アキレス腱の痛み|運動後の痛みを放置するリスクとケア
みなさん、こんにちは。
こころ鍼灸整骨院の東角です。
「朝起きても疲れが抜けておらず、布団から出るのが億劫で仕方がない。」
「コーヒーやエナジードリンクを飲まないと、仕事のスイッチが入らない。」
「休日は泥のように眠っているのに、月曜日の朝にはまた体が鉛のように重い。」
そんな、休息をとっても回復しないしつこい「慢性疲労」に悩まされていませんか?
「年のせいかな」「ただの怠けではないか」と自分を責めてしまう方も多いかもしれません。
しかし、もしあなたが「やる気はあるのに体がついてこない」のであれば、それは気合いの問題ではありません。
あなたの体の中にある「エネルギーを生み出す臓器」がガス欠を起こし、さらにその臓器への「指令ルート」が物理的に遮断されている可能性があります。
その背景には、ストレスに対抗する臓器「副腎(ふくじん)の疲労」と、神経の通り道である「背骨の硬さ」という、明確な身体的要因が隠れています。
今回は、サプリメントを飲む前に知っておくべき、疲れが取れない生理学的なメカニズムについて解説します。
特に見過ごされがちな【コルチゾールの枯渇】と【胸椎(きょうつい)の可動域制限】に焦点を当て、活力を取り戻すための知識を、みなさんと一緒に詳しく見ていきましょう。
なぜ、寝ても充電されないのか?
まず、私たちが「元気」を感じる仕組みについて理解しましょう。
背中の腎臓の上にちょこんと乗っている、クルミ大の小さな臓器、「副腎(ふくじん)」をご存知でしょうか。
この副腎は、ストレスや炎症と戦うためのホルモン「コルチゾール」を分泌しています。
コルチゾールは、朝に最も多く分泌され、私たちを目覚めさせ、血圧や血糖値を上げて活動モードにする役割を持っています。
しかし、精神的ストレスや過労、睡眠不足が続くと、副腎は24時間休まずコルチゾールを出し続けなければなりません。
酷使され続けた副腎は、やがて疲れ果てて機能不全に陥り、必要な時にホルモンを出せなくなります(副腎疲労)。
これが、慢性疲労の正体です。
エンジン(体)はあっても、点火プラグ(副腎)が壊れているため、いくら寝てガソリンを補充しても、エンジンがかからない状態なのです。
副腎を追い込む、2つの物理的要因
では、なぜ副腎はそこまで疲弊してしまったのでしょうか?
そこには、神経の通り道の詰まりと、見えない食事のストレスが深く関わっています。
指令を届かせない「背骨(胸椎)の硬さ」
これが、整体の観点から見た、慢性疲労の主要な物理的要因です。
副腎などの内臓をコントロールしている自律神経は、背骨の隙間から出ています。
特に副腎へ繋がる神経は、背中の真ん中あたり(胸椎9番〜12番)から出ています。
デスクワークで猫背になり、背中の真ん中が丸まったままガチガチに固まっているとどうなるでしょうか。
背骨の動きが悪くなることで、副腎へ向かう神経の伝達が阻害され、脳からの正常な指令が届きにくくなります。
「もっと働いて!」という脳の指令がノイズ混じりになり、副腎の働きが乱れたり、血流が悪くなって回復できなかったりするのです。
背中が鉄板のように硬い人に「常にだるい」という訴えが多いのは、この神経ルートの圧迫が関係しています。
無駄遣いをさせる「血糖値の乱高下」
もう一つの要因は、食事による内臓への負担です。
疲れた時に、チョコレートや甘いパン、カフェインなどを摂っていませんか?
糖質を摂ると血糖値が急上昇し、一瞬元気になった気がします(シュガーハイ)。
しかし、その後、血糖値は急降下します。
体にとって血糖値の急降下は「命の危険」です。
そこで、副腎は血糖値を上げるために、慌ててコルチゾールを緊急分泌させられます。
甘いものを食べて血糖値を乱高下させることは、疲れている副腎にムチを打ち、強制労働させているのと同じことなのです。
この「血糖値スパイク」の繰り返しが、副腎を完全にノックアウトし、抜け出せない疲労感を作り出しています。
エネルギーを充填する!副腎ケアの「知識」
慢性疲労を改善するには、背骨を緩めて神経を通し、食事の摂り方を変えて副腎を休ませることが必要不可欠です。
神経を通す「背骨ねじりストレッチ」
固まった胸椎を緩め、副腎への指令ルートを開通させる知識です。
椅子に浅く座り、背筋を伸ばします。
右手を左膝の外側に置き、左手は椅子の背もたれを持ちます。
息を吐きながら、雑巾を絞るように上半身を左後ろにねじっていきます。
背中の真ん中あたりがねじれるのを感じながら、深呼吸を3回行います。反対側も同様にします。
背骨に「回旋(ねじり)」の動きを加えることで、椎骨の間の血流が良くなり、自律神経の働きが活性化されます。
仕事の合間に行うだけで、リフレッシュ効果が高いのはこのためです。
乱高下を防ぐ「ベジ・ファースト」
副腎の無駄遣いを減らす食事の知識です。
食事の際、いきなり白米やパンから食べるのをやめましょう。
野菜(食物繊維)や肉・魚(タンパク質)から先に食べ、糖質は最後に摂るようにします。
これだけで血糖値の上昇が緩やかになり、副腎が緊急出動する必要がなくなります。
また、朝一番のコーヒー(カフェイン)は、コルチゾールの分泌リズムを乱すため、できれば朝食後や、日中の楽しみに留めるのが賢明です。
材料を補給する「ビタミンCと塩」
副腎の回復を助ける栄養の知識です。
副腎は、体の中で最もビタミンCを消費する臓器です。
また、疲弊した副腎はナトリウム(塩分)を保持できなくなります。
新鮮な果物やサプリでビタミンCを補い、精製塩ではなくミネラルを含んだ「良質な海塩」を適度に摂りましょう。
「疲れた時は甘いもの」ではなく、「ビタミンとミネラル」を与えることが、本当の回復への近道です。
まとめ:慢性疲労は「ガス欠」のサイン。背骨と食事で給油しよう
さて、今回は「慢性疲労の原因|取れない疲れは『副腎』と『背骨』にあった」というテーマでお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?
あなたの重い体が、単なる怠けではなく、背骨の硬さによる「指令の滞り」と、血糖値の乱高下による「副腎のガス欠」であることを、ご理解いただけたかと思います。
そのだるさは、あなたの体が「エネルギー切れだよ!」「ムチを打たないで休ませて!」と訴えているサインなのです。
では、今日のポイントをまとめます。
- 慢性疲労は、ストレスに対抗するホルモンを出す「副腎」が疲弊し、エネルギーを生み出せなくなっている状態のこと。
- 猫背による「背骨(胸椎)の硬さ」は、副腎への神経伝達を悪くし、機能低下を招く主要な要因となる。
- 甘いものによる血糖値の乱高下は、副腎に過度な負担をかけ、疲労を悪化させる。
- 対策として、背骨をねじって神経の通りを良くすること、食べる順番を変えて血糖値を安定させることが、活力を取り戻す鍵となる。
疲れは、頑張ってきた証拠でもあります。
しかし、無理やり動かし続ければ、いつか動かなくなってしまいます。
まずは今日から、背骨をひねり、甘いものを少し控えてみてください。
副腎が元気になれば、朝の目覚めが変わり、本来のあなたらしい活動的な毎日が戻ってくるはずです。
こころ鍼灸整骨院



