【賃貸マンションリフォーム】子ども部屋の収納設計で必要なポイント
女性が求める清潔感のある部屋の第一歩は統一された内装の演出
女性をターゲットに、賃貸マンションのリフォームを行う際のポイントのひとつとして、統一感のある内装が挙げられます。
統一された内装は、女性が賃貸マンションを選択する際のポイントである清潔感を感じさせる効果があります。そのためには床、壁、天井の配色が重要となります。
今回は床、壁、天井の統一感のある内装のための配色のポイントをご説明します。
壁と天井のカラーを統一させる
統一感のある配色といっても、必ずしも全て同じ色にしなければいけないという訳ではありません。またリビングと寝室では用途も変わってきますので、全ての部屋を同じ配色にする必要もありません。
もちろん、部屋ごとに全く違う色使いをしていては統一感を得ることはできません。そこでベースとなる色を決め、それをもとに部屋の役割に乗じて配色を考えていきます。
例えば壁と天井を全く同じ色、柄にすることで広く開放感のある雰囲気を演出できます。これはリビングなどで使うと効果的です。
また寝室などでは、壁よりも天井を少し濃い目の色にします。天井を濃い目にすると天井が低く感じられるようになりますが、落ち着いた雰囲気を演出できます。
他にも壁よりも天井を淡い薄い色にすると明るいだけでなく、天井が高い印象を与えられます。廊下などで天井収納を作った場合などは、この効果を使えば多少なりとも圧迫感を和らげることができます。
床の色を組み合わせ更なる統一感を図る方法
壁と天井の配色によって、部屋の雰囲気が大きく変わることが分かりました。これに床の色を組み合わせることで、さらに部屋の雰囲気を変えることができます。
部屋を明るく広く見せたい場合、天井の色を壁と同じにするかより淡い色にすると良いと書きました。この効果をさらに上げるためには、床を壁の色よりも同色系で少しだけ濃い色にします。
同色系で天井、壁、床の順に少しずつ濃い色にしていくことで明るく広い部屋を演出できます。また床だけを濃く暗い色にすると全体が引き締まって見える効果があります。
小さなお子さんがいる家族を入居者のターゲットとしている場合は、明るさや広さを重視する。独身の若い女性を入居者のターゲットにしている場合は、床を暗めにして高級感を演出するといった形でターゲットにより同じ統一感でも全く違う雰囲気を作り出すことも可能です。