免疫力を高める習慣|【風邪をひきやすい人】が見直すべき3つのポイント
みなさん、こんにちは!
こころ鍼灸整骨院の東角です。
私はこれまで、柔道整復師、鍼灸師として、多くの患者さんの痛みや不調と向き合い、その改善のお手伝いをさせていただいてきました。
その中で、数々の喜びや感動を経験し、この仕事に大きなやりがいを感じています。
しかし、私がこの道を歩む中で、残念ながら「整体業界」と呼ばれるこの世界が、必ずしも患者さんのためだけを向いて運営されているわけではない、という現実にも直面してきました。
もちろん、多くの志の高い先生方が、日々真摯に患者さんと向き合っていることは間違いありません。
ですが、その一方で、利益を優先するあまり患者さんの健康を二の次にしてしまうような運営方針や、疑問を感じるような慣習、そして時には「これは本当に患者さんのためになっているのだろうか?」と首を傾げたくなるような場面に出くわすことも、残念ながら少なくありませんでした。
今回は、少し勇気がいることかもしれませんが、私がこれまでに見聞きし、そして実際に体験してきた「整体業界の闇」とも言える部分について、そして、そんな経験があったからこそ、「本当に患者さんのためになる施術を提供したい」という強い思いを抱き、独立開業を決意するに至った本当の理由について、みなさんにお話ししたいと思います。
これは、業界全体を批判したいわけではありません。
むしろ、この業界がより良くなり、患者さんが安心して本物の施術を受けられるようになるための一助となれば、という願いを込めています。
「回数券」と「リピート」の裏側…本当に必要な通院なのか?
整体院や整骨院に通ったことがある方なら、「お得な回数券がありますよ」「次回の予約はいつにしましょうか?」と勧められた経験があるかもしれませんね。
もちろん、症状の改善のためには、ある程度の期間、継続して通院することが必要な場合は多々あります。
そして、回数券が患者さんにとって経済的なメリットになることも事実です。
しかし、私が過去に所属していた、あるいは見聞きした一部の院では、この「回数券販売」や「リピート獲得」が、施術効果や患者さんの状態よりも優先されているのではないか、と感じる場面がありました。
過剰な回数券のプッシュ:
初回の施術が終わった直後、まだ効果も実感できていない段階で、高額な回数券の購入を強く勧められる。断りにくい雰囲気の中で、半ば強引に契約させられてしまうケース。
「今日契約すれば特別割引です!」といったセールストークもよく聞かれました。
「とりあえずリピート」という名の囲い込み:
明確な治療計画や通院の必要性の説明がないまま、「次は〇日後に来てください」と、半ば自動的に次回の予約を促される。
患者さん自身が「本当にまだ通う必要があるのかな?」と疑問を感じていても、言い出せない雰囲気。
売上目標達成のためのプレッシャー:
院によっては、スタッフ一人ひとりに「回数券販売数」や「リピート率」のノルマが課せられていることもありました。
そうなると、スタッフは患者さんの症状改善よりも、ノルマ達成を優先したコミュニケーションや提案をしてしまいがちです。
もちろん、これは一部の院の話であり、多くの良心的な院では、患者さんの状態に合わせて適切な通院計画を提案しています。
しかし、このような「売上至上主義」とも言える運営方針を目の当たりにし、「本当に患者さんのためになっているのだろうか?」という疑問が、私の中で日に日に大きくなっていきました。
私は、「治す」ことよりも「通わせる」ことを目的にしたくなかったのです。
「保険診療」のグレーゾーン…本当に必要な施術なのか?
整骨院や接骨院では、一部の症状に対して健康保険が適用されます。
これは、患者さんの経済的負担を軽減する上で非常に重要な制度です。
しかし、この「保険診療」の取り扱いに関しても、疑問を感じる場面がありました。
整骨院・接骨院で健康保険が適用されるのは、前にもお話しした通り、主に「骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷」といった急性のケガに限られます。
ですが、一部の院では、
①慢性的な肩こりや腰痛を「捻挫」として請求する:
何ヶ月も前から続く肩こりなのに、問診票には「昨日、肩をひねった」と書くように指示されたり、症状とは関係のない部位を「捻挫」として保険請求したりするケース。
②毎回同じ部位を「負傷」として扱う:
一度「捻挫」として保険適用になった部位を、症状が改善した後も、毎回のように「再発」「悪化」として扱い続け、保険請求を継続する。
③「ついでにマッサージ」という名の保険外行為の混在:
保険適用の施術と称しながら、実際には長時間にわたるリラクゼーション目的のマッサージを行い、その一部だけを保険請求し、残りは自費として徴収する、といった複雑な料金体系。
これらの行為は、健康保険制度の適正な運用から逸脱しており、場合によっては不正請求とみなされる可能性があります。
もちろん、患者さんにとっては「安く施術を受けられるなら…」という気持ちもあるかもしれません。
しかし、このような運営は、本当に必要な施術が提供されず、根本的な改善に繋がらないばかりか、業界全体の信頼を損なうことにも繋がりかねません。
「技術」よりも「トーク」?マニュアル化された施術への疑問
患者さんの体は、一人ひとり全く違います。年齢、性別、生活習慣、体の歪み方、痛みの原因…千差万別です。
ですから、本来であれば、施術も一人ひとりの状態に合わせてオーダーメイドで行われるべきだと私は考えています。
しかし、私が経験した中には、
①誰に対しても同じような流れ作業の施術:
まるでマニュアル通りに、「次は〇〇を何分」「その次は△△を何分」といったように、画一的な施術が行われる。患者さんのその日の状態や訴えがあまり考慮されていないように感じる。
②施術時間の大半が電気治療や温熱療法:
施術者の手による「手技療法」の時間が極端に短く、多くの時間を電気治療器やホットパックなどの物理療法に充てている。もちろん物理療法も有効な場合がありますが、それだけに頼りすぎるのはどうか。
③「治す技術」よりも「納得させるトーク」に重点が置かれている?
