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田原稔久プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

共働き夫婦に適した共有タイプの二世帯住宅

田原稔久

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テーマ:二世帯住宅の間取り

親に子育てを手伝ってもらいやすい二世帯住宅の「部分共有型」

昨今、共働きのご夫婦は非常に増えています。
特に子育て世代は、年齢的にも働き盛りであり、経済的にも働くことが求められる状況が多いようです。

そんな忙しい共働きのご夫婦におすすめしたいのは、親に子育てを手伝ってもらいやすい二世帯住宅の「部分共有型」です。

なぜなら、親世帯に子どもの面倒を見てもらえる間取りをプランニングすることで安心して仕事に出られるという利点があるからです。

また、それぞれの空間も確保できるので最低限のプライバシーも保てます。
どの部分を共有するかによってかかる費用は異なりますが、ニーズに応じて優先事項を考えましょう。

部分的に共有するので、完全分離よりは、建築費を抑えられるところが大きなメリットです。

孫と親世帯のふれあいのリビングルームに

では、「部分共有型」二世帯住宅の具体的な間取り例についてご紹介しましょう。
現状で、一般的なのが2階建てまたは3階建て住戸で、1階に親世帯、2階や3階などは子世帯とするパターンです。

玄関、洗面、浴室を共有スペースとし、トイレ、キッチン、リビングダイニング、寝室は各々分けるスタイルがあります。
この場合、どちらかのリビンクダイニングは広々とゆったりとした設計にし、
休日は二世帯みんなで食事を楽しむという住まい方をご提案しています。

平日は、子世帯が忙しく、また食事、起床、就寝の時間も異なるため、キッチンダイニングが2つあるととても便利でプライバシーが守られます。

騒音を気にしなくてもいいのも利点でしょう。
また、玄関が共有なので、子どもたちが帰って来ても祖父母はすぐに確認できます。両親が帰宅するまで、親世帯のスペースで孫たちは過ごすことができるので、共働き夫婦にとっては安心して仕事に行ける暮らし方が実現します。

共有部分をどこにするかがポイント

玄関を親世帯と子世帯が共有することで子どもへの目は届きますが、子世帯夫婦の帰りが遅い時、また各々への来客などにも、柔軟な対応が必要になります。

子世帯夫婦のどちらかの帰りが深夜になる時は、帰る方はとても気を使いますし、親世帯も音で目を覚ましてしまうことにもなりかねません。

そのような意味でも、二世帯住宅を建てる前によく話し合う事は大切です。

また玄関と階段部分はドアで仕切り、できるだけ音が漏れないような間取りの工夫も必要でしょう。

浴室の共有について、お風呂の時間が重なるのが気になる方は、浴室は各々に付ける方がベターでしょう。

予算の都合もありますが、子世帯はシャワーブースだけでも設けておくと、特に夏期は便利さが違います。

いつでも弊社までご相談いただければ、今までの実例やお悩みの事例などをご紹介しながら、ご予算に合わせてご検討いただけます。

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田原稔久
専門家

田原稔久(建築家)

田原建設株式会社

新築、リフォーム、アフターメンテナンスの三拍子がそろう住まいづくりに徹し、2世帯の長期優良住宅を多く建設。自身が阪神・淡路大震災の体験もあり、耐震等級3の地震に強い住宅を採用する

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