新年度に必須!睡眠研修で健康経営を強化
〜経営者・自治体・教育機関が今すぐ取り組むべき睡眠教育〜
今日9月3日は「ぐっ(9)すり(3)」の語呂合わせから制定された、
日本独自の記念日「睡眠の日」です。
本当は「くっ(9)すり(3)」なのかもしれませんね。
改めて“睡眠の大切さ”を考えるきっかけになる一日です。
夏の講話で見えたリアルな声
この夏、睡眠に関する講話を開催しました。受講者の感想で最も多かったのは、
「睡眠の質が良くない」
「睡眠時間が足りていないと自覚している」
という声でした。つまり多くの方が「睡眠不足を自覚しているのに、改善方法がわからない」という悩みを抱えているのです。
日本人の睡眠は世界最低レベル
2021年、OECD(経済協力開発機構)の調査では、日本人の平均睡眠時間は 7時間24分。
世界平均の 8時間28分 と比べると、1時間以上短いことがわかっています。
さらに注目すべきは男女差です。
この結果は「日本人女性が世界で最も睡眠不足である」という衝撃的な事実を示しています。
4年が経った今、状況はさらに悪化している可能性が高いと予測できます。
そもそも、なぜ睡眠が必要なのか?
よく講座の冒頭でお聞きする質問があります。
「みなさんは、なぜ眠るのでしょうか?」
多くの回答は
「夜だから」「休息するため」「脳を休ませるため」など。
確かにどれも正解ですが、睡眠にはもっと重大な役割があります。
研究では、脳を持たない生物でさえ「睡眠に似た休息」をとっていると考えられていましたが、近年では脳を持たない生物も眠っていると発表されています。
つまり、命あるものにとって睡眠は生命維持に必然なんだと思います。
睡眠不足が引き起こすリスク
睡眠不足が続くと、私たちの生活に次のような影響が現れます。
• 記憶力・集中力の低下
• 認知症リスクの上昇
• うつ病・不安障害の発症リスク
• 仕事のパフォーマンス低下
• 肥満や糖尿病などの生活習慣病
• 労働ミスや交通事故の増加
• 学力低下や不登校
つまり、睡眠は「個人の健康問題」にとどまらず、
経営課題・地域課題・教育課題そのものだといえます。
適切な睡眠時間とは?
厚生労働省は「成人の推奨睡眠時間は7〜8時間」としています。
ただし、これはあくまで目安。年齢や生活環境などによって最適時間は異なります。
自分にあった睡眠時間をデータ化し、最適な時間を探すことが大事です。
さらに重要なのは「睡眠時間」に加え「睡眠の質」です。
• 朝スッキリ目覚めた
• 日中の眠気がない
• 心身が健康的に一日を過ごせる
というシンプルな指標で確認ができます。
睡眠の質を高めるポイント
眠りの深さや入眠のしやすさには、生活環境やルーティーンが大きく関わります。
• 寝る前の強い光(スマホ・PC画面)
• カフェインや寝酒の習慣
• 寝室の温度・湿度・明るさ
これらを整うだけで、睡眠の質に期待がもてます。
日本には“睡眠教育”が不足している
残念ながら日本では、幼少期から睡眠について学ぶ機会がほとんどありません。
「大事なのはわかる」でも「正しい知識を持っていない」という人が圧倒的多数です。
健康経営、地域づくり、教育現場、どの分野でも「睡眠教育」は今後ますます重要になります。
いま取り組むべきタイミングは「秋」
夏の酷暑を越え、秋は日照時間が短くなり「生活リズムを整えやすい季節」です。
この時期に企業研修や市民研修、幼稚園や学校での睡眠教育を導入することは、健康意識を高める絶好のチャンスです。
冬になると、日照不足によって再び睡眠の質が低下します。今こそ取り組むべき時期です。
講座・研修のご案内
正しい知識と環境づくりがあれば、
睡眠はセルフコントロールで改善する力があります。
10月・11月開催分については、まだ余裕があります。
• 経営者・人事担当者様
• 市町村の地域課・社協関係者様
• 教育委員会・商工会議所の皆様
• 幼稚園・保育園関係者様
ぜひこの機会に「睡眠教育」を取り入れてください。
眠りを整えることは、人材育成・地域活性化・教育の質向上に直結します。
冬の睡眠低下が訪れる前に、ぜひご相談ください。
皆様の組織・地域の未来に役立つ研修をご提案させていただきます。



