なぜ無駄なことや意味のない時間が、人生を幸せにするのか?
「自分の使命は何だろう?」
このように考えるということは、
・今の自分の生き方に満足していない
・自分を最大限に活かせていない感覚がある
・社会貢献したいけど、それが形になっていない
そういった感覚があるのではないでしょうか?
この記事ではあなたの強みや才能を活かした
「使命を知る方法」を3ステップでご紹介します。
こんにちは。
公認心理師の大城ケンタです。
よろしくお願いします。
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使命とは何か?
使命とは、「使者として受けた命令」「使者としての務め」のことです。
つまり、与えられた命を
どのように使うかということです。
命の使い方には以下の2つのパターンに分かれます。
①自分の為に命を使う
②社会や地球の為に命を使う
一つずつ解説していきます。
①自分の為に命を使う生き方
自分の為に命を使うとは、
自分の欲を満たして人生を楽しむ生き方です。
・幸せになりたい
・もっと成長したい
・成功して豊かな暮らしをしたい
・幸せな家庭を築きたい
このように自分の為に命を使って
人生を楽しみたいのであれば、
わざわざ使命を見つける必要はありませんよね。
自分の人生を楽しんだらいいのです。
それも人生の醍醐味でしょう。
自分の為に命を使うことは素敵なことです。
ところが、使命を見つけたいという人は、
自分の為に命を使うのでは心が満たされないのです。
②社会や地球の為に命を使う生き方
自分の為に命を使うことでは、
心が満たされない人はどうしたらいいのでしょうか?
それは自分以外の為に命を使うのです。
使命とは、自分の為に命を使うのではなく、
社会や地球の為に命を使うことです。
社会や地球をより良くしていく為に
自分の命を使うことで心が満たされる。
それが使命を果たすということです。
例えば、次のような思いを持つ人が多く
・自分らしく生きる人を増やす
・生きやすくなる人を増やす
・皆が平和でいられる環境を作る
・愛を感じて生きる人を増やす
・喜びを感じて輝く人を増やす
このように社会や地球が良くなるように
自分の強みや才能を活かして使命を全うするのです。
【補足】両者のバランスを取る
①自分の為に命を使う生き方
②社会や地球の為に命を使う生き方
この2つについて、
どちらか一方を選択する必要はありません。
例えばイメージ的に4割は、
自分の為に命を使う時間を持つ。
残りの6割は、
社会や地球の為に命を使う時間を持つ。
このような両者のバランスを取りながら
生きていくのが現実的と言えるでしょう。
使命が見つからない2つの理由
使命が見つからない理由を2つご紹介します。
①嫌々仕方なく生きているから
使命が見つからない一つ目の理由は、
嫌々仕方なく生きているからです。
やらなければならないことや、
考えなければならないことが多すぎるのです。
・嫌々仕方なく仕事をしている
・嫌々仕方なく生活をしている
・他人に振り回される
・言いたいことが言えない
・他人に対してイライラや不満が多い
・日常生活に追われて生活している
・お金のことを常に考えている
こういった人は、
「今抱えている苦痛を取り除きたい」
「今抱えている苦悩から解放されたい」
これが直近の課題なのです。
つまり、自分の命を
社会や地球の為に使う余裕がないのです。
使命に生きることよりも、
今直面している苦悩から解放されることが優先です。
②自分の為に命を使っているから
使命が見つからない二つ目の理由は、
自分の欲を満たそうとしているからです。
・幸せな家庭を築きたい
・自分の夢を叶えたい
・理想の生活を手に入れたい
・思い通りの人生を送りたい
・充実した楽しい人生を送りたい
・安定した会社に就職したい
こういった生き方を否定しているのではありません。
ただ自分の為に命を使っていると、
使命は見つからないということです。
つまり、使命を見つけるためには、
様々な欲や執着が薄くなってきた時が
使命に目覚めるタイミングなのです。
自分の使命を見つける3ステップ
それでは、ここからは使命の見つけ方を3ステップでご紹介します。
【ステップ①】アイデンティティを明確にする
「自分は何者か?」「私は〇〇です」
と自分を表現することを心理学では
「アイデンティティ」と呼びます。
例えば、
・私は愛情深い人です
・私は優雅に微笑む人です
・私は本質で生きる人です
・私は太陽です
・私はセラピストです
このように何が正解という訳ではなく、
「自分が自分のことをどのように定義しているか」
ということがポイントになります。
では、ここであなたに質問します。
【質問】
自分のことを「私は〇〇です」「私は〇〇な人です」と表現するとしたら、どんな表現がピッタリきますか?
