【賃貸マンションリフォーム】リフォームのときに女性が取り入れたいものは?
廊下を収納スペースにするための考え方
収納を作る基本的な考え方として、単に大きなスペースを確保すれば良い訳ではありません。しまうものの大きさに適したサイズのものを、そのものを使う場所の近くに作るということがあります。
そういった意味において廊下の収納は、この基本的な考え方からは少し外れてしまいます。
もちろん、玄関付近の廊下であればコートや帽子、靴、あるいは傘やバギー、ショッピングカート、子どものスポーツ用品などの収納があれば便利です。洗面所やトイレ付近の廊下に洗剤やトイレットペーパーの予備を入れる収納を作るのであれば、それ程、外れてはいません。
さらにマンションの場合、それ程多くの収納スペースを確保できないことも多く、廊下であっても上手く活用しないと、ダイニングや寝室などのスペースを圧迫してしまう可能性もあります。
これらを踏まえた上で今回は廊下に作る収納のポイントについてご説明します。
壁面を活かした隠す収納、見せる収納
廊下を収納スペースとして見た場合、まず思いつく場所は壁面でしょう。上述した玄関付近のコートや帽子を収納する場所や、洗剤、トイレットペーパーの予備を収納する場所は壁面になります。
これらは、お客さまなどに見せるものではありまあせんので、クローゼットや扉付の棚といった収納となります。ただし部屋や廊下自体を狭くしてしまっては移動しづらくなったり、住み心地を悪くしてしまいますので、奥行はそれほど取れません。
そこで、奥行を取れないことを逆手に取り、壁面に本やCD、DVDを横に並べて飾れるような収納・飾り棚を作る方法もあります。
通常の賃貸マンションで、書斎やオーディオルームを作るのはあまり現実的ではありません。だからといって、本やCDなどを押入れの奥深くにしまうというのではなく、見せる収納として廊下を使えば、寝室やリビングのテレビ周りに本やDVDなどが散乱するといったことも防げます。
お気に入りのジャケットのCDなどを並べて、ギャラリーのような雰囲気を楽しむこともできます。
奥行きのない単行本スペースなら圧迫感なしで実現可能
本やCDを横に飾るギャラリーのような棚についてお話ししましたが、文庫本サイズであれば奥行きを確保しても、廊下が使いにくくなることはないでしょう。
高さを設けると圧迫感が生まれてしまう可能性もあるので、腰板程度の高さ、目線より下ぐらいの高さにしておくとのが良いと思います。
この程度の奥行きを玄関近くの壁に作るのであれば、靴を縦に入れる収納スペースも作ることができます。
また、備え付けの靴箱にも活用できるスペースがあります。家具には、「台輪(だいわ)」といって家具を支えるための台座があります。
実は、この部分は中が空洞になっているので、小さいスペースではありますが、この部分を引き出しにして利用するという方法もあります。
造り付けの家具などを造作するのでれば、こういったアイデアも活かすことができます。