ゴルフ当日だけのハンディキャップ ~「ペリア方式」と「新ペリア方式」
ハンディキャップとは
ハンディキャップ(handicap / HDCP)とは、スポーツやゲーム等において競技者間の実力差が大きい場合に、その差を調整するために事前に設けられる設定のことです。単に「ハンデ」や「ハンディ」とも呼ばれています。ハンディキャップを設けない「スクラッチ」は対義的な意味として扱われています。
ゴルフにおける「ハンディキャップ」の目的は、技量の異なるプレーヤー同士が公平な基準で競い合えるようにすることにより、ゴルフをより楽しめるようにすることです。
実力差に応じて各競技者に「ハンディキャップ」として一定の数値を与え、競技終了後、「グロススコア(総打数)」よりその数値を差し引いた「ネットスコア(Net score)」で順位や勝敗を決めます。
つまり、パー72のコースで、ハンデ5(-5)の人がグロススコア72のとき、ネットスコアが67となり、ハンデ18(-18)の人がグロスコア85のとき、ネットスコアは同じく67となります。
アマチュアゴルフにおいてハンディキャップは、ゴルファーの技量を示す尺度としても用いられ、-8や-5というハンデの人は「シングル・ハンデ」や「シングル・プレーヤー」と呼ばれ、実力のある上級レベルのゴルファーとされています。
ハンデが ゼロの人はスクラッチ (ゴルファー) と呼ばれ、さらにスクラッチを上回る実力であれば、+1や+3というプラス・ハンデになります。
元々、色々なレベルのゴルファーが一緒に競技を行う時に、その技量に応じて「ハンデを付ける」という発想で考案されたものです。つまり、同じ基準で付けられた「公式ハンデ」を持った人たちばかりであれば、 様々な実力のゴルファーが参加する競技でもハンデ戦、いわゆる「アンダーハンディ競技(handicap competition)」にすることで、運の要素も大きいペリア方式などの簡易ハンディ・システムより公平に勝つチャンスを全ての参加者に与えることができます。
しかし日本では、「アンダーハンディ競技」は少ないのが実状です。
「公式ハンデ」、いわゆる「オフィシャルハンディキャップ」の取得者が少ないために「アンダーハンディ競技」が一般的に行われることはありません。
オフィシャルハンディキャップ
オフィシャルハンディキャップ【official handicap】は、ゴルフの公認、公式ハンディキャップで、日本ゴルフ協会(JGA)が認めたプレーヤーの技能水準を表す公式の指標となります。
①JGA加盟団体、②JGA正会員、③JGA個人会員・ジュニア会員、④都道府県ゴルフ競技団体、⑤日本パブリックゴルフ場事業協会加盟ゴルフ場、⑥JGAが認めた組織・団体、のいずれかに所属し、規定通りにスコアを提出すれば取得できます。
2014年1月1日よりJGAのハンディキャップ運用が改正され、欧米で使われている「スロープ・システム」が導入されました。プレーするコースと使用するティーインググラウンドによって、適用されるハンデが変動するというものです。
所属するゴルフ場だけに適用されたハンディキャップではなく、様々なコースレートのゴルフ場でプレーしても、より公平な環境で競技を行えるようになるのは良いことと思います。しかし現時点では、あちらこちらで混乱が生じているのも事実です。JGA加盟団体などで、いまだ「スロープ・システム」の導入に難色を示しているところがあります。
このシステムが浸透し、より多くのゴルファーが、オフィシャルハンディキャップを進んで取得するようになるまでには、まだまだ工夫と時間が必要に思います。
JGAハンディキャップについて
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