愛情のケチ
自分の信じた事が、間違っていたかも?と反省できますか?
自分が正しいと思っていた事が違っていたと、自己否定したくない?
そうですよね~
誰しも自分が見て来た景色が間違っているよ、と言われただけでも驚いてしまいます。
それなのに、まだ、貴女の観る目がないのですよ、とまで言われてしまうと、自信喪失します。
夫婦の間で、離婚の話が持ち上がった時に、誰しも、「何が悪かったのか」とか
「何で歯車が狂ってきてしまったのか?」
ひいては、ここで離婚という風にハンドルを切る事は、これまでの自分の苦労が水の泡。
無駄になってしまう。何のために頑張ってきたのか、訳が分からなくなってしまう。
人間は新たな決断を迫られる事は、これまでの苦労の集大成と思いたい
何なら、苦労の末にはご褒美が待っていると思って頑張ってきたのに、
今の結果は、「何?これ?」だと思います。
夫の浮気に長い間、気が付かなかった妻は、それだけ夫の事を信じていたと言われます。
確かに、そんなことをする夫じゃないし、疑う気持ちは微塵もなかったという事はよく分かります。
しかし、結婚生活には山あり谷あり。
信じるばかりじゃなく、時には「信じられな~~~い」という雷に打たれるような出来事はあります。
でも大方、何とかなるものです。
【人生なんとかなる】
「最悪だぁ~~」「人生終わったぁ~~」という事があっても、気が付けば、何とかなっているものです。
そうです、自分に降りかかる問題は、通り過ぎれば、解決している事が多いのです。
しかし、こと浮気問題に関しては、夫を信じて、いたはずなのに、事が露呈した途端に、夫が冷たくなり、会話も減って、ようやく話し合えば、逆ギレされて、その後、話が出来なくなったという事をよく聞きます。
そんなこんなの中、夫婦関係が冷え込んで、夫が離婚届を突きだすという事も往々にしてあります。
夫婦に問題が起きて、それが表面化した時には、もう夫婦の終焉を迎えるって・・・・・・
つまり問題が発生した時には、すでに 軌道修正が出来ない段階に陥っているって、どういうこと?
それは信じる時間が長すぎた事です。
信じるという事に甘え、考える時間をサボっていたかもしれません。
普通だったら、気が付いた事なのに、子育てを理由に夫へは目を向けなかった。
家事や仕事に追われ、夫への関心が減っていた・・・・・・
これらは、我々女性にはとてもよく理解出来ますが、かと言って、子供や家事だけに手が掛かるという事は言い訳にはなりません。
ご主人は大の大人です。
確かに、手が掛かる男性もいますが、話せば分かるのが大人です。
逆に言うと、話しても分らないで、我がままで手が掛かるというのは、まずはその部分を何とかしておかねばなりません。
【気が付けば軌道修正が無理?】
ま、そういう男性は、ちょっと、横に置いておいて、一般的な男性は、妻が子育て、家事を頑張ってくれている時には、手伝いは出来なくて、邪魔をしないように、感謝はしてくれているはずです。
それなのに、妻が家事に忙しくしていて、「僕をカマッテくれなかった」と言って、浮気をする夫などは
それ自身が問題です。
同じく、子育てに忙しくて夫を構ってやれなかったのが、浮気の原因だとして妻が自分を責めるのも間違っています。
そんな事をいう夫がいるなら、この言葉を言ってやれ。
「よそのおっさんの子を育てているのと違うんじゃ。誰の子や、あんたと私の子やぞ」という言葉をしっかり頭に入れて下さい。
ただ、本当の問題は、夫を信じて、浮気に気も付かない位、一生懸命に生きて来た貴女に対し、浮気が露呈した途端に、「軌道修正不可能」の離婚届を突き付けられるって、用意がよすぎませんか?
要はこんな風に考えると、妻の貴女と夫の目指す方向が違うのです。
つまり、貴女は今やっと、分かった夫婦の不協和音を、何とかしようという段階だと思われています。
それに対し、貴女のご主人は、離婚ありきで動いているのです。
だから、ここには、妻が結婚生活を振り返り、反省するとか、今後努力するとかの問題ではなく、ご主人はもう玄関を出ようと靴を履いているという段階です。
この互いの意識の違いに気が付かないと現実的な解決へと考えが及ばないのです。
信じていたその間に夫婦の溝が大きく開き、軌道修正なども出来ない段階になったというのは可笑しくないですか?
信じていたというのは、疑うよりはましですが、それを坂手に取られて、修復不可能なところまできたというのは、冷たすぎませんか?
この答えは、妻の貴女からすれば、夫が妻の気持ちに応えてくれないという事になりますが、それはこの浮気問題を、夫と妻の2人の問題と考えているから、肝心なところが見えないのです。
【浮気問題は夫婦の問題か?】
浮気問題は、お分かりの様に、もう一人の登場人物がいます。
妻とやり直せない理由は、夫の気持ちが浮気相手に行ってしまっているから。
何が何でも急いで、離婚をしないといけないという場合は、相手との間に何かが起きているのでしょう。
別居を急ぐ人の理由は、きっと、浮気相手とご主人との間にあるのでしょう。
ここを分からずに、妻の貴女が夫と向き合い、「これから夫婦はどうしたらいいのか?」と、問うてみても
貴女のご主人の目には、貴女は映ってないのだと思います。
悲しい事ですが、ここは、夫婦の問題じゃなく、夫と浮気相手との問題なのです。
じゃ、何が、その二人には起きているの?・・・・・
それは、そこに手を突っ込んでみないとわかりませんが、少なくとも夫婦の問題じゃないという事です
夫と信じすぎるのは時としては、横着になります。
何か、夫に起きている事くらいのアンテナは張っておかないと。
夫と別れを考えると妻の貴女の男性を見る目がなかったのか、と自戒の念もあるでしょうが、
男性も結婚前と、ずーっと同じ人格ではありません。
何なら結婚したからこそ、進歩も含めて変わっていくという事もあります。
だから反省はしてもいいですが、結婚する前に、人の人格がすべてわかる訳ではありません。
何なら、人は変わる・・・・・
【人間は変わる】
そう思うと、みんな自分の事も分らないのだから、他人の事などは分かるはずがない。
貴女は、自分が信じて時間が、何だったのかと思うかもしれませんが、貴女が本当に手放したくないのは、
自分が想定した夫像だと思います。
今日のタイトルは「夫を信じる気持ちは、実は妻のプライド」です。
これは、「私が信じた人がこんな人だったのか」という 自分への自信喪失です。
自分の見る目への、公開でもあります。
もう一度、言います。
人は変わるのです。
では今日はここ迄。