宝石の価値を知った上でリフォームする必要性
今日は、宝石リフォームをすることで余ってしまった古枠(地金)の
有効利用についてご紹介させていただきます。
こちらお馴染みの「立て爪指輪」と言われるものですが、すでに留まってあったダイヤモンドは
ほかのデザインにリフォームされて、余ってしまったものです。
「古枠」と主に呼ばれています。
この余ってしまった「古枠」ってどうするの?
という素朴な疑問が沸いてくるかと思いますが、
古枠を地金相場で下取りをして、リフォーム代金と相殺したものがお客様の負担になることが一般的です。
イメージを掴んでいただくために最近の当店の事例を用いてご説明をさせていただきます。
こちらリフォーム前の画像。爪が高くて使いづらい・・。
もう少しフラットなひっかかりのないデザインにできないかな?
そんなご相談でした。
そして出来上がったのがコチラ。
お客様のご希望に沿った素敵なデザインに出来上がりました。
実際にリフォームにかかった費用は、
新たなデザイン枠の代金、そして工賃などを含めて ¥ 88,000
でした。
そして、ダイヤを外して不要になった枠は ¥ 11,000 で下取り。
(下取りは地金の重さによって決まります)
相殺して ¥ 77,000 が最終的なお客様のご負担になる。
そんな流れが一般的です。
お客さまにとっては、少し得した気分になる方もおられます。
ただ、もう一つ選択肢がありますよ!!
というのがこのコラムの本題。
せっかくなので、古枠を使って何か新しいものを作りましょうよ!
というご提案。
今回の事例で古枠を使ったお作りさせていただいたのが、コチラ
右側のシンプルな甲丸リングと言われるデザインです。
このラインを引いたところで切断し、地金を足して仕上げて
お作りさせていただきました。
まるで新品のような出来上がりです。
加工賃は ¥ 11,000
プラスアルファの費用はかかりましたが、1つの指輪がきれいな2つの指輪に生まれ変わりました。
とても有効な再利用な方法だと思いませんか?
ぜひ、皆様もリフォームの際に生じた「古枠」の利用方法についても考えてみてくださいね。