施術技術の向上よりも、いかに患者さんにリピートしてもらうか、いかに高額なコースを契約してもらうか、といったコミュニケーション能力やセールストークの研修に力を入れているように見える院もありました。
もちろん、患者さんとのコミュニケーションは非常に大切です。
しかし、それはあくまで高い技術力と、患者さんの症状を改善したいという真摯な思いがあってこそ意味を持つものだと私は考えています。
技術の研鑽を怠り、表面的な対応だけで患者さんを繋ぎ止めようとする姿勢には、どうしても共感できませんでした。
私は、一人ひとりの患者さんとじっくり向き合い、その人にとって本当に必要な、質の高い手技療法を提供したいという思いが強くなりました。
私が「独立」を決意した、たった一つのシンプルな理由
ここまで、私が過去に感じてきた整体業界の「闇」とも言える部分についてお話ししてきました。
誤解しないでいただきたいのは、全ての整体院や整骨院がそうだというわけでは決してありません。
日々、患者さんのために情熱を持って素晴らしい施術を提供されている先生方がたくさんいることも、私は知っています。
しかし、残念ながら、私がこれまでお話ししてきたような現実に直面する中で、「このままではいけない」「もっと患者さんのためになることができるはずだ」という思いが、日に日に強くなっていきました。
そして、私が「独立」という道を選んだ、たった一つの、そして最もシンプルな理由は、
「本当に患者さんのためになる、嘘のない、本物の施術を、自分の責任と信念のもとで提供したい」
ただ、それだけだったのです。
- 売上目標やノルマに縛られることなく、一人ひとりの患者さんの症状改善だけを考えて施術に集中したい。
- 保険診療の枠にとらわれず、慢性的な症状や複雑な状態に対しても、最適な施術を自由に提供したい。
- 流れ作業のような施術ではなく、じっくりと時間をかけて、その人だけのオーダーメイドの施術プランを組み立てたい。
- 目先の利益ではなく、患者さんの長期的な健康と幸せを第一に考えられる院を作りたい。
そんな思いが、私を独立開業へと突き動かしました。
もちろん、独立は簡単なことではありませんでした。
資金面での苦労、集客の不安、経営の難しさ…たくさんの壁にぶつかりました。
しかし、「本当に患者さんのためになることをしたい」という強い信念があったからこそ、乗り越えられたのだと思っています。
まとめ:患者さんの笑顔のために…私が目指す「ホンモノ」の整体院
さて、今回は「整体業界の闇を暴露…私が「独立」を決意した本当の理由」という、少し踏み込んだテーマでお話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
もしかしたら、驚かれた方や、不快に思われた方もいるかもしれません。しかし、これは私が実際に感じてきたことであり、この業界がより良くなってほしいという切なる願いでもあります。
患者さんが安心して施術を受けられる環境を作るためには、まず私たち施術者自身が襟を正し、真摯に患者さんと向き合う姿勢が何よりも大切だと考えています。
では、今日のポイントをまとめます。
・整体業界には、残念ながら利益優先の運営や不適切な保険請求、マニュアル化された施術など、患者さんのためになっていないと感じられる側面が存在することがある。
・過剰な回数券販売やリピート獲得重視の姿勢は、本当に必要な通院計画から逸脱する可能性がある。
・保険診療の適用範囲を逸脱した不適切な請求は、制度の信頼性を損ない、患者さんの根本改善に繋がらない場合がある。
・施術技術の研鑽よりもセールストークに重点が置かれるような環境では、患者さん一人ひとりに合った質の高い施術が提供されにくい。
私が経営する「こころ鍼灸整骨院」では、目先の利益にとらわれず、患者さん一人ひとりの症状と真摯に向き合い、その方にとって本当に必要な施術を、心を込めて提供することを何よりも大切にしています。
これからも、業界の不透明な部分に流されることなく、常に患者さんの笑顔のために、そして、この業界全体の健全な発展のために、私自身ができることを真摯に続けていきたいと考えています。
悪徳整体院と”ホンモノ”の見分け方
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