえすれば、分かりやすくスッキリと埋葬できたのに、と、遺された方が思うケースが多いのです。
お墓について考える時は、後に残るご家族の方、ご親戚の方、友人・知人の方、関わった色々な方々の事も考えなければいけません。「良かれと思って」という善意が、かえってトラブルを招くケースもあります。まずは周りの方とよくご相談いただき、自分たち家族にとってより良い選択は何か、という事をお話いただければと思います。