本当に効くの?小顔マッサージの【即効性と注意点】

東角剛司

東角剛司

テーマ:美容関連

みなさん、こんにちは!
こころ鍼灸整骨院の東角です。

「スッキリとしたフェイスラインになりたい!」

「むくみやたるみを取って、もっと小顔に見せたい!」

そんな風に「小顔」への憧れを抱きつつも、なかなか一歩を踏み出せないでいる方、多いのではないでしょうか?

最近では、テレビや雑誌、インターネット、SNSなどで、自宅で簡単にできる「小顔マッサージ」の方法がたくさん紹介されていますよね。

しかし、その一方で、「本当に効果があるの?」「やり方を間違えると逆効果になるんじゃないの?」といった疑問や不安を感じている方も少なくないはずです。

今回は、そんな「小顔マッサージ」について、本当に効果が期待できるのか、期待できるとすればどのような効果なのか、そして安全に効果を得るための正しいやり方や注意点について、体の専門家である私の視点から、みなさんと一緒に詳しく見ていきたいと思います。

そもそも「小顔マッサージ」ってどんな効果が期待できるの?

まず、「小顔マッサージ」と一言で言っても、その目的や期待できる効果は様々です。
一般的に、小顔マッサージによって期待される主な効果としては、以下のようなものが挙げられます。


むくみの改善・解消:

顔や首周りのリンパの流れを促進することで、溜まっていた余分な水分や老廃物の排出を促し、むくみによる顔の膨張感をスッキリさせる効果が期待できます。
朝起きた時に顔がパンパンにむくんでいる、夕方になると顔が重く感じる、といった方には特に効果を感じやすいかもしれません。



血行促進による顔色の改善・くすみ解消:

マッサージによって顔の筋肉や皮膚の血行が良くなると、細胞に酸素や栄養が行き渡りやすくなり、顔色が悪いのやくすみが改善され、肌のトーンアップが期待できます。


筋肉のコリや緊張の緩和によるフェイスラインの引き締め:

食いしばりの癖やストレスなどで、顔の筋肉(特に咬筋:こうきん と呼ばれるエラの筋肉など)が過剰に緊張して硬くなっていると、顔が大きく見えたり、エラが張って見えたりすることがあります。
マッサージでこれらの筋肉のコリや緊張を和らげることで、フェイスラインがシャープに見える効果が期待できます。



表情筋の活性化によるリフトアップ効果(一時的なもの):

普段あまり使われていない表情筋をマッサージで刺激することで、一時的に筋肉が引き締まり、リフトアップしたように感じられることがあります。



リラクゼーション効果:

顔や頭部への心地よい刺激は、心身のリラックス効果をもたらし、ストレス軽減にも繋がります。


ただし、ここで重要なのは、これらの効果の多くは「一時的なもの」であったり、「見た目の印象を変える」ものであったりするということです。
小顔マッサージだけで、骨格そのものを変えたり、脂肪を劇的に減らしたりすることは難しい、ということを理解しておく必要があります。

「即効性」はある?小顔マッサージの効果が出るまでの期間

「小顔マッサージって、すぐに効果が出るの?」という疑問は、多くの方が持つところですよね。

結論から言うと、「むくみ」や「血行不良」が原因で顔が大きく見えている場合には、マッサージ直後から「スッキリした!」「顔色が良くなった!」といった即効性を感じることは十分にあり得ます。
リンパの流れが促され、余分な水分が排出されることで、フェイスラインが一時的にシャープに見えるためです。

しかし、筋肉のコリや緊張、表情筋の衰えといった問題に対しては、一度のマッサージですぐに劇的な変化が現れるわけではなく、ある程度の期間、継続して行うことで徐々に効果を実感できる場合が多いです。
筋肉の質や状態を根本から変えていくには、やはり時間と根気が必要なのです。

また、効果の現れ方や持続期間には、

  • その人の体質(むくみやすい、筋肉が硬くなりやすいなど)
  • 生活習慣(食生活、睡眠、ストレスなど)
  • マッサージのやり方や頻度

などが大きく影響します。

「1回で別人みたいに小顔に!」といった過度な期待はせず、まずは継続することを目標に、気長に取り組む姿勢が大切です。

やり方を間違えると逆効果!?小顔マッサージの「NG行為」と注意点

手軽に始められる小顔マッサージですが、やり方を間違えると、かえって肌トラブルを招いたり、効果が得られなかったりする可能性があります。以下の「NG行為」には十分に注意しましょう。


