愛情のケチ
よく、相談者から下記の事を相談されます。
1、夫婦なのに会話がない
2、夫と話が合わない
3、価値観が違う
ま、価値観は人それぞれですから、合わなくてもいいし、違うからおもしろいという事もあります
恋愛時代を思い出してみて下さい。
自分と違う価値観に、驚いたり、楽しさを感じませんでしたか?
中には、彼の考え方や、人間性に、尊敬の念すら感じませんでしたか?
人間は歳を重ねても、あまり価値観は変わりません。
何なら、人生経験が加わり,深みも増してくるという事が一般的です。
それなのに、結婚生活が長くなれば、なるほど、段々会話が無くなり、価値観の違いから喧嘩に発展する事も、しばしば。
そんな事を繰り返していたら、「話ても無駄だ」と、お互い、虚しくなります。
その為、会話も減り、必要最低限の挨拶程度になってしまいます。
そんな嘆きを、相談者の妻から聞いて、私は
私、「では、ご主人とはどんな会話が必要ですか?または、どんな話がしたいですか?」・・・と、質問したら、その答えは
相談者、「子供のことや、私の悩みを聞いて貰いたい」と仰ります。
これって、夫からしたら、楽しい会話なのかしら?と聞くと
相談者、「だって、必要な事だから・・・・」と。
ここで、私の質問の答えになっていないのを、お気づきになられましたでしょうか?
【これって会話ですか?】
当然、必要な事は、伝えなければいけません。
でも、それなら、会話ではなく「報告」なのです。
子供の事も夫と話をしたいというのは、言わば「報、連、相」であり、会話ではないのです。
それが日頃より会話が無い為、決めなければならない事や相談したい事が、タイムリミットになり
ギリギリの段階で相談をしているので、後は、ご主人の「返事待ち」という事になります。
しかし、概ね、相談した時点で、妻には、答えが用意されていて、その答えに賛同して貰いたいという期待満々で、夫の答えを待ち、身構えている状況です。
これでは夫にとっては、予定調和で面白くないのです。
そして、これは会話ではなく、事業報告のような物で、夫はこれは毎日、仕事でやっている事なのです。
恋人同士の時と違い、結婚して、お互い、夫と妻という立場が加わり、父、母という役割りがあります。
でも、それは、結婚がもたらした役目だけの役割りなので、夫にとれば、仕事をあまり変わらないのです。
人間は、役割りとは別に、個性があるのです。
男とか女とかの、自分にはない異性という特性を持った面白い生き物なのです。
【夫婦が役割りになっていませんか?】
何なら、結婚前に感じていた「性的な魅力」です。
これを、結婚して時間が経つと「性」の持つ役割りを、隅っこに追いやってしまっています。
もちろん、女性は、家事や育児に追われ、そんなことを考えている暇がない事は分かります。
しかし、男性は、幾つになっても、「性」に拘っています。
それなのに、妻が性を横に置いているから、夫もそういうことを横に置いていると考えている事に
今一度、「それでいいかな?」と振り返って欲しいのです。
テレビ番組などのインタビュー場面を見て、男性って何歳になっても、下ネタが多くありませんか?
ビデオカメラが回っているのに、公然と猥談をしているのです。
もちろん個人差はありますが・・・・・・
では、もう一度、お聞きしますね。
貴女は夫とどんな会話をしたいですか?
貴女の夫はどんな会話を喜びますか?
【夫の喜ぶ話題とは】
どんな話題が好きなのか、一度夫側に立って考えてみませんか?
まっ昼間から、猥談をしなさいとは言いません。
でも、少なくとも業務連絡のような事よりも、夫が喜ぶ話題があるはずです。
例えば、野球の話や、ボクシングの試合や、宇宙の事などであって、妻が関心のある話題ではないかもしれません。
しかし、夫が喜ぶ話題と言うものを、一つ、掴んでおけば、何かの時に鉄板の話題として使えます。
それは、必ずしも妻が話題提供をする必要はありません。
質問でもいいのです。
大事な事は、スイーツの話や、手芸の話は、妻が好きな話題であっても、男性の好む話題ではありません。
これらの違いを知った上で、会話とは何だろうという事です。
男性が好むエッチな話題は、女性には、好まれず、不必要と隅っこに追いやります。
だからと言って、男性である夫も、必要としていないと、考えるのは無理があります。
妻が性の部分を必要としていないからと言って、夫も同じと考えるのは違うかな?
少し極端な解釈をすると「性の事を夫は必要としていない」と思う方が、妻には都合がいいのです。
当然、元から淡白な男性もいるのですが、結婚前を思い出してみて下さい。
普通に男性として、女性を求める性的欲求があった男性なら、結婚して180度変わって、淡白な男性に変わる訳はありません。
【夫を淡白と決めつけていませんか?】
もちろん、結婚して、そこのところが満足して、そんなにギラギラする事はなくなります。
充実した生活を送っていれば、性的な事ばかりを追い求める事もなくなります。
でも、妻が必要としてないからと言って、夫も同じく必要としてないとはならないのです。
但し、夫も、淡白で性欲のない男という風に、装う事はあります。
それは、「自分たち夫婦は性(SEX)を必要としていない」という風に、妻に思わせておいた方が、都合がいいのです。
【夫が淡白の方が都合がいい?】
もちろん年齢的な事もありますが、まだまだ、男ざかりであれば、淡白な男性にはなれません。
夫も仕事がハードで体力的に大変だ、としても、全くセックスも無くなる事は、男性にとっても死活問題なのです。
そして、話を、今日のタイトルに戻しますが、会話がないというのは、時間や体力や色んな環境にもよりますが、仕事から家に帰ってきても、業務連絡みたいな話題ばかりなら、ご主人も面白くないだろうとは思います。
そんな風に言うと、普段から会話がないから、やっと時間が合えば、家庭や子供に関するスケジュールみたいな話をされると、夫は
「君が決めたらいいよ」となります。
普段から、気が合う会話をしていれば、その中で、決めるべき事は話題に上りますから、ぎりぎりになって、夫の返事を貰わないといけないと焦る事もなくなります。
【ボディーランゲージは自然に】
何なら、普段からスキンシップも、ボディーランゲージもある夫婦なら、会話も自然としています。
夫も本当はそんなに、ひとりエッチはしなくて済むのです。
それなのに、「夫は淡白だから」とか、「ひとりエッチで用足りてる」と思うのは、少々冷たくないですか?という話です。
そんな風に妻から冷たくあしらわれていると感じていたら、日常の会話も減って当然。
夫が何を考えているか分からないという前に、夫が口に出せない不満がないか?
少しそこに思いを馳せて頂けると、その優しさが伝わると思います。
ここ迄、長々と書いておきながら、今更言うのもナニですが、話題なんて、関係ないのです。
夫婦として、大事な事を、隅っこに追いやってないなら、自然と会話は弾みます。
なんなら会話がなくても、気にはならないはずです。
【会話と業務連絡は別】
何気ないスキンシップくらいは出来る関係性が理想ですね、
では今日は、ここまで。
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