任意後見の分かりにくい仕組みを分かりやすく説明すると・・・
行政に申請しなければお墓の移転はできないことご存知ですか?
私の母方の実家の手続き体験談です。
お墓の引越しには改葬許可申請書に墓地管理者と行政の印鑑が必要です。
勝手に埋葬したり遺灰を引越しさせるといけないので、墓地の引越し先を書類で残して行政が管理しているのです。
霊園の事務所に行けば墓地管理者の印鑑はもらえるのですが、共同墓地といわれる街中に点在する小規模の墓地だと、まずは誰が墓地管理者なのかを調べる必要があります。
私の場合は行政に尋ねたのですが、個人情報を盾になかなか教えてもらえませんでした。
困り果てて「半ば公職の墓地管理者の連絡先を教えて頂けないなら情報公開請求します」と言ったらやっと教えてくれました。
次に墓地管理者に書類を送ったのですが、受け取ってもらえず、どうも高齢でご自分の役割が分からなくなっているようでした。
行政に相談したところ、斎場で火葬済証明書をもらえば改葬許可申請書の代わりになることを教えてもらいました。
こうしてやっとのことでお墓の引越しはすんだのですが、マイナーな手続きなのでたいへん苦労しました。
少子高齢化で墓じまいなんて言葉もできていますが、自分ではハードルが高いと思った手続きは行政書士に依頼してください。