NG行為1:力の入れすぎ・ゴシゴシ摩擦

「効果を早く出したい!」という気持ちから、つい力任せにゴシゴシと強くマッサージしてしまうのは絶対にNGです。
顔の皮膚は非常にデリケートで薄いため、強い摩擦や圧迫は、

  • 肌への刺激による炎症・赤み・かゆみ
  • シミや色素沈着の原因
  • 肌のバリア機能の低下
  • たるみやシワの悪化(皮膚を伸ばしてしまう)

などを引き起こす可能性があります。
マッサージは、「優しく、気持ち良い」と感じる程度の力加減で行うのが基本です。



NG行為2:乾燥した状態でのマッサージ

何もつけずに乾いた肌の状態でマッサージを行うと、摩擦が大きくなり、肌への負担が増大します。
必ず、マッサージクリームやオイル、乳液など、滑りを良くするものをたっぷりと塗ってから行いましょう。これにより、肌への刺激を和らげ、マッサージ効果も高まります。



NG行為3:間違った方向へのマッサージ

顔の筋肉の走行やリンパの流れには、一定の方向性があります。
この流れに逆らうような方向へマッサージしてしまうと、効果が得られないばかりか、かえってむくみやたるみを助長してしまう可能性もあります。
基本的には、「顔の中心から外側へ」「下から上へ」というリンパの流れを意識した方向で行うのが良いとされていますが、自己流で行う場合は、信頼できる情報源(専門家の動画や書籍など)を参考に、正しい方向をしっかりと確認しましょう。



NG行為4:長時間のやりすぎマッサージ

「たくさんやればやるほど効果が出るはず!」と思ってしまいがちですが、長時間のマッサージは、かえって肌や筋肉に負担をかけてしまうことがあります。
1回のマッサージ時間は、長くても5分~10分程度を目安にし、毎日少しずつ継続する方が効果的です。



NG行為5:肌荒れやニキビがある時のマッサージ

肌に炎症やニキビ、傷などがある時にマッサージを行うと、症状を悪化させてしまう可能性があります。
肌の状態が良い時に行うようにし、トラブルがある時は無理せずお休みしましょう。



NG行為6:効果を過信しすぎること

小顔マッサージは、あくまでセルフケアの一環であり、その効果には限界があります。
「これさえやっていれば大丈夫!」と過信し、根本的な原因(例えば、骨格の歪み、噛み合わせの問題、生活習慣の乱れなど)を放置していては、期待するような効果は得られにくいでしょう。

プロが教える!効果を高める「小顔マッサージ」のコツ

では、安全に、そしてより効果的に小顔マッサージを行うためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか?

マッサージ前の準備をしっかりと:

手を清潔にする: マッサージ前には、必ず石鹸で手を洗い、清潔な状態で行いましょう。

顔も清潔にする: クレンジングや洗顔でメイクや汚れを落としてから行います。

マッサージ剤をたっぷり使う: 肌への摩擦を減らすため、マッサージクリームやオイルなどをケチらずにたっぷりと使いましょう。


リンパの流れを意識する:
顔の老廃物を排出するためには、リンパの流れを意識することが重要です。
最終的に老廃物が集まる「鎖骨リンパ節(鎖骨の上のくぼみあたり)」に向かって、優しく流していくイメージで行いましょう。
耳の下や首筋のリンパ節も、軽く刺激すると効果的です。


表情筋を意識して動かす:
マッサージと合わせて、意識的に表情筋を動かすエクササイズ(顔ヨガなど)を取り入れるのも効果的です。「あー」「いー」「うー」「えー」「おー」と大きく口を動かすだけでも、普段使わない筋肉が刺激されます。


マッサージ後の保湿ケアも忘れずに:
マッサージ後は、肌が乾燥しやすくなっていることがあります。化粧水や乳液、クリームなどでしっかりと保湿ケアを行いましょう。


体の内側からのケアも大切:
バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動、ストレスを溜めない生活といった、体の内側からのケアも、小顔効果を高めるためには欠かせません。
特に、塩分の摂りすぎはむくみの原因になるため注意しましょう。


