「ありがとう」の前に伝えたい言葉〜人間関係を深める"ほめ育"の習慣〜

道下真介

道下真介

テーマ:人間関係における”ほめ育”

こんにちは。

今日は「ありがとう」の前に伝えたい言葉
〜人間関係を深める"ほめ育"の習慣〜

についてをお話しします。


「ありがとう」


この言葉は、とても大切です。

しかし、
「ありがとう」だけでは、
相手の心に深く届かないことがあります。

それは、なぜでしょうか?

なぜなら、
"ありがとう"と言われただけでは
相手は「何に対して」感謝しているのかが
伝わりずらいからです。

例えば、
友人が何かを手伝ってくれたとき、
「ありがとう」とだけ言う。

もちろん、
それだけでも感謝の気持ちは伝わります。

しかし、

「昨日、急な頼みを
快く引き受けてくれて、
本当に助かったよ!
あなたの優しさに救われた。」

こう伝えたら、どうでしょうか?

相手は、
「自分の行動が、ちゃんと見られていた」
「自分の気持ちが、伝わっていた」
と感じるはずです。

人間関係がうまくいかないとき、
多くの場合、
「相手の良いところ」を見つけられていないことが原因です。

ある方は、
職場の同僚との関係に悩んでいました。

「どうもギクシャクしてしまう…」

そこで、
その同僚の「良いところ」を意識して見つけ、
それを言葉にして伝えるようにしました。

「昨日の資料、とても見やすかったです。
あの工夫、参考になりました」

すると、
相手の表情が変わり、
少しずつ関係が良くなっていったそうです。

「ほめ育」とは、
ただ、ほめることではありません。

相手の「良いところ」「強み」を見つけ
それを具体的に言葉にして伝えること。

それが、人間関係を深める第一歩です。

人は誰でも、
「認められたい」「理解されたい」
という気持ちを持っています。

その気持ちに応えることで
相手は心を開き
関係が深まっていきます。

だからこそ、まずはあなたから。

今日、誰かの「良いところ」に気づいたら
ぜひその「行動」を
具体的に言葉にして伝えてみてください。

「伝える」ことで初めて、相手は「気づき」
そこから、「信頼関係」が育ち始めるのです。

あなたのその一言が
誰かとの関係を変える力になるかもしれません。

「ほめ育」を実践していくと
「こんなときはどう伝えたらいい?」
「相手の反応がいまいちだったけど、どうすれば?」

そんな疑問や悩みが出てくることもあると思います。

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道下真介
専門家

道下真介(ほめ育コンサルタント)

株式会社Torus

ほめる習慣を組織に根付かせる「ほめ育」コンサルティングを展開。社内のほめる基準となるほめ育コンピテンシーを明確にし、ほめる基準とほめて育てる文化を組織に根付かせ、人材定着や業績向上のサポートをします。

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