葬儀に数珠は必要?持っていない時・忘れた時・宗派別マナーを解説

山田泰平

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テーマ:お葬式のマナー

2026-07-09-juzu-manner 葬儀に数珠は必要?持っていない時・忘れた時・宗派別マナーを解説

皆様、こんにちは。株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。

お葬式へ参列する準備をしている時、「数珠は必ず持って行くべきですか」と聞かれることがあります。喪服や香典袋は用意したものの、数珠を持っていない。家にある数珠が自分の宗派に合っているか分からない。急な訃報で、数珠を忘れてしまった。こうした不安は珍しくありません。

数珠は、仏式の葬儀や法要で手にする大切な仏具です。ただし、持っていないから参列してはいけない、焼香してはいけない、というものではありません。大切なのは、故人様への弔意を静かに表し、場の雰囲気を乱さないことです。

この記事では、葬儀に数珠は必要なのか、持っていない時の考え方、忘れた時の対応、宗派が分からない場合の選び方を整理します。

  • 葬儀で数珠を持つ意味
  • 数珠を持っていない時の対応
  • 数珠を忘れた時に避けたい行動
  • 宗派が分からない場合の選び方
  • 家族葬や無宗教葬での考え方


結論:数珠はあると丁寧だが、持っていないだけで失礼とは限らない


仏式の葬儀では、数珠を持って参列する方が多く見られます。焼香の際に手に掛けたり、合掌の時に手に持ったりすることで、故人様への祈りの気持ちを形にします。

葬儀に数珠を持参できれば丁寧ですが、急な参列で持っていない場合に、無理をして誰かから借りる必要はありません。

数珠は本来、個人の仏具として扱われるものです。地域やご家庭によって考え方は違いますが、他人の数珠をその場で借りて焼香するより、数珠なしで静かに手を合わせるほうが自然な場合もあります。

服装や香典の基本と合わせて確認したい方は、【家族葬の案内が来たら】参列はどこまで?香典は?服装マナーをプロが解説も参考になります。数珠だけでなく、全体の身だしなみを整えることが大切です。

数珠を持つ意味と、葬儀での扱い方


数珠は、仏教において念仏や読経の回数を数えるために使われてきた仏具です。現在の葬儀では、回数を数える道具というよりも、仏様や故人様へ手を合わせる時の祈りの道具として用いられています。

焼香の際は、数珠を左手に掛ける、両手にかけて合掌するなど、宗派によって細かな作法が異なります。とはいえ、一般の参列者がすべての宗派作法を完全に理解していることは多くありません。会場では、前の方の動きや葬儀スタッフの案内に合わせて、落ち着いて行動すれば大丈夫です。

作法に不安がある時ほど、動作を大きく見せようとせず、静かに一礼し、丁寧に手を合わせることを意識してください。

数珠をバッグやポケットに入れる場合は、そのまま無造作に入れず、数珠袋や小さな布袋に入れておくと安心です。会場で取り出す時も、落としたり音を立てたりしにくくなります。

香典の準備も同時に迷う方は、いくら包む? どう渡す? 葬儀の「香典」マナー完全ガイドをご覧ください。持ち物は一つずつ確認すると、当日の不安が減ります。

数珠を持っていない時・忘れた時の対応


数珠を持っていない場合、まずは「数珠なしで参列してよいか」を過度に心配しすぎないことです。喪服、香典、落ち着いた態度が整っていれば、数珠がないだけで弔意がないと受け取られることは通常ありません。

  1. 誰かの数珠を無理に借りない
  2. 会場で慌てて目立つ行動をしない
  3. 焼香時は静かに一礼して手を合わせる
  4. 次回に備えて略式数珠を用意する
  5. 宗派が分からなければ葬儀社や寺院に確認する


特に避けたいのは、受付や式場内で「数珠を貸してください」と大きな声で探し回ることです。数珠は個人の持ち物という考え方があり、貸し借りを好まない方もいます。ご家族や親しい親族間で事情を分かって借りる場合は別として、一般参列の場では無理に借りないほうが落ち着いた対応になります。

