職員とのトラブルを防止する採用時の管理vol.14  

原聡彦

原聡彦

テーマ:医療経営の処方箋

今回は、最近、医療機関からご相談の多い職員とのトラブルについてお伝えします。

採用後、半年経過するスタッフに仕事内容のことで注意すると「私、面接のときにそんな事聞いていません!」と逆ギレされ、スタッフと来院した患者さんにクリニックの悪口を言いふらされた。結構、多いですね。このような相談が・・・。
このような職員とのトラブルを未然に防ぐために下記のポイントをまとめました。


ポイント1.採用面接時と入職時にやってはいけない事をまとめました。
逆に言うと職員トラブルがあるところは例外なくやってはいけないことをやってしまっているということですので、ご注意ください。

1.クリニックの診療方針を伝えていない。
2.契約内容をうやむやにしている。
3.仕事の指示をしない(スタッフ任せ)

特に、入職当初は、仕事の指示はスタッフ任せにせず直接、院長が仕事の指示をすれば仕事の内容もよく把握できて対応もとりやすいと思います。


ポイント2.このようなトラブルがないよう雇用契約書など書面でもって雇用契約を締結することをお勧めしています。
雇用契約締結のポイントは下記のとおりです。
1.雇用期間を定める
2.雇用期間満了後の対応を明確化し記録を残す
3.業務内容を明示する
4.賞与は確約しない
5.退職手続きを明確にする
6.個別面談を定期的に持つ

職員とのトラブルを防止するためには採用時の管理が重要です。雇用契約を書面でもって締結するとともに、個別面談等で定期的にコミュニケーションを図っていく事で職員トラブルを予防できるケースが多いので、採用職員の入り口の管理をしっかりやっていきましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。
感謝!
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原聡彦
専門家

原聡彦(医業経営コンサルタント)

合同会社 MASパートナーズ

院外事務長(事務長代行)、院長夫人コーチング、医療法人運営サポート、医院開業支援など、院長先生の経営のブレーンとして財務と人事の面から健全経営を継続できる環境づくりをサポートいたします。

原聡彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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