楽しいゴルフに出かける前の準備!
ゴルフのクラブは、近年ゴルフ用品メーカーの開発競争が激化した結果、ドライバーにおけるヘッドが昔の2倍以上に大きくなり、またクラブフェースの反発係数の大幅な向上などでボールの飛距離が飛躍的に向上し、2000年代に入るとゴルフコース設計者が意図しなかったようなロングドライブが相次ぐようになりました。あまりに飛ぶために現在では反発係数の高いクラブやヘッドのサイズが規制されるようになっています。
そんな中、初心者でも扱いやすいゴルフクラブもたくさん出てきています。ぜひ、ゴルフショップなどの専門家にいろいろ聞くことをお勧めします。
クラブ本数14本のルール
そして、お店で言われるがままに、ドライバー(1W)、スプーン(3W)、バフィー(5W)、アイアンは3番から9番、PW、AW、SW、パター、そしてオススメされたユーティリティクラブと一通りクラブを揃えてゴルフバッグに詰め込んで、いざゴルフへ!
で、ゴルフバッグにはいったい何本のクラブが入っていますか?
計15本になりました。
しかし、ゴルフルールでクラブの本数は最高14本までとなっています(規則4-4)。
このルールは意外にも厳しく制限されたルールですので、しっかり覚えておいてください。
正規のラウンドでは、14本を超えるクラブを持ってスタートしてはいけません。使用するクラブは、そのラウンドのためにスタート時点で選んだクラブに限られます。ただし、14本未満でスタートしたときは、合計して14本を超えなければ、プレー中に何本でも補充することができます。
クラブの補充については、プレーを不当に遅らせたり(規則6-7)、そのコース上でプレーしている他のプレーヤーが自分のプレーのために選んだクラブを加えたり、借りたりしてはいけません。
もし、クラブの本数が超過しているにも関わらず、スタートしてしまっていた場合、ストロークプレーでは、超過に気づくまでの違反があった各ホールに対し2打のペナルティ。ただし、ペナルティは1ラウンドにつき最高4打までとなります(違反のあった最初の2ホールに各2打の罰)。
ホールとホールの間でクラブ超過違反が発見されたときは、終えたばかりのホールのプレー中に違反が発見されたものとみなされ、違反の罰は次のホールに適用しません。
超過クラブの不使用宣言
プレーヤーは、超過クラブの違反を発見次第、同伴競技者に、「以後はそのクラブを使用しない」と宣言しなければなりません。そして残りのラウンドでは不使用宣言をしたクラブを使ってはいけません。もし使った場合は競技失格となります。
その他、超過クラブにまつわる注意
●競技の場合、スタート前にクラブ本数の超過に気づいた場合は、不要なクラブをスタート室に預けるか、ロッカーにしまっておくようにして、ラウンドには持っていかないようにしてください。スタート前に不使用宣言をしていたとしても効力はなく、たとえゴルフカートに積んでいるだけとしても、スタートした時点で超過クラブとみなされて違反の対象となります。
プライベートであってもプレー前に気付いたら、事前に同伴プレーヤーに報告して対処しましょう。
●競技ラウンド中、前のホールにパターを置き忘れたことをパッティンググリーン上で気づいたとします。その場合、とりあえず同伴競技者からパターを借りて急場をしのぐということは、ルール違反となり2打のペナルティを受けます(規則4-4a)。借りて使用してしまった場合は、直ちに借りたパターの不使用宣言をする必要があります。
14本ルールは多くのゴルファーが知っています。
プライベートのゴルフやコンペなどでも、指摘されないように普段から気を付けましょうね。
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