ゴルフボールがバンカーにあるときの覚えておきたいルールとマナー
ゴルフでいう「バンカー(Bunker)」とは、芝や土を取り去った窪みに、砂もしくは砂のようなものを入れて造ったハザード(=障害区域)のことです。
そして、このバンカーの中に入ったボールを打ち、バンカーから脱出させるためのショットを「バンカーショット」といいます。
この「バンカーショット」を苦手とするゴルファーは数多くいます。
その最大の理由は、“クラブをソールできない”ことにあります。
「ソールする」とは、ゴルフクラブの裏の面(=ソール)を地面につけたり、触れたりすることをいいます。
打ちやすくなることが不公平になる!
ティーショットやフェアウェイ、ラフ、アプローチなど芝からのショットでは、ソールを地面に付けてたり、素振りで芝生を削っても許されるのに、バンカーの中では許されません。
なぜでしょうか?
ゴルフ規則では、「バンカーにボールが入ったプレーヤーは、ショットするまでクラブで砂に触れてはいけない」となっています。もし、触れてしまうと、2打のペナルティーとなってしまいます。
アドレス(=ショットを打とうと構えること)の際も同様にソールすることはできません。
芝生の上にソールしても(=クラブを付けても)、ボールの後ろに変化は起こりませんが、砂は柔らかいので、クラブの重みで砂に変化が起こり、ボールの後ろが凹んだ場合、打ちやすくなってしまいます。
打つ前と地面の状態(=ライ)が変わるので、こうした「ライの改善」は規則で禁じられています。
「ライの改善」は、芝生の上でも禁じられていて、ボールの後ろを足で踏みつけて芝生を寝かすような行為は禁じられています。
※ただし、ティーショット時は、ティーアップできるので、特に禁じられていません。
知りたいけど知ってはいけない「砂の状態」
バンカーショットで問題なのは、砂の状態です。
柔らかいのか、固いのか、厚いのか、浅いのかなど、見ただけでは分かりません。
打つ前に自由にクラブや手足を使って、砂の状態を調べることができてしまうと、その状態に適した打ち方ができてしまいます。砂を削る素振りも砂の感覚を試すことができます。
さらに自由にソールができてしまうと簡単にライの改善ができ、ハザード(=障害区域)にもかかわらず芝の上よりも有利になるかもしれません。
これではハザードの意味がなくなってしまい、全うに芝生の上にボールがあるプレーヤーに対して不公平になってしまいます。
ゴルフ規則の基本は「罰する」ではなく「不公平からの救済」にある!
ゴルフのルールは、プレーヤーを不公平な状況から救済する目的で制定されています。決して罰する為のものではありません。
ゴルフのルールに精通すると「知ってて良かった!」と思う場面に遭遇することがしばしばあります。
ゴルフの腕前を上げる為にもルールブックを熟読することをお薦めします。
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