不眠解消の秘訣!「〇〇」を変えれば、今日から快眠!

東角剛司

東角剛司

テーマ:精神的なストレス

みなさん、こんにちは!
こころ鍼灸整骨院の東角です。

「夜、布団に入ってもなかなか寝付けない…」

「夜中に何度も目が覚めてしまう…」

そんな「睡眠」に関するお悩み、抱えていませんか?

厚生労働省の調査によると、日本人の約5人に1人が睡眠に関する何らかの問題を抱えていると言われています。

「たかが睡眠不足」と軽く考えてしまうかもしれませんが、質の高い睡眠は、私たちの心と体の健康を維持するために、食事や運動と同じくらい、いや、それ以上に重要な役割を果たしているのです。

睡眠不足が続くと、集中力や記憶力の低下、イライラ、免疫力の低下、生活習慣病のリスク上昇など、様々な悪影響が現れてしまいます。

しかし、実は日常生活のほんのちょっとした「〇〇」を見直すだけで、つらい不眠が解消され、今日からグッスリと質の高い睡眠を手に入れられる可能性があります。

今回は、そんな不眠解消の秘訣について、その原因から具体的な対策まで、詳しくお話ししていきたいと思います。

なぜ眠れないの?不眠を引き起こす主な原因

まず、不眠の原因は一つではなく、様々な要因が複雑に絡み合っていることが多いです。


1.ストレス(精神的なもの):

現代社会における不眠の最大の原因の一つが、やはり「ストレス」です。
仕事のプレッシャー、人間関係の悩み、将来への不安、家庭環境の変化など、精神的なストレスを感じると、脳が興奮状態になり、リラックスして眠りにつくことが難しくなります。
ストレスを感じると、交感神経(体を活動的にする神経)が優位になり、副交感神経(体をリラックスさせる神経)への切り替えがうまくいかなくなるのです。



2.生活習慣の乱れ:

不規則な睡眠時間: 就寝時間や起床時間がバラバラだと、体のリズムが乱れ、自然な眠りが妨げられます。

寝る前のカフェイン・アルコール摂取: コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは覚醒作用があり、寝つきを悪くします。アルコールは一時的に眠気を誘いますが、睡眠の質を低下させ、夜中に目が覚めやすくなる原因になります。

寝る前の激しい運動や熱すぎるお風呂: 体温が上がりすぎたり、交感神経が刺激されたりして、寝つきが悪くなることがあります。

寝る前のスマートフォン・パソコンの使用: ブルーライトは脳を覚醒させ、睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌を抑制してしまいます。



3.睡眠環境の問題:

騒音・光: 寝室が明るすぎたり、騒がしかったりすると、リラックスできず眠りが浅くなります。

温度・湿度: 寝室が暑すぎたり寒すぎたり、乾燥しすぎたりジメジメしたりするのも、快適な睡眠を妨げます。

合わない寝具: 硬すぎる、または柔らかすぎるマットレス、高さの合わない枕などは、体に負担をかけ、寝心地を悪くします。



4.身体的な要因:

体の痛みやかゆみ: 腰痛、肩こり、関節痛、アトピー性皮膚炎などによるかゆみは、睡眠を妨げる大きな原因となります。

頻尿: 夜中に何度もトイレに起きると、睡眠が中断されてしまいます。

睡眠時無呼吸症候群: 睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりする病気で、いびきや日中の強い眠気を伴います。

むずむず脚症候群: 脚に不快な感覚(むずむずする、虫が這うような感じなど)が現れ、じっとしていられなくなる病気で、特に入眠時に症状が出やすいです。



5.心の病気:

うつ病や不安障害などの精神疾患は、不眠の症状を伴うことが非常に多いです。



6.薬の副作用:

服用している薬の種類によっては、副作用として不眠が現れることもあります。


このように、不眠の原因は多岐にわたります。ご自身の生活習慣や体の状態を振り返ってみて、思い当たる原因がないか考えてみましょう。

不眠が体に与える悪影響!「たかが睡眠不足」と侮るなかれ

「ちょっとくらい寝不足でも大丈夫!」と思っている方もいるかもしれませんが、睡眠不足が慢性化すると、心身に様々な悪影響が現れてきます。


1.日中のパフォーマンス低下:

