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コラム
形見の指輪の地金をそのまま再利用して新たな指輪を作り上げる
2020年5月13日
よくあるお客様からのご質問の中に、
「地金をそのまま使ってデザインを変えることはできますか?」
というものがあります。
なぜ、このようなご質問が生まれるのか?
それは、ジュエリーのリフォームは
ダイヤモンド、カラーストーンの石素材をそのまま使い、地金素材については新たな地金を
使うことが一般的だからです。
きっと質問者の意図には、
「大切な人から譲り受けたものだから、地金そのもの違うものではなくて、
その大切な人が身に着けていたものを着けたい」
ことがあるのだと思います。
この質問についての回答としては、
「条件をいくつかご理解いただければそのままの素材でお作りすることは可能です」
(条件 その1)
地金を加工する際に、約3割ほど地金の分量(グラム)が減ってしまう。。
(条件 その2)
繊細なデザイン(爪を立てたり、カーブしたり)を作るのは困難なのでシンプルなデザインのみへの
リフォームが可能。
以下の事例にて、その条件をわかりやすくご説明させていただきます。
こちらお祖母さんから譲り受けた形見の指輪。
サイズも合わなくて、少し太いのでもう少し細身の指輪にリフォームができたら・・。
そして、先のご質問にあったように
「形見だからできれば、そのまま地金を使いたい」
というリクエストでした。
リフォーム前には重さを計測してみるとk18が4.0g
そして、このような感じに若い方が気軽に身に着けれるデザインに
作り直させていただきました(もちろん地金はそのまま利用して)
すっきりした印象ですね。
出来上がり後の重さを計測してみると少し余った地金を含めて 3.1g
先の(条件 その1)にあったように0.3gほど加工の際に地金が減りました。
そして(条件 その2)のように繊細なデザインはなく、シンプルなデザインに
生まれ変わらせることができました。
このような地金をそのまま使う宝石のリフォームの方法もありますので
ご参考にしてみてくださいね。
参考までに、地金をそのまま使って再加工したリフォームの事例をご紹介しておきます。
お祖母さんの指輪の地金をそのまま使った新たなデザインにリフォーム
譲り受けたゴールドの平打ちの指輪を甲丸タイプの指輪にリフォーム
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