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コラム
「どうせ無理」という言葉は(ゴルフでも)聞きたくない!
2015年2月10日 公開 / 2017年2月26日更新
周囲をうんざりさせる言葉「どうせ」
自分に対しても、相手に対しても、私たちは自然と、「どうせ」って言葉を使ってしまっています。
「どうせ」という言葉のあとには、「できない」とか「無理」といったマイナス思考の言葉が続きます。
仕事で
「どうせ、才能がないので、できなくて当然」
「どうせ、私なんて人を動かすことなんて無理」
「どうせ、出世はできません。あきらめてます」
という具合。
ゴルフでも、
「どうせ、狙ったところに打てない」
「どうせ、次のホールも上手くいかない。もう帰りたい」
「どうせ、ブービーメーカー(最下位)なのは分かっているから」
という言葉を発している人はいませんか?
この「どうせ」という言葉は、聞いた人を嫌な気分にさせてしまいます。
いつの間にか言ったり、思っている言葉は、自然と自分の考えになり、考えは行動に影響を及ぼします。
だから「どうせ」を使うと、「どうせ」という人生になってしまうのです。
それは、才能がないからでも、運がないからでもなく自分で行動した結果です。
自分を愛するために明るいファクターを口にするようにしよう!
いつも前向きに考えられる明るい性格の持ち主は、人生を成功に導く力の持ち主でもあります。気弱で心配症な人でも、できるだけ楽天的に考えるように努めていると、いつのまにか、ものごとを明るい面から受け止める習慣ができてくるはずです。
このように、性格は、ある程度は自分でつくることができると考えます。
物事は必ず、良い面と悪い面が半分ずつであり、陽があれば、その反対になる部分は陰。
陰陽は常にセットになっています。
雨の日に「雨はゆううつだなあ」と考えるか、「これで蒸し暑さもおさまる。ありがたい」と考えるか。
過去に良いスコアをだしたことがない苦手なゴルフ場でのプレーで、「今日は苦手なコースだから、どうせスコアが良くないので嫌だなあ」考えるか、「今日こそは、このコースを攻略してやる」と考えるか。
考え方をほんの少し変えるだけで、その日一日の心情が180度、変わってしまうものです。
物事の感想を述べるとき、明るいファクターから口にするように習慣づけませんか。
性格は、そんなふうに変える、というよりコントロールしていくとよい方向に物事が運ぶと思います。
物事をおもしろくするも、つまらなくするも、人生を成功させるも失敗させるも、しょせんは自分次第です。
陰と陽のいずれを見るかの習慣にかかっているとわかります。
陽の習慣を身に付け、人から愛されるためにも、自分で自分を愛するためにも、できることなら「どうせ」という言葉は使いたくないと思います。
心を揺さぶる植松努さんのプレゼンテーション
この「どうせ・・・無理」を他人に使う人がいます。
「どうせ、お前にはできっこない」
「どうせ、君の考えた企画が通るわけがない」
「どうせ、ブービーメーカーは君に決まっているんだから」
最低ですね。悪気が無くて言っているのなら、なおさらです。
こんな人が、人の夢や希望の芽を摘み取っていくのですね。
TEDというスペシャリストによるプレゼンテーションの番組をご存じでしょうか?
いつもはアメリカで行われていますが、今回紹介したいのは、2014年7月に行なわれたカンファレンス「TED × Sapporo」、札幌で行われたプレゼンテーション番組です。
北海道で、産業用マグネットを作る傍ら、ロケット開発を続ける会社「植松電機」の植松努さんが語ったのは「思いは招く」ということについて。
その植松さんは、社会から「どうせ無理」という言葉をなくすことが夢だと語られました。
夢や目標を語る人々に対し、「どうせ無理だ」と簡単に決めつけてしまう人がいます。植松さんは、この言葉が多くの人から自信や可能性を奪っているといいます。周囲から無理だと言われながらも、民間での宇宙開発に挑み続ける植松さんが語る、自信の育て方を、ぜひご覧いただきたいと思います。
【スピーカー】株式会社植松電機 専務取締役 植松努 氏
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