※現在の自分でなくても、「こんな自分でありたい」という願望でも構いません。
なぜ使命を見つける為に、
アイデンティティを明確にする必要があるのか?
その例を一つを挙げてみます。
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イエス・キリストは自分のことを「私は神の子だ」と言いました。だからこそ、「神の教えを広めなければならない」と強い使命感を持ち、命懸けで布教したのです。
もしイエス・キリストが「私は少し変わった人間です」というアイデンティティを持っていたら、命を懸けて布教しなかったのではないでしょうか。
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この例からも分かるように、使命感を持ってお役目を果たす為には、「自分が何者か?」というアイデンティティを明確にすることが大事なのです。
【ステップ②】アイデンティティに沿った行動を取る
アイデンティティが明確になったら、
アイデンティティに沿った行動を取ることが大事です。
アイデンティティに沿った行動を見つけるには、
「だから」という接続詞を使う良いでしょう。
例えば、
・私は愛情深い人です。だから、愛情を持って接し、愛を広げます。
・私は優雅に微笑む人です。だから、慈しみを持って接し、微笑む人を増やします。
・私は本質で生きる人です。だから、本当に生きたい生き方を考える場所を作ります。
・私は太陽です。だから、私はみんなの良さを見つけ、それを最大限発揮することで、世の中に貢献します。
・私はセラピストです。だから、勇気と安心を与え、自分らしく生きる人を増やします。
アイデンティティに沿った行動が見えてきたら、
次はあなたの強みや才能、経験を活かして、
さらに具体的な活動に落とし込んでいきます。
例えば、セラピストやカウンセラーとして
上記のような使命を果たす人もいます。
農業をしながら、自分と向き合う場所を作る人もいます。
具体的な活動は、その人の強みや才能、経験によって変わります。
【ステップ③】強みや才能、経験を使命に活かす
使命とは、自分の為に命を使うのではなく、
社会や地球の為に自分の命を使う活動です。
使命を全うするためには、
あなたの強みと才能、経験を使う必要があります。
なぜなら、
強みや才能、経験を使っていないとしたら、
苦手なことに労力を使ってしまい、
世の中や地球の役に立てないからです。
強みや才能とは、
「好きなこと」「得意なこと」です。
経験とは、あなたが人生で乗り越えたことです。
例えば、
・話すことが得意
・文章を書くことが得意
・聴くことが得意
・人の良い所を見つけるのが得意
・企画を考えるのが得意
・絵を描くことが好き
・写真を撮るのが好き
・自然が好き
・コミュニティを作るのが好き
・人と人を繋げることが好き
・マッサージするのが好き
・音楽が好き
・うつ病を乗り越えた
・親子の不和を解消した
・お金の稼ぎ方を身につけた
・情熱を注いでスキルを身に付けた
上記で挙げたのは一例ですが、
自分の強みや才能、経験を見つけるために
以下のことを考えてみてください。
〇今まで多くのお金と時間を費やしてきたこと
〇何年も興味を持って続けていること
〇その話題なら何時間でも話していられること
〇なぜかずっと考えてしまうこと
〇人から「すごい!」と褒められること
〇苦労して乗り越えた経験
こういったことから強みや才能などを見つけ、
使命に活かすとスムーズに活動できるでしょう。
まとめ
使命を見つけるには、自分の命を何に使うのか。
自分の為に命を使うのか。
社会や地球の為に命を使うのか。
自分の為に生きることで心が満足しない人は、
使命に目覚めるタイミングと言えるでしょう。
使命の見つけ方は、以下。
①「私は何者か?」アイデンティティを明確にする
②アイデンティティに沿った行動を取る
③強みや才能、経験を活かして具体的な活動に落とし込む
使命を果たす活動をしていると、
生きがいを感じることができ、
人生がより充実したものになるでしょう。
この記事を参考にして頂き、
あなたの使命が見つかることを願っています。
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