股関節の痛み|歩き始めや立ち上がりが辛い【変形性股関節症】のケア
みなさん、こんにちは!
こころ鍼灸整骨院の東角です。
厚生労働省の調査によると、”頭痛”は肩こりや腰痛と並んで、多くの方が悩まされている症状の一つだそうです。
今回は、多くの方を悩ませる頭痛について、その様々な原因、特に見落とされがちな「隠れた原因」、そして今日からできる対策について、詳しくお話ししていきたいと思います。
あなたの頭痛はどのタイプ?まずは種類を知ろう!
一口に「頭痛」と言っても、実は様々な種類があり、原因や対処法も異なります。
大きく分けると、命に関わるような病気が原因ではない「一次性頭痛(機能性頭痛)」と、何らかの病気が原因で起こる「二次性頭痛」があります。
まずは、代表的な「一次性頭痛」のタイプを見ていきましょう。
1.緊張型頭痛(きんちょうがたずつう):最も多いタイプ
頭全体がギューッと締め付けられるような、圧迫されるような鈍い痛みが特徴です。
首や肩のこりを伴うことが多く、パソコン作業や長時間の運転、精神的なストレスなどが誘因となると言われています。
「ヘルメットをかぶったような感じ」「頭に重石を乗せられたような感じ」と表現されることもあります。
2.片頭痛(へんずつう):ズキンズキンと脈打つ痛み
こめかみから目のあたりにかけて、ズキンズキンと脈打つような強い痛みが特徴です。
片側だけに起こることが多いですが、両側に起こることもあります。
吐き気や嘔吐を伴ったり、光や音、匂いに敏感になったりすることもあります。
「閃輝暗点(せんきあんてん)」といって、目の前にギザギザした光が見えるなどの前兆が現れることも。
ストレス、寝不足・寝すぎ、女性ホルモンの変動、特定の食べ物(チョコレート、チーズ、赤ワインなど)などが誘因となると考えられています。
3.群発頭痛(ぐんぱつずつう):耐え難い激しい痛み
目の奥をえぐられるような、焼けるような、非常に激しい痛みが特徴で、「頭痛の王様」とも呼ばれるほどです。
一定期間(数週間~数ヶ月)、毎日のように同じ時間帯(特に夜間や睡眠中)に起こり、一度始まると1~2時間続きます。
目の充血、涙、鼻水、鼻づまり、顔の発汗などを伴うことが多いです。
原因はまだ完全には解明されていませんが、体内時計の乱れや喫煙、飲酒などが関与していると考えられています。男性に比較的多く見られます。
これらの一次性頭痛は、命に別状はありませんが、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
一方、「二次性頭痛」は、くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎など、脳や頭部の病気が原因で起こる頭痛で、命に関わる危険性があるため、緊急の対応が必要です。
「今まで経験したことのないような激しい頭痛」「突然始まった頭痛」「手足の麻痺やろれつが回らないなどの神経症状を伴う頭痛」「高熱を伴う頭痛」などの場合は、ためらわずにすぐに医療機関を受診してください。
「いつもの頭痛」と油断しないで!隠れた原因「〇〇」とは?
さて、多くの方が悩む緊張型頭痛や片頭痛ですが、その背景には、一般的に言われるストレスや生活習慣の乱れ以外にも、見落とされがちな「隠れた原因」が潜んでいることがあります。
隠れた原因1:首の歪み・ストレートネック
以前のコラムでも詳しくお話ししましたが、スマートフォンの使いすぎや長時間のデスクワークによる「ストレートネック」は、頭痛の大きな原因の一つです。
首の骨(頸椎)の自然なカーブが失われると、頭の重さをうまく支えられなくなり、首や肩周りの筋肉が常に緊張状態になります。
この筋肉の緊張が血管を圧迫して血行不良を引き起こしたり、神経を刺激したりして、緊張型頭痛や、時には片頭痛のような症状を誘発することがあるのです。
「首の後ろがいつも張っている」「上を向きにくい」といった症状がある方は、ストレートネックが原因かもしれません。
隠れた原因2:噛み合わせの不具合・顎関節症(がくかんせつしょう)
歯ぎしりや食いしばりの癖、噛み合わせの悪さ、顎関節症なども、頭痛と深く関わっていることがあります。
顎の周りの筋肉(咀嚼筋:そしゃくきん)が過度に緊張すると、その緊張が側頭部(こめかみのあたり)や首の筋肉にも波及し、頭痛を引き起こすのです。
特に、朝起きた時に顎がだるかったり、こめかみが痛かったりする場合は、夜間の歯ぎしりや食いしばりが原因かもしれません。
隠れた原因3:眼精疲労の蓄積
パソコンやスマートフォン、細かい作業などで目を酷使すると、目の周りの筋肉だけでなく、首や肩の筋肉も緊張します。
この眼精疲労が慢性化すると、頭痛(特に緊張型頭痛)を引き起こしやすくなります。
「目がショボショボする」「ピントが合いにくい」といった目の症状と共に頭痛がある場合は、眼精疲労が原因の一つと考えられます。
隠れた原因4:気圧の変化・天候
「雨が降る前になると頭が痛くなる…」という方、いらっしゃいませんか?
