朝の一歩目が激痛!「足底筋膜炎」、本当の原因は【ふくらはぎの硬さ】と【足裏アーチの崩れ】にあった!
みなさん、こんにちは!
こころ鍼灸整骨院の東角です。
「長時間、机に向かっていると、どうしても集中力が続かない…」
「肩や首がガチガチに凝って、頭痛もしてくる…」
「しっかり寝ているはずなのに、なんだか疲れが取れなくて、日中も眠い…」
そんな、受験勉強に伴う「集中力の低下」や「体の不調」に悩んでいませんか?
その集中力不足や疲労感、実は「気合」や「根性」の問題ではなく、単なる勉強のやり方でもなく、あなたの「姿勢」と「呼吸」が大きく影響している可能性があります。
今回は、そんな受験生の大敵である「集中力低下」と「疲労感」を、「姿勢」と「呼吸」という体の土台から改善し、受験本番まで最高のパフォーマンスを維持するためのヒントについて、みなさんと一緒に詳しく見ていきたいと思います。
なぜ勉強すると疲れるの?集中力が途切れる「3つの身体的メカニズム」
長時間勉強していると、なぜあんなにも疲れて、集中できなくなってしまうのでしょうか?
その背景には、3つの身体的なメカニズムが隠されています。
1.「不良姿勢」が引き起こす、筋肉の過緊張と血行不良
勉強中の自分の姿勢を、意識して見たことはありますか?
多くの場合、
- 背中を丸め(猫背)
- 肩を内側にすぼめ(巻き肩)
- 頭を前に突き出す(ストレートネック)
といった、「前かがみのうつむき姿勢」になっていなるはず。
この姿勢は、体にとって非常に負担が大きく、様々な問題を引き起こします。
首・肩・背中への過剰な負荷:
頭の重さは約5~6kgありますが、頭が前に傾くほど、それを支える首や肩の筋肉にかかる負担は増大します。
常に重いボーリングの球を首だけで支えているような状態が続くため、筋肉はガチガチに緊張し、血行が悪化。
その結果、つらい肩こりや首こり、そして緊張型頭痛を引き起こすのです。
腰への負担:
猫背の姿勢は、骨盤が後ろに傾いていることが多く、腰にも大きな負担をかけ、腰痛の原因となります。
2.「浅い呼吸」が引き起こす、脳の酸素不足
前かがみの姿勢は、胸郭(肋骨で囲まれた部分)を圧迫し、肺が十分に膨らむのを妨げてしまいます。
その結果、一度に取り込める空気の量が減少し、「呼吸が浅く」なってしまうのです。
脳は、体の中で最も多くの酸素を消費する臓器です(全身の約20~25%)。
呼吸が浅くなり、脳への酸素供給が不足すると、どうなるでしょうか?
- 脳の働きが鈍くなり、
- 集中力が低下する
- 記憶力が低下する
- 思考がまとまらなくなる
- 強い眠気に襲われる
といった、勉強のパフォーマンスを著しく低下させる症状が現れるのです。
「勉強中にあくびがよく出る」という人は、脳が酸素不足になっているサインかもしれません。
3.「自律神経の乱れ」が引き起こす、心身の不調
受験勉強には、成績への不安や、将来へのプレッシャーなど、大きな精神的ストレスが伴います。
この精神的ストレスと、先ほど述べた身体的ストレス(不良姿勢や浅い呼吸)が組み合わさることで、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経の活動・緊張モードである「交感神経」が過剰に優位な状態が続くと、
睡眠の質が低下する:
寝る時間になっても頭が冴えて寝付けなかったり、眠りが浅くて夜中に何度も目が覚めたりします。
消化器系の不調:
胃腸の働きが悪くなり、便秘や下痢、腹痛などを引き起こしやすくなります。
免疫力の低下:
風邪をひきやすくなるなど、大切な時期に体調を崩すリスクが高まります。
「姿勢が悪い → 呼吸が浅くなる → 脳が酸欠になる → 集中できない → ストレスが溜まる → 自律神経が乱れる → 疲れが取れない → さらに姿勢が悪くなる…」
まさに、受験生はこの負のスパイラルに陥りやすいのです。
集中力を劇的に高める!勉強の合間にできる「簡単リセット術」
この悪循環を断ち切るためには、長時間同じ姿勢で根性論で頑張るのではなく、勉強の合間に、こまめに体と心をリセットしてあげることが非常に重要です。
ここでは、座ったままでもできる簡単なリセット術をご紹介します。
リセット術1:ガチガチの首・肩をほぐす「ストレッチ」
30分~1時間に1回は行い、筋肉の緊張と血行不良をリセットしましょう。
首のストレッチ:
椅子に座ったまま、背筋を伸ばします。ゆっくりと首を右に倒し、左側の首筋を伸ばして20秒キープ。反対側も同様に行います。次に、ゆっくりと首を前に倒し、首の後ろ側を伸ばして20秒キープします。
肩甲骨回し:
両手をそれぞれの肩に置き、肘で大きな円を描くように、前回し、後ろ回しにゆっくりと10回ずつ回します。肩甲骨から大きく動かすことを意識しましょう。