集中力、記憶力、判断力、作業効率などが著しく低下し、仕事や勉強の能率が悪くなります。
うっかりミスが増えたり、大事なことを忘れてしまったりすることも。



2.気分の落ち込み・イライラ:

睡眠不足は、精神的な安定を保つために重要なセロトニンなどの脳内物質のバランスを崩し、気分が落ち込んだり、イライラしやすくなったりします。
感情のコントロールが難しくなり、人間関係にも影響が出てしまうかもしれません。



3.免疫力の低下:

睡眠中には、体の免疫機能を高める物質が分泌されます。睡眠不足になると、免疫力が低下し、風邪をひきやすくなったり、病気にかかりやすくなったりします。



4.生活習慣病のリスク上昇:

慢性的な睡眠不足は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、心臓病、脳卒中といった生活習慣病の発症リスクを高めることが分かっています。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、体の修復や代謝に関わっていますが、睡眠不足でその分泌が減ると、これらの病気のリスクが上がるのです。



5.肥満のリスク上昇:

睡眠不足は、食欲を増進させるホルモン(グレリン)を増やし、食欲を抑えるホルモン(レプチン)を減らしてしまうため、食べ過ぎに繋がりやすくなります。
また、代謝も低下するため、脂肪が蓄積しやすくなり、肥満のリスクが高まります。



6.肌荒れ・老化の促進:

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促す働きもあります。睡眠不足になると、肌荒れやくすみ、シワ、たるみなど、肌の老化が進みやすくなります。


このように、睡眠不足は私たちの心と体に深刻なダメージを与える可能性があるのです。

今日から快眠!不眠解消のための「〇〇」を変える秘訣

では、つらい不眠を解消し、質の高い睡眠を手に入れるための”今日から実践できるテクニック・秘訣”をご紹介します。


秘訣1:「睡眠環境」を見直す!快適な寝室づくりのポイント

①光のコントロール: 寝室はできるだけ暗くしましょう。遮光カーテンを利用したり、アイマスクを使ったりするのも効果的です。寝る1時間前からは、スマートフォンやパソコンなどのブルーライトを浴びないようにしましょう。

②音の対策: 静かな環境が理想ですが、難しい場合は、耳栓をしたり、ホワイトノイズマシン(単調な音を出す機械)を使ったりするのも良いでしょう。

③温度と湿度: 夏場は25~26℃、冬場は22~23℃くらい、湿度は50~60%程度が快適な睡眠環境の目安です。エアコンや加湿器・除湿器を上手に活用しましょう。

④寝具選び:

マットレス: 適度な硬さで、寝返りが打ちやすく、体圧が均等に分散されるものを選びましょう。柔らかすぎると腰が沈み込み、硬すぎると体に負担がかかります。

枕: 仰向けで寝た時に、首の自然なカーブ(頸椎の前弯)を保てる高さが理想です。横向きで寝る場合は、首とマットレスの間に隙間ができない高さが良いでしょう。素材や形状も様々なので、自分に合ったものを見つけることが大切です。

掛け布団: 季節に合わせて、軽くて保温性・通気性の良いものを選びましょう。



秘訣2:「寝る前の習慣」を変える!リラックスモードへのスイッチ

①ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる: 就寝の1~2時間前に、38~40℃くらいのぬるめのお湯に20~30分程度浸かると、体の深部体温が一時的に上がり、その後下がることで自然な眠気を誘います。リラックス効果も抜群です。

②リラックスできる音楽を聴く・アロマを焚く: 心地よい音楽(クラシックやヒーリングミュージックなど)を聴いたり、ラベンダーやカモミールなどのリラックス効果のあるアロマオイルを焚いたりするのもおすすめです。

③軽いストレッチや瞑想: 寝る前に軽いストレッチで体の緊張をほぐしたり、瞑想で心を落ち着かせたりするのも効果的です。

④温かい飲み物を飲む(ノンカフェイン): ホットミルクやハーブティー(カモミール、リンデンなど)は、体を温め、リラックス効果を高めてくれます。

⑤寝る前の食事・カフェイン・アルコール・喫煙は避ける: 就寝直前の食事は消化活動で眠りを妨げます。カフェイン、アルコール、ニコチンは覚醒作用があるため、就寝4時間前くらいからは摂取を控えましょう。



秘訣3:「日中の過ごし方」が夜の睡眠を決める!