継続は力なり!焦らずコツコツと:
先ほどもお話しした通り、小顔マッサージの効果は、一朝一夕に現れるものではありません。
毎日少しずつでも良いので、無理なく続けられる範囲で、コツコツと継続することが何よりも大切です。

整体や鍼灸も「小顔」の味方!?プロができるアプローチ

セルフマッサージだけではなかなか効果を実感できない、あるいは、もっと根本的な原因からアプローチしたいという場合は、私たち整体師や鍼灸師がお手伝いできることがあります。


顔だけでなく「全身の歪み」を整える:

顔のむくみやたるみ、左右差などは、実は顔だけの問題ではなく、首や肩のコリ、猫背、骨盤の歪みといった全身の歪みが影響していることが少なくありません。
整体では、顔周りだけでなく、体全体のバランスを整えることで、根本的な原因にアプローチします。
例えば、首の骨(頸椎)の歪みを整えることで、顔への血流やリンパの流れが改善され、むくみが取れやすくなることがあります。



「頭蓋骨矯正」で土台からアプローチ:

頭蓋骨は、一枚の骨ではなく、複数の骨がパズルのように組み合わさってできています。この縫合(ほうごう:骨と骨のつなぎ目)にわずかなズレが生じると、顔の歪みやむくみ、頭痛などの原因となることがあります。
非常にソフトな手技で頭蓋骨のバランスを整える「頭蓋骨矯正」は、小顔効果だけでなく、自律神経の調整にも繋がると言われています。



「美容鍼」で内側から肌を活性化:

顔や頭にあるツボに、ごく細い鍼を刺す「美容鍼」は、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンやエラスチンの生成を助け、血行を改善する効果が期待できます。
むくみ、たるみ、シワ、くすみといった悩みにアプローチし、肌本来の力を引き出すことで、自然なリフトアップやトーンアップを目指します。



表情筋へのアプローチとトレーニング指導:

硬くなった表情筋を緩めたり、逆に弱っている表情筋を活性化させたりする施術や、ご自宅でできる効果的な表情筋トレーニングの方法を指導します。


私たちは、単に表面的なケアだけでなく、体の内側や土台からアプローチすることで、健康的で持続的な「小顔」効果を目指します。

まとめ:正しい知識で賢くケア!自信の持てるフェイスラインへ

さて、今回は「本当に効くの?小顔マッサージの【即効性と注意点】」というテーマでお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?
小顔マッサージは、手軽に始められる一方で、やり方を間違えると逆効果になる可能性もあることをご理解いただけたかと思います。
大切なのは、正しい知識を持ち、安全かつ効果的な方法で、継続してケアを行うことです。

では、今日のポイントをまとめます。

・小顔マッサージは、むくみ改善、血行促進、筋肉のコリ緩和、一時的なリフトアップ、リラクゼーション効果などが期待できるが、骨格を変えたり脂肪を劇的に減らしたりすることは難しい。

・効果の即効性は、むくみなど一時的な要因に対しては感じやすいが、筋肉の状態改善には継続が必要である。

・小顔マッサージのNG行為として、力の入れすぎ、乾燥状態でのマッサージ、間違った方向へのマッサージ、長時間のやりすぎ、肌トラブル時の実施、効果の過信などが挙げられる。

・効果を高めるコツは、マッサージ前の準備、リンパの流れの意識、表情筋の活用、マッサージ後の保湿、体の内側からのケア、そして継続することである。


もし、あなたが「本気で小顔になりたい!」「セルフケアだけでは限界を感じる…」と思っているなら、一度私たち専門家にご相談ください。

あなたの顔の状態やお悩みを詳しくお伺いし、最適なアプローチ方法をご提案させていただきます。
正しいケアで、自信の持てるスッキリとしたフェイスラインを手に入れましょう!

こころ鍼灸整骨院

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東角剛司
専門家

東角剛司(柔道整復師・はり師・きゅう師)

こころ鍼灸整骨院

構造医学の視点から、個々の体の動かし方に合わせて骨格を整えます。肩や腰などの慢性的な痛みに向き合い、整骨院に通わずに済む健康な体づくりをサポート。実務者向けのセミナーも開催しています。

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