コンサルタント起業コーチングを始めました!
今回のテーマは人の成長のプロセスに関わる素晴らしさについて自分の体験を通じてまとめました。
現在、私が学ばせて頂いているコンサルタントの勉強会で自己の最良のリーダーシップの体験についてレポートする機会を頂きました。
経営コンサルタント会社に勤務していた時代、ベテランコンサルタントの退職が相次ぐなか、中間管理職として、新卒入社した社員を1年でクライアントを担当できるコンサルタントとして養成するという課題に直面しました。
私が取り組んだことは、日々の3分間コーチングと週1で30分ほどの個別コーチングで自信をつけさせる承認と仕事の優先順位づけ、スケジューリング、ランチミーティングを実施しました。ランチミーティングでは若手社員の先輩コンサルタントにも同席頂き関わってもらいました。
私が心がけたのはその社員が安心して頑張れる環境を整えることです。1年ほど続けた結果、今までクライアントの前で話をすることができなかった若手社員がコンサルタントの成功事例コンテストで優勝するほどまでに成長し、エースコンサルタントになりました。
以下、若手社員(女性)が私に対して書いてくれた感想です。
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原さんは、私が会計事務所を母体としたコンサルティング会社に在職していた時の上司です。大学卒業後すぐこの会社に就職した私は、2年目に大スランプに陥りました。1年目は上司に同行して仕事を覚える段階でしたが、2年目ともなるとお客様を任され、自分で考え、判断しなければならなくなります。仕事量も格段に増え、巡回担当者として重責をひしひしと感じながら、私は仕事を続けていく自信をすっかり失ってしまいました。その時、直属の上司とともに指導してくださったのが原さんです。まずは私の日々のスケジュールを整理し、定期的に面談をして仕事の進捗確認とアドバイスをしてくださいました。そして、大きなチャンスを与えてくださいました。ある重要なコンテストでの発表者に私を抜擢してくださったのです。他の事務所は中堅以上の職員を出してくるそのコンテストに、入社わずか2年目、しかも大スランプに陥っているこの私を、です。結果は地方大会、全国大会ともに優勝!これはとても大きな自信になりました。誰にも「特性」があります。それを見極め、引き出してくれるところが原さんのすごいところです。当時はまだ直属の上司ではなかったにもかかわらず、原さんには私の特性がお見通しだったようです。その後、原さんの課に配属になってからも、チャレンジングな仕事に多く携わらせていただき、たくさんの貴重な経験をさせていただきました。結婚を機に退職するまで、私がやりがいをもって仕事を続けてこられたのは原さんのご指導があればこそ、と大変感謝しています。結婚を機に夫の仕事の都合で退職しましたが、原さんに教わった仕事のやり方は今後の人生に役立てていきたいと思います。
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以上、私にとっては嘘でもうれしい感想です。彼女はきっと資質が備わっていた人だと思います。この体験を通じて気づいた事は本気で人と関わる事と環境を整える事ができれば、びっくりするような成果を出してもらえるようになるという事です。この社員と関わって以来、若手社員と関わりを持つことに情熱を注ぐ事ができました。
私が尊敬する遠藤晃先生からも「業務に関われば成果は限られる。でも、人を育てたら成果は無限!人は自分を見てくれている、理解してくれていると感じさせてくれる人にはどんな困難な状況でも自ら進んでついて来てくれるものだ」とコメントを頂きました。
あらためて人の成長のプロセスに関わる素晴らしさと、もっと人の成長のプロセスに関わっていきたいと強い想いがわきました。今後もいろんな困難があると思いますが、この体験を通じて得たことを教訓に人の成長のプロセスに関わリ続けていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。感謝!