①朝日を浴びて体内時計をリセット: 朝起きたら、まずはカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。体内時計がリセットされ、夜の自然な眠りに繋がります。

②適度な運動を習慣にする: 日中に適度な運動(ウォーキングやジョギングなど)をすると、心地よい疲労感が得られ、夜の寝つきが良くなります。ただし、寝る直前の激しい運動は避けましょう。

③昼寝は短時間で: もし昼寝をするなら、午後3時くらいまでに、15~20分程度に留めましょう。長すぎる昼寝や夕方以降の昼寝は、夜の睡眠に悪影響を与えます。

④ストレスを上手に解消する: 自分なりのストレス解消法を見つけ、日中にこまめにストレスを発散することが大切です。



秘訣4:「体の歪み」を整えて、リラックスしやすい体へ!

意外に思われるかもしれませんが、体の歪み(特に骨盤や背骨、首の歪み)も、不眠の原因となることがあります。
体の歪みは、筋肉の過度な緊張を引き起こし、血行不良を招きます。
また、自律神経の通り道である背骨が歪むことで、自律神経のバランスが乱れやすくなり、交感神経が優位な状態(緊張・興奮モード)が続いてしまうのです。

これでは、いくらリラックスしようとしても、体がなかなか「休息モード」に切り替わってくれません。
整体や鍼灸などで体の歪みを整え、筋肉の緊張を和らげることは、自律神経のバランスを整え、副交感神経(リラックスモード)が働きやすい体を作るのに役立ちます。

結果として、自然な眠りにつきやすくなることが期待できるのです。

まとめ:不眠解消の秘訣は「〇〇」の見直し!質の高い睡眠で毎日を元気に

さて、今回は「不眠解消の秘訣!「〇〇」を変えれば、今日から快眠!」というテーマでお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?

つらい不眠も、日常生活のちょっとした「〇〇」を見直すことで、改善できる可能性があることをご理解いただけたかと思います。

では、本日のポイントをまとめます。

・不眠の原因は、ストレス、生活習慣の乱れ、睡眠環境、身体的・精神的要因、薬の副作用など多岐にわたる。

・睡眠不足は、日中のパフォーマンス低下、気分の落ち込み、免疫力低下、生活習慣病や肥満のリスク上昇、肌荒れなど、心身に悪影響を及ぼす。

・不眠解消の秘訣として、睡眠環境(光・音・温度湿度・寝具)の見直し、寝る前の習慣(入浴、リラックス法、飲食注意)の改善、日中の過ごし方(朝日、運動、昼寝)の工夫、そして体の歪みを整えることが挙げられる。

・体の歪みは自律神経の乱れに繋がり不眠の原因となるため、整体や鍼灸でケアすることも有効である。

もし、あなたが今、不眠の悩みをお持ちでしたら、まずは今日からできる「〇〇」の見直しを始めてみてください。

そして、「たかが睡眠」と侮らず、質の高い睡眠を確保することが、健康で活力に満ちた毎日を送るための基本であることを、ぜひ心に留めておいてくださいね。

こころ鍼灸整骨院

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東角剛司
専門家

東角剛司(柔道整復師・はり師・きゅう師)

こころ鍼灸整骨院

構造医学の視点から、個々の体の動かし方に合わせて骨格を整えます。肩や腰などの慢性的な痛みに向き合い、整骨院に通わずに済む健康な体づくりをサポート。実務者向けのセミナーも開催しています。

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