不倫保険?
お正月、三が日も過ぎ、頭を切り替えてコラムを書こうとPCに向かっております。
新年を祝い、初詣や家族や親戚縁者の集い。おせちを食べて楽しい時間を過ごします。
だから日頃、頭の痛い問題はちょっと横に置ける意味でも正月って現実逃避のひとときでもあります。
しかし、正月モードが消えると、途端に煩わしい問題が再び頭を悩まします。
仕方がないですよね、本当の問題解決をしない限り、本当の安らぎはないのですから。
そこで、よく相談者から問われる事に
「どうしたら 夫に私の気持ちを伝えられますか?」と問われます。
【気持ちの伝える方法は?】
これは、私は日頃、「夫婦は話し合ってはいけません」と唱えている事もあり、日頃から夫との意思の疎通がうまくいかない問題を抱えていて、その上で、話し合ってはいけないとなると、八方ふさがりになってしまった方からの相談が、気持ちの伝え方はどうしたらいいか?という事です。
まず、私が話し合ってはいけませんと書いているのは、浮気問題に限ってのみ、です。
価値観の違いや、誤解など他の問題はいくらでも話し合はすべきですが、こと浮気問題に関しては話し合って解決するというものではないのです。
その理由は、浮気を構成は自分本位というワガママが起こす物ですから、ここを話し合いをしたところで説教がましくなるだけです。
そして根底がワガママというだけに、人の話は耳に入ってきません。
つまり、のぼせ上っている時は、聞く耳持たない為、どうしても気持ちを伝えたいなら手紙くらいしか方法はありません。
しかし、その手紙を書いたけれど、効果が無かったという方はここでも行き詰まりを感じる事になります。
特に文章が上手く書けないという方は、そこも悩みになって、何重にも壁を感じるという事になります。
では人に分かってもらう為の「上手い文章の書き方」って、どういうことか、を説く前に逆に、どういう文章が人に伝わらないのか、その特徴について解説したいと思います。
【文章表現の上手い下手】
それは手紙の構成が二人称になっているからです。
特に女性の書く文章は、「私はこう思う」が中心になります。
これは、浮気問題の解決を望むのなら、全く効果がありません。
何故なら、浮気をする夫にも「僕はこう思う」という強い気持ちがあるという事を忘れてはなりません。
夫の強い気持ちは、妻がいくら願いや、嘆きを唱えた所で、夫にも「ああしたい、こうしたい」というワガママが浮気を引き起こしているので、妻が「私はこう考える、こう願う」といくら書いたところで、二人の気持ちがすれ違うだけなのです。
貴女のご主人は、妻の気持ちを考えないから、浮気が実行出来るのです。
いや、分かってはいるけれど、浮気相手の方に気持ちが向いているから、妻の気持ちを聞いている場合じゃないという、我がままの塊になっているのが、今のご主人です。
ですから、そのような状態で、妻の気持ちや願いは届かないと考えた方がいいでしょう。
それでももっと、夫に伝わる上手い文章を書けるようになりたいという場合はどうしたらいいのでしょうか?
現状、貴女の夫は妻とは会話をしないように妻を避けているのです。だから妻の言葉には、耳をふさぎきれずに逃げる為に妻と距離を置いて、家庭内別居になったり、或いはリアルな別居になったりという状態の夫を捕まえてまで会話を出来ません。
それならば、次は手紙で・・・・・と言ったところで、効果は薄い事を覚悟の上で書くことをお勧めします。
【二人称は止めましょう】
上手な文章とは、先ほども書きましたが、二人称の「私、あなた」という書き方を止めましょう。
「私はこう思う」は「僕はこう思う」という事にかき消されます。
それでも強く主張すると今度は対立か、拒否しか生まれません。
先日もあるYouTuberの動画を見ていて、良い事が書いてありました。
文章が下手な人の特徴って、「私は・・・」から始まると言っていました。
例えば、小説を書くとして、昨日の夕飯、何を食べたかを書くのに、文章の上手い人は
「昨日の夕飯は肉じゃがだった」と書きます。
しかし、文章での表現が下手な人は「私は昨日、肉じゃがを食べました」となります。
文字数はさほど変わらないのに、どちらが伝わるか?で考えると「私は」と書いた段階で、引かれてしまうのです。
伝えたい事があればあるほど、「私は」が前面に出て、全面に溢れると、「僕は」のタイプの人は、読む気がしなくなるのです。
今日は文章の書き方について、書きましたが、正直言って、夫は妻の気持ちは百も承知です
本当は分かっているのです。
それでも、分からないふりをするのは、夫は自分の気持ちを通すという方針だからです。
だから、妻からの訴えに耳を貸さないという事ですから、そこまでの効果は文章では期待できません。
それでも、手紙を書いて、念押しの意味で、妻の気持ちを知って貰いたいという場合は、なるべく
気持ちの部分を抜いて、「現状の問題は〇〇だから、それを解決するには〇〇するのが、ベストである」と
出来るだけ、私情を挟まない書き方が望ましいでしょう。
それでも、伝わらない場合は、残念ながら、貴女のご主人は、超ド級の我がままで、もう妻の気持ちや希望を聞く段階じゃないという事になります。
今、意識すべきことは、文章や、言葉での伝え方ではなく、そうした交渉をする段階かどうかの、ステージを意識することだと思います。
但し、浮気を隠されたまま、いきなりご主人が離婚へのギアを入れてくる事もあります。
この場合も非常に残念ですが、ご主人のタイプとして、理屈とか常識とかではなく、何が何でもワガママを貫くタイプですので、それはもう「伝え方の問題」や「段階の問題」ではなさそうです。
つまり、そこまで頑固に自分のわがままで押し通したいご主人の場合は「妻の気持ち」を分かってもらう事よりも、「交渉」だとお考え下さい。
【希望ではなく交渉】
冷たい言い方ですが、妻の望みを叶えたいと願ったら、それは交渉になります。
何なら、離婚の宣言をされている場合は「条件の交渉」という事になります。
こうなると、危険水位の段階ですから、気持ちや希望を分かって貰いたいという段階ではありません。
ここで、下手に交渉に応じると、離婚へ一歩近づきますので、離婚をしたくない場合はご主人からの交渉に応じないというのが、離婚を避ける得策です。
逆に、妻の希望を叶えることを優先する場合は、離婚の条件を釣り上げる良い機会かもしれません。
ご主人は今、何が何でも離婚をしたいと望んでいる場合は、こちらの交渉に応じますので、条件を少しでも有利にしたいなら、今がチャンスかもしれません。
それでも、離婚を避けつつ、希望を叶えたい場合は、調停で、妥当なところに条件を夫に飲ませる事が一番です。こじれた夫婦の関係を、個人間で上手く着地できるほど、みんな交渉は得意ではありません。
夫婦間で話し合いがつかない場合は、調停か、または弁護士に中に入ってもらう。
これが、ベストかと思います。
ご主人が、浮気はしたものの、家庭は壊したくないと思っている場合は、妻との交渉でこじれる事はあまりないにのです。
何としても強情を張って、妻の望む条件を飲まない事を「決裂」と呼びます。
これは離婚へ一歩近づくことになるので、ここで、あまりこじれない方がいいと思います。
では今日はここまで。