思春期の子どもの心を開く 「ほめ育」について

道下真介

道下真介

テーマ:子育て・教育における”ほめ育”

こんにちは。



今日は、

思春期の子どもの心を開く
「ほめ育」について

一緒に考えていきたいと思います。



「最近、子どもが、全く口をきいてくれない…」
「何を考えているのか、さっぱり分からない…」



あれほど、懐いてくれていた我が子が、
ある日を境に、
急に、そっけない態度をとるようになる。



これが子育てにおいて、
多くの親が戸惑う「思春期の壁」です。



良かれと思って
「勉強、頑張ってる?」と声をかけても
「別に」と一言返ってくるだけ。



心配すればするほど、子どもの心は
固く、閉ざされていくように感じてしまう。



なぜ、
こんなことになってしまうのでしょうか。



もしかしたら、それは
子どもが、「大人」になるための
大切な準備を始めているからなのかもしれません。



親から自立したい、という気持ちと、
でも、まだ、どこかで甘えたい、という気持ち。



その狭間で、彼ら自身も
激しく揺れ動いているとしたら。



そんな、複雑で、デリケートな時期に
これまでと同じように



「〇〇しなさい」
「これは、どうだったの?」



と、結果や行動だけを問いただすコミュニケーションは
彼らにどう映るでしょうか。



もしかしたら
「どうせ、親は、自分のことを分かってくれない」
と、心を閉ざすきっかけを
私たちが作ってしまっているのかもしれません。



例えば、部活に夢中で、
勉強はそっちのけの息子さんとの関係に
悩む父親がいたとします。



父親が
「テストの点は、どうだったんだ?」と聞いても
息子さんは何も答えようとしない。



そんな時、父親が
息子さんの部屋の隅にある
使い古されたサッカーボールに気づいたとしたら。



これまでなら
「そんなことより、勉強しろ」
と言っていたかもしれません。



しかし、もし、その父親が
一度立ち止まり、



そのボールが何を物語っているのかに
思いを馳せたとすれば
何が見えてくるでしょうか。



そこに、点数には表れない
繰り返された練習の跡や
声にならない努力の物語が
隠されているとは考えられないでしょうか。



もし、父親が、テストの結果ではなく
そのボールが見せてくれた「事実」について
息子さんに声をかけたとすれば。



「いつも、遅くまで練習、頑張ってるな。
あのボールを見たら、お前の努力が伝わってきたよ」



そんな言葉をかけられた息子さんは
どう感じるでしょうか。



驚いたような顔で、父親を見つめ
そして、ポツリ、と

「別に、普通だよ」
と呟くかもしれません。



しかし、その日から
食卓での会話が、少しだけ、増えるとしたら。



それは、何かが変わり始めたサイン
なのではないでしょうか。



思春期の子どもとのコミュニケーションは
「結果」ではなく
「過程」や「存在」そのものに、
私たちが光を当てることから、
何かが変わるのかもしれません。



「テストで良い点を取ったね」ではなく
「毎日、遅くまで勉強、頑張っていたね」と
その努力の過程を言葉にしてみたら。



「部活の試合、勝てて良かったね」ではなく
「最後まで、諦めずにボールを追いかける姿、
本当にかっこよかったよ」と、
その姿勢を伝えてみたら。



そして、何よりも、

「あなたが、そこにいてくれるだけで、
お父さん(お母さん)は、嬉しい」

と、その存在そのものを
無条件に肯定するメッセージが
彼らの心に届いたとしたら。



その「承認」のメッセージが
子どもの心の中にある

「自分は、親に理解されていない」という孤独感を
少しずつ、溶かしていくのではないでしょうか。



もし、あなたが

「思春期の子どもとの関係に悩んでいる…」
「どう声をかければ、いいか分からない…」

そんな風に感じているなら



一度、あなたが
お子さんに本当に伝えたいことは何かを
見つめ直してみませんか。

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道下真介
専門家

道下真介(ほめ育コンサルタント)

株式会社Torus

ほめる習慣を組織に根付かせる「ほめ育」コンサルティングを展開。社内のほめる基準となるほめ育コンピテンシーを明確にし、ほめる基準とほめて育てる文化を組織に根付かせ、人材定着や業績向上のサポートをします。

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