数珠を忘れた時は、数珠を探すことよりも、静かに参列し、故人様へ手を合わせることを優先してください。

お悔やみの言葉も同じで、形式だけを整えるより、相手を思いやる姿勢が大切です。言葉選びに不安がある場合は、心に寄り添う「お悔やみの言葉」 状況別マナーと文例集も参考になります。

宗派が分からない場合は略式数珠でもよい


数珠には、宗派ごとに正式な形があります。玉の数、房の形、持ち方などが異なるため、ご自身の宗派がはっきりしている方は、その宗派に合った数珠を持つとよいでしょう。

一方で、宗派が分からない方、普段から寺院との付き合いがない方、まず一つ用意したい方には、略式数珠という選択があります。略式数珠は、宗派を問わず使いやすい形として販売されていることが多く、一般参列用として持っておくには十分です。

宗派が分からない場合は、無理に正式な本式数珠を選ぶより、落ち着いた色合いの略式数珠を一つ用意するほうが実用的です。

色や素材についても、極端に派手なもの、装飾が強すぎるものは避けます。黒、茶、紺、透明感のある落ち着いた色など、弔事の場に合うものを選べば問題ありません。高価である必要はなく、手に持った時に違和感がなく、大切に扱えるものがよいでしょう。

葬儀の服装や小物全体の注意点は、その小物、実はNGかも!? 葬儀の服装、細かすぎるマナー【完全版】でも詳しく整理されています。

家族葬・無宗教葬・神式やキリスト教式での考え方


家族葬であっても、仏式で読経や焼香がある場合は、数珠を持参すると丁寧です。式の規模が小さいから数珠が不要という意味ではありません。ただし、近親者のみの場では、形式よりも故人様との関係やご家族の意向が重視されます。

無宗教葬では、焼香ではなく献花や黙祷を行うことがあります。この場合、数珠を使わない進行になることもあります。神式やキリスト教式でも、一般的には数珠は使いません。案内状に「仏式」「無宗教」「献花」などの記載がある場合は、それを確認しましょう。

  1. 仏式の葬儀:数珠を持参すると丁寧
  2. 無宗教葬:進行により数珠を使わない場合あり
  3. 神式:数珠は通常使わない
  4. キリスト教式:数珠は通常使わない
  5. 形式が分からない時:落ち着いた服装と静かな態度を優先


葬儀の形式が分からない場合でも、数珠を持って行くこと自体が失礼になることは多くありません。ただし、式中に使うかどうかは進行に合わせます。

迷った時は、案内状を確認するか、葬儀社へ「仏式でしょうか」「数珠は必要でしょうか」と短く尋ねても構いません。葬儀社は、参列者の方が安心して来られるように案内する立場でもあります。

まとめ


  • 仏式の葬儀では数珠を持参すると丁寧
  • 数珠を持っていないだけで参列できないわけではない
  • 忘れた時は無理に借りず、静かに手を合わせる
  • 宗派が分からない場合は略式数珠が実用的
  • 無宗教葬、神式、キリスト教式では進行に合わせる


葬儀のマナーは、細かな決まりを知るほど不安になることがあります。けれども、最も大切なのは、故人様を悼む気持ちと、ご遺族への配慮です。数珠があるかどうかだけに気を取られすぎず、静かに一礼し、丁寧に手を合わせる。その姿勢が何より大切です。

大阪セレモニーでは、葬儀を行うご家族だけでなく、参列される方からの基本的なご質問にもできる限りお答えしています。急な訃報で不安な時ほど、一つずつ確認し、落ち着いて故人様をお見送りください。

株式会社大阪セレモニー

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山田泰平
専門家

山田泰平(葬儀業)

株式会社大阪セレモニー

当社は家族葬を専門に、これまで1000件以上の葬儀をお手伝いさせて頂きました。少人数だからこそ実現できるきめ細やかなサービスと、ご遺族様の想いに寄り添った丁寧な対応を心がけています。

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