ゴルフで「空振り」と「素振り」、決めるのは誰?
基本のゴルフルールを覚えておくことは、大切なゴルフマナー
最低限のルールを理解することは、周りに迷惑を掛けないゴルフマナーと言えます。
また、ルールを知っていることで自信を持ってプレーでき、さらにゴルフが楽しくなります。
ビギナーの方が実際にゴルフをプレーする際、最低限覚えておかないと困ってしまう基本的なゴルフルールを紹介します。
「そんなもん当たり前や!今さら聞くこともない!」という方も、周りに初心者の方がいらっしゃいましたら、「そんなことも知らんとゴルフに来るのが悪い」と放ったらかさずに、ぜひ見てあげてください。よろしくお願いします。
O.B(アウトオブバウンズ)
O.Bとは白色の杭や線で示されたコースの境界の外側や、コース内であっても、O.Bと標示されたコース内のすべての区域をいいます。
①O.Bの杭と杭の内側(コース側)を結ぶ線でO.Bラインは決められます。
②ボール全体がO.Bにあるとき、そのボールは「O.B」となります。
③プレーヤーはO.B近くにあるコース内にあるボールを打つためにO.B区域に立つことができます。
④O.B杭は障害物ではなく、固定物とみなされるので、邪魔だからといって抜いてプレーしてはいけません。
◆O.Bの場合の処置(1罰打)
・ティーショット(1打目)がO.Bだったら?
★2打+1罰打、つまり3打目として再度ティーショットを打ちます。
・もしも3回連続してティーショットがO.Bで、4回目で打ったボールがようやくコース内に止まった場合は?
★4打+3罰打=7打、次のショットは8打目となります。
※ローカルルールで「O.Bの場合、前方特設ティーよりプレーイング4にてプレーすることもできる」が定められているホールでは、前方の特設ティーから4打目として打つこともできます。
・セカンドショット(2打目)以降がO.Bだったら?
★1打罰で、O.Bとなったボールを打った場所のできるだけ近くで、ドロップ(ドロップの仕方:http://mbp-japan.com/osaka/golfmanners/column/24171/)して打ち直しとなります。
●知って得するポイント
ティーショットの打ち直しの場合は、ティーアップすることができます。通常O.Bの場合は、ボールを最後に打った所のできるだけ近くでドロップしなければなりませんが、ティーショットの打ち直しのみ、ティーインググラウンド内であればどこからでもプレーすることができます。
「ティーインググラウンド内の左端から打ってO.Bだったから、次は右端に移動してティーアップ」をしてもOKです!
暫定球
暫定球の詳細なルールはこちらのコラムで
打ったボールが紛失(※ウォーターハザード以外で)したかもしれないときやO.Bかもしれない思われたときは、「暫定球」を宣言し、暫定的に別のボールを打ってプレーをすることができます。
本来は、O.Bかどうかを確認しに行き、そこでO.Bもしくはロストボールとなった場合、最初に打ったところのできる限り近い場所から打ち直さねばなりませんが、この「暫定球」というルールによって、そのボールが落ちたと思われる場所まで確認に行って、O.Bもしくはロストボールとなったことを確認して、また元の位置まで戻って打ち直すという時間を節約することができます。
前進して初めのボールが、O.Bやロストボールとなっていた場合、「暫定球」が「インプレーの球(プレー中のボールのこと)」となります。最初のボールがO.Bでなければ、最初のボールをプレーすることになり、その場合は「暫定球」を打たなかったものとして、最初に打ったボールでプレーを続けましょう。
①「暫定球」を打つ場合は、同伴のプレーヤーに前もって伝えなければなりません。
もしも周りのプレーヤーに伝えずに打った場合、そのボールは「暫定球」ではなく、「インプレーの球」となってしまいます。 あとで最初のボールがセーフゾーンで見つかっても、見つかったボールでプレーすることはできません。見つかったボールは、すでにロストボール扱いとなっていることになります。
②「暫定球」がO.Bかもしれない場合は、2回目の「暫定球」を打つことができます。2回目の「暫定球」の扱いは、始めのボールに対する1回目の「暫定球」の扱いと同じです。2回目の暫定球が「インプレーの球」となった時点でペナルティーを合わせたスコアのカウントをします。
★打数(3打)+2回のO.Bのペナルティー(1罰打+1罰打)=5打 次のショットは6打目となります。
●大切なポイント
「ティーショットは250ヤードの飛距離があったが、O.Bかもしれない」ということで暫定球を打ったらチョロだった…というときはどうしましょう?
初めのボールがあると思われる場所にたどり着くまでは、「暫定球」を何度でも打つことができます。
ただし、その場所よりもホールに近い地点から、その「暫定球」を打った時点で、初めのボールはロストボールとなり、暫定球が「インプレーの球」となります。
どこの時点で「暫定球」が「インプレーの球」となるのか、またいつ「暫定球」の球を放棄すればよいのかを間違えないようにしましょうね。
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●要注意ポイント
複数の「打ち直し」や「暫定球」を打っているときほど、ココロは乱れて混乱します。焦っているとは思いますが、打つときには必ずボールの色、メーカーや番号を確認してから打つようにしましょう。
いざボールを探しに行ったときにせっかくボールがセーフゾーンで見つかっても、何回目のボールが残っているかが分からなくなってしまうからです。そういう心配のないようにボールをしっかり確認してから打ちましょうね。
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