ナプキンを深堀してみる
教養とは 学問や知識を身に付けることによって備わる、心の豊かさ
テーブルナプキンとティーナプキン 大きさだけの違いと思われがちですが、実は使い方も違います
テーブルナプキンは、手を拭ったり 口を拭いたりと、ソースなどで少し汚れている方が、美味しかったのサインになります
日本では、口を拭くことをためらう方が多いようですが、そうではありません
色がつくような汚し方ではなく お口の油分を拭う
また 使う順序があります
その前に 楽しみ方
そう、よく聞く
”マリアージュ”
これは食事と飲み物(主にワインや野菜 フルーツのジュースなど) のマリアージュ 結婚のような相手を引き立てあう また輝かせあうもの
食べ物を口にし、そして味わう その余韻と 飲み物の出会い
そこにさらに美味しさを感じる そんなマリアージュ
でも、西洋料理では、クリームやオイル バターなど 脂質 たんぱく質を多く含むものが使われています
お口の周りに付いていなくても
唇
に付いているのです
ですので、
食べ物をお口に運ぶ
↓
お口から食べ物がなくなる
↓
テーブルナプキンでお口を拭う
↓
グラスを取る
という風になります
これで、グラスにつく油分(よく唇の跡がグラスに残ってますよね それを付けないために テーブルナプキンで唇を拭う 押えるのです)
もちろん 毎回、マリアージュ (飲み物を飲む)ことは、絶対ルールではありません
お口の中のリフレッシュに 付け合わせであるとか
昔であれば、お肉料理にはサラダが同時にサーブされてましたよね
また、ルールとして女性であれば、テーブルナプキンに口紅がべったりつくことの無いように
お食事前に、少しペーパーや懐紙で押さえておかれるのも、素敵な行為かと思います
さて、ティ―ナプキン こちらは刺繍が施してあったりと、繊細な作りになっております
また大きさもハンカチ程度
細やかな刺繍や飾りがあることから、毎回 洗濯をするものではありません
では、”飾り” かというとそうではなく、間(あいだ)にペーパーナプキンを挟み、使うときはそちらで拭うというのが正式なマナー
迎える側が、挟んでくれている場合もありますが、ブッフェ(配膳台)にティーナプキンと共にペーパーナプキンが置かれているときは
お客様のマナーとして、ご自身で挟みます
もし、ご用意がなければ、ご自分の懐紙などを挟まれるもの、大人の工夫ですよね
リネンはその家の大切なものであり、それを揃えられることの、豊かさを感じるものです
モノがあふれている現代
でも、物を大切に扱うのは、日本も諸外国も一緒
また、そのひとつひとつに お店や家柄の好み 心の豊かさ 色々なものが感じられるアイテムになります
昔は、物がない時代だからこそ、大切に扱うことは日常でしたが、資源が限られていると知った現代でも、率先して行いたいものですね
大人の品格 物を大切にし、次世代に託せるように扱う 素敵な事ですよね