胸開きストレッチ:
両手を頭の後ろで組み、ゆっくりと息を吸いながら、胸を天井に向かって広げるように、背中を反らせます。数秒キープしたら、息を吐きながら元に戻ります。
リセット術2:脳に酸素を送る「深呼吸法」
集中力が切れてきたな、眠くなってきたな、と感じたら、ぜひ試してみてください。
椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばします。お腹に軽く手を当てましょう。
まずは、口からゆっくりと体の中の空気をすべて吐ききります。
次に、鼻からゆっくりと4秒かけて息を吸い込み、お腹が風船のように膨らむのを感じます(腹式呼吸)。
お腹を膨らませたまま、さらに2秒かけて胸にも息を吸い込み、胸を広げます。
少し息を止めた後、口からゆっくりと8秒以上かけて、お腹をへこませながら息を吐ききります。
これを3~5回繰り返します。
吸う息よりも、吐く息を長くすることを意識すると、副交感神経が優位になり、心身がリラックスします。
リセット術3:目の疲れを取る「ツボ押し&温めケア」
目の疲れは、集中力低下と頭痛の大きな原因です。
ツボ押し:
眉頭の内側のくぼみにある「攅竹(さんちく)」や、こめかみにある「太陽(たいよう)」といったツボを、人差し指の腹で優しく押しましょう。
温めケア:
蒸しタオルや市販のホットアイマスクで目の周りを温めると、血行が促進され、目の疲れがスッキリとれます。
受験生を支える親御さんへ。家庭でできるサポート
受験生本人の努力はもちろんですが、ご家族のサポートも非常に重要です。
勉強に集中できる「環境」を整える
お子様の体に合った「椅子」と「机」を用意してあげることは、最高の投資です。
椅子:
足裏全体が床にしっかりとつき、膝が90度に曲がる高さ。背もたれが背骨のS字カーブをサポートしてくれるものが理想です。
机:
椅子に座った時に、肘が90度くらいに曲がる高さ。
照明:
手元が暗くならないように、デスクライトなどを活用しましょう。
「栄養面」でのサポート
脳のエネルギー源となるブドウ糖(ごはん、パンなど)、神経伝達物質の材料となるタンパク質(肉、魚、卵、大豆製品)、そして代謝を助けるビタミン・ミネラル(野菜、果物など)をバランス良く摂れるような食事を心がけましょう。
特に、朝食をしっかり食べることは、一日の集中力を維持する上で非常に重要です。
「声かけ」と「見守り」
「勉強しなさい!」というプレッシャーよりも、「疲れたら休んでね」「たまには外で体動かそうか」といった、心と体を気遣う声かけが、お子様の心の安定に繋がります。
そして、親御さん自身がリラックスして、笑顔でいることも大切です。
まとめ:最高のパフォーマンスは「健康な体」から!姿勢と呼吸を見直そう
さて、今回は「【受験生必見】集中力を高め、疲れにくい体を作るための姿勢と呼吸法」というテーマでお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?
受験勉強という長期戦を乗り切るためには、ただ闇雲に勉強時間を増やすのではなく、いかに効率よく、そして健康的に学習を進めるか、という視点が非常に重要です。
そして、その土台となるのが、「正しい姿勢」と「深い呼吸」なのです。
では、今日のポイントをまとめます。
- 受験生の集中力低下や疲労感の背景には、「不良姿勢による筋肉の過緊張と血行不良」「浅い呼吸による脳の酸素不足」「ストレスと身体的負担による自律神経の乱れ」という3つの身体的メカニズムが隠れている。
- 特に、勉強中の「前かがみのうつむき姿勢」は、首・肩こり、頭痛、腰痛を引き起こすだけでなく、呼吸を浅くし、脳のパフォーマンスを低下させる大きな原因である。
- この悪循環を断ち切るためには、勉強の合間にこまめな休憩を取り、首・肩のストレッチ、深呼吸、目のケアといった「リセット術」を実践することが非常に有効。
- ご家族は、体に合った学習環境の整備、栄養バランスの取れた食事、そしてプレッシャーを与えない温かい声かけといったサポートで、受験生を支えることができる。
受験は、まさに心と体の総力戦です。
これまで培ってきた知識と努力を、本番で100%発揮するためには、それを支える「健康な体」という土台が何よりも大切になります。
もし、セルフケアだけでは改善しない慢性的な体の不調や、姿勢の歪みが気になる場合は、体の構造を整え、自律神経のバランスを調整することも、パフォーマンス向上の一助となり得ます。
体のコンディションを整えることは、決して遠回りではありません。最高の状態で本番を迎えられるよう、ぜひ一度、ご自身の「姿勢」と「呼吸」を見つめ直してみてください。
こころ鍼灸整骨院