気圧の急激な変化は、自律神経のバランスを乱しやすく、血管の収縮や拡張に影響を与えて頭痛(特に片頭痛)を引き起こすことがあると言われています。これは「天気痛」や「気象病」とも呼ばれます。
隠れた原因5:特定の食べ物や飲み物
片頭痛の場合、チョコレート、チーズ、赤ワイン、柑橘類、ナッツ類などに含まれる特定の成分が、血管を拡張させたり、神経を刺激したりして、頭痛を誘発することがあります。
また、カフェインの摂りすぎや、逆に急にカフェインを中断することも、頭痛の原因になることがあります(カフェイン離脱頭痛)。
これらの「隠れた原因」は、日常生活の中に潜んでいるため、なかなか自分では気づきにくいかもしれませんね。
あなたの頭痛の原因は?簡単セルフチェック
ご自身の頭痛が、どのような原因と関連している可能性があるのか、簡単なセルフチェックで確認してみましょう。
□ スマートフォンやパソコンを1日に3時間以上使用する。
□ デスクワーク中、気づくと猫背になっている、または頭が前に出ている。
□ 朝起きた時、首や肩が凝っていることが多い。
□ 歯ぎしりや食いしばりを指摘されたことがある、または自覚がある。
□ 口を開けると顎がカクカク鳴る、または口が開きにくい。
□ 天気が悪くなる前や、季節の変わり目に頭痛が起こりやすい。
□ 特定の食べ物(チョコレート、チーズ、赤ワインなど)を食べた後に頭痛が起こることがある。
□ コーヒーや紅茶など、カフェインを含む飲み物を毎日たくさん飲む。
□ ストレスを感じやすく、リラックスする時間が少ない。
□ 睡眠時間が不規則だったり、寝不足気味だったりする。
これらの項目に複数当てはまる方は、頭痛の原因が一つではなく、いくつかの要因が複合的に絡み合っている可能性があります。
今日からできる!つらい頭痛を和らげるセルフケア
つらい頭痛を少しでも和らげるために、今日からできるセルフケアをご紹介します。ただし、これらの方法はあくまで対症療法であり、根本的な原因解決には専門家のアドバイスが必要です。また、症状がひどい場合や、いつもと違う頭痛の場合は、自己判断せずに医療機関を受診してくださいね。
1.首や肩周りを温める(緊張型頭痛の場合):
緊張型頭痛の場合は、首や肩周りの筋肉の緊張を和らげ、血行を促進することが効果的です。
蒸しタオルやホットパックなどで首の後ろや肩を温めたり、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったりしてみましょう。
2.こめかみや痛む場所を冷やす(片頭痛の場合):
片頭痛の場合は、血管が拡張して炎症が起きているため、冷やすことで血管を収縮させ、痛みを和らげる効果が期待できます。
冷たいタオルや保冷剤などをタオルで包み、こめかみや痛む場所に当ててみましょう。
3.暗くて静かな場所で休む(片頭痛の場合):
片頭痛は、光や音に敏感になることが多いので、できるだけ暗くて静かな、刺激の少ない場所で安静にすると症状が和らぐことがあります。
4.軽いストレッチやマッサージ:
首や肩周りの筋肉をゆっくりと伸ばすストレッチや、指で優しくこめかみや首筋をマッサージするのも、緊張型頭痛の緩和に役立ちます。ただし、片頭痛の発作中にマッサージを行うと、かえって症状が悪化することがあるので注意が必要です。
5.水分をこまめに摂る:
脱水状態になると、頭痛が悪化することがあります。特に夏場や運動後などは、意識して水分を摂るようにしましょう。
6.カフェインを上手に利用する(または控える):
カフェインには血管を収縮させる作用があるため、片頭痛の初期に少量摂取すると痛みが和らぐことがあります。
しかし、摂りすぎると逆に頭痛を誘発したり、緊張型頭痛を悪化させたりすることもあるため、適量を心がけましょう。
また、カフェイン離脱頭痛を防ぐためには、急に摂取をやめないようにすることも大切です。
7.アロマテラピーやハーブティーでリラックス:
ラベンダーやペパーミントなどのアロマオイルの香りや、カモミールティーなどのハーブティーは、リラックス効果があり、頭痛の緩和に役立つことがあります。
これらのセルフケアは、あくまで一時的な症状緩和が目的です。根本的な原因にアプローチするためには、専門家の力が必要になることが多いのです。
まとめ:頭痛の原因は多種多様!「〇〇」を見つけて根本改善へ
さて、今回は「頭痛の原因は〇〇にあり!?」というテーマでお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?
頭痛と一言で言っても、その種類や原因は本当に様々で、見過ごされがちな「隠れた原因」もたくさんあることをご理解いただけたかと思います。
では、本日のポイントをまとめます。
・頭痛には、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛などの一次性頭痛と、病気が原因の二次性頭痛がある。
・一次性頭痛の隠れた原因として、首の歪み(ストレートネック)、噛み合わせ、眼精疲労、気圧の変化、特定の飲食物などが挙げられる。
・セルフチェックで原因の可能性を探り、気になる場合は専門家に相談することが重要である。
・セルフケアとして、温める・冷やす(タイプによる)、安静、ストレッチ、水分補給、カフェイン調整、リラックス法などがあるが、あくまで対症療法である。
「いつもの頭痛だから…」と安易に自己判断せず、ご自身の頭痛のタイプや原因をしっかりと見極めることが、根本的な改善への第一歩です。
そして、その「〇〇」という隠れた原因を見つけ出し、適切に対処することで、長年の頭痛の悩みから解放される可能性は十分にありますよ。
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