なぜバンカーでは打つ前にソールしたり、砂に触れることができないの?
ハザードのひとつである「バンカー」とは、地面から芝や土を取り払って、その代わりに砂などを入れて作られた区域のことです。
ひとつのゴルフコース(18ホール)で100個前後のバンカーがあります。18ホールをプレーする間、一度もバンカーにボールが入らなかったという初心者はまずいないでしょう。必ず1度はバンカーに捕まるはずです。
バンカー内に入ったボールを打つために、ペナルティーを科されることはありませんが、フェアウェイやラフにあるボールとは異なる特別のルールがあります。最低限必要なルールとして覚えておきましょう。
ボールがバンカー内にあるときの禁止行為
まず第1のルールは、「ハザードの状態のテストをしてはならない」ということです。
「ハザードの状態のテスト」とは、プレーヤーがストローク(※ボールを打つ意思を持ったスイングのこと)のためのスタンス(足の位置)を取ることによって得られるよりも、そのハザードについて、より多くの状態を得ることのできるすべての行為のことです。
バンカーでは「ハザードの状態のテスト」につながるとして以下のことが禁止されています。これらの違反行為は、2打のペナルティーとなりますので注意しましょう。
① スタンスを取るのに必要以上に砂に足をもぐりこませること。
② レーキ、クラブなどを意図的にバンカー内の砂や地面に突き刺すこと。
③ バンカー内の地面を蹴ったり、クラブで地面を叩いたりすること。
④ バンカー内で練習スイングするときにクラブで砂に触れること。
その他、バンカー内の地面に自分の手やクラブ触れること(ソールすることを含む)や、バンカー内のルースインペディメントに触れたり、動かすことも禁じています。
このようなルール上、前の組の人がそのまま残していったバンカー内の足跡などの凹みにボールが止まった場合は、打つ前にボールを拾い上げて平らに均すことはできません。そのまま打つしかないのです。
だからバンカーショットの跡と足跡は、後から来る人のために平らに均しておくことが、規則にも明記されている大切なマナーとなっています。
ボールがバンカー内にあるときの許されている行為
「ハザードの状態のテスト」やボールの「ライやプレーの線の改善」となるようなことがなければ、以下のことを行っても罰はありません。
① バンカー内にクラブやレーキのような物を置くことができる。
※クラブやレーキを投げ入れても罰はないが、マナー違反!
② 単にコースを保護する目的であれば、いつでもバンカー内の砂を均すことができる。
③ バンカーの出入りなどで、クラブを杖替わりに使用してバンカーの地面に触れることができる。
クラブやレーキをバンカー内のボールのところまで持っていって地面に置くという行為については、上級者でも違反行為と思っている人が多いように思います。あくまで「ライやプレーの線の改善」、「状態のテスト」でなければ問題ありませんので、注意された場合は、思い切って「問題ありません!」と言いましょう。
またこの内容はゴルフ規則13-4に禁止行為の例外として明記されていますので、ぜひ確認してみてください。
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