信じたいなら、疑いを晴らそう

今日のタイトルは、何の事やら、よく分からないと思います。
しかし、これまでも何度もコラムの中で、書いて来た事ですが、
その集大成とも言えるので、まずは、心をフラットにしてお読みください。

これまでの相談で、とても多い事は「夫を信じるにはどうしたらいいですか？」と問われます。

その問いの原点になっている事はまずは「夫が信じられない」という事です。
ではその信じられないという事は何故なのでしょう？

その答えは、悩みの根源である夫の浮気が終わったかどうか、分からないという事です。
そんな風に言うと、
「いえ、夫からは浮気相手と別れたと聞いている」という事です。

【夫の言葉の鵜呑みで大丈夫ですか】　

そうです。「聞いている」だけなのです。
確信はなく、夫がそう言った、という事なのです。

浮気を始める時に、妻に対して「今日から浮気をするぞ」と言わなかった夫の口から出た
「浮気は終わった」という「言葉」だけなのです。

「このパワーストーンを付ければ幸せになれる」
「黄色い財布を買えば、お金が入る」

【根拠がない事を信じられる？】

・・・・このように、言葉だけだから、それの根拠はどこにもないのです。
結果が証明されていないのです。

夫の言葉だけだから、信じられないのです。
夫の浮気が本当に終わったかどうか、証明されてないからなのです。

証明されてないのに、夫を信じたいのです。
とにかく、夫が浮気は終わったと言ったから、終わったといのです。

いえ、むしろ信じたいという気持ちを貫く為に、信じたと言ってもいいでしょう。

でも、こうして相談を寄せて頂くという事は、恐らく心が付いて行かないのでしょう。
それは何故か？

その答えは、信じたいという自分の気持ちに忠実に添っただけで、信じれる根拠が
ないからなのです。

【結論ありきで、その答えに寄せてませんか？】

分かりやすく言うと、例えば数式で言うと、

5＋3＝8　です。

では、この答えが　8という部分だけを残したとしましょう。
そうなると。

◯＋□＝8　です。

つまり、その数式の内容や中身は関係なく、とにかく答えだけは8と決まっているという事です。

これが信じるという部分を「8」だとすると、中身や根拠は関係なく、とにかく信じるという答えだけがあるという事です。

だから、数式の内容は
1＋7＝8
4＋4＝8
2＋6＝8

と、いうように、その結果になる条件は関係なく、答え有りきの結論なのです。

でも、本当に夫の浮気が終結していたら、何も困る事はありません。
それどころか、信じた事が、良かったという事になります

しかし、実際はその浮気が終わっていなければ、時間が経てばボロが出てきます。
その結果、「8＝信じた」という事だけが残り、信じるという行為が形骸化します。

信じていたのに、何やらおかしいという事が、ぽろぽろ顔を見せ始めます。
その頃になって、ようやく「信じていたのに、不安です」と相談に来られるのです。

では、このイコールになる◯や□は何が入るのでしょうか？
何になれば＝8になるのでしょうか？

【仮説を立てましょう】

では、仮に、◯と□を想定してみました。
まず、◯については、相談者の口からは、「夫は最近、帰宅時間も早く、特に週末は自宅で過ごします」と言われます。

また□に関しては、「夫は最近、優しくなって、会話も増えました」というのが□に入ります。
その結果＝8（夫を信じる）という事です。

ここで、もう一度、考えて欲しいのです。

【信じるという事と、信じられるかは別】

信じるという事と、信じられるという事は、全然違います。

と、言う事で信じるとはどういうことかと言うと、信じるという事は、疑う余地がないという事です
これで、初めて信じるという事が成り立つのです。

【検証が大事】

では、疑う余地がないという事は、色々実証が必要です。
夫の帰りが早くなったのは、もしかしたら、妻に浮気を疑われたからかもしれません。

でも、ここで多くの妻は誤解をしています。
ここで妻に浮気を疑われたら、浮気を止めるという風に何故か思い込んでいるのです。

妻にバレたからと言って浮気を止めるくらいの心優しい夫なら、最初から浮気はしません。
または百歩譲って、魔が差したような浮気なら、妻にバレた時点で、浮気を縮小化させる人はいますが
それは私の相談業の経験の中でも、1人か2人くらいです。

それよりかは、警戒心を高めて、隠し上手になるという人の方が多数派です。

と、言う事で、夫の態度が柔らかくなったというのは、逆に言うと浮気を終わらせたのではなく
分からなくさせたという事も言えます。

一般的な話ですが、こうした不倫を、自らの手で終わらせるほど、意思の強い方は
そもそも不倫になりかけた時点でブレーキを掛けられます。

【不倫は当事者では終わりに出来ない】

その上で、私が見て来た事例では、自分自身の意思でもって、不倫に幕を下ろせた男性はいません。

結論から言うと、不倫は何らかの外的圧力でしか、終わりません。
では、その外的圧力とはどうするのでしょうか？

それは、千差万別という事です。

おお～っと！答えがまた遠のいた
また答えが見いだせそうだったのに、やっと答えに近づいたようなのに

結局、答えがまた遠のいた・・・・・

そんな風にお感じになっていると思います。
でも、それは当然です。
何故なら、ここからが、人それぞれ、千差万別なのです。

【様々なパターンの組み合わせ】

貴女の夫は、何歳ですか？
サラリーマンですか？
経営者ですか？
浮気は初めてですか？
又は何回か、繰り返していますか？

浮気相手は独身ですか？
既婚者ですか？
又はシングルマザーですか？
貴女のご主人の会社の人ですか？
または、水商売風の人ですか？

これらの事の組み合わせを考えると、その数は、本当に沢山あります。

そのくらい、組み合わせによって、対策はそれぞれで、その数は無数にあると言っても過言ではありません。
ご主人がどいういうタイプで、浮気の種類が、どういう段階で、粘着度はどんな感じか？
こうした事を分析する必要があります。
その為にカウンセリングが必要であり、ここからが私の出番です。

【浮気夫の行動は皆、同じ】

浮気をする男性の言動は、皆殆ど同じです。
浮気の学校で、机を並べて、学んだかとおもうくらい、浮気の始まりは同じような行動をします。

この段階でご相談をして頂けましたら、夫の不思議な行動は、浮気かどうかの判断はつきます。

でも本当に検証しないといけないのは、ここから先です。
その浮気が、どういう方向性を持っているか、です。

【仮説が必要】

それは、ご主人の持つ条件と、浮気相手との組み合わせによって生まれる物です。
それを分析しないと、解決策も立てられません。

【解決策は、それぞれ違う】

という事で、ご主人を信じるか、信じられるか？という点については
ご主人が言あ、どのような状態かという事を知らなければ何もはじまりません。

【解決には夫を信じるか、どうかは関係ない】　

妻の貴女が夫を信じたいと気持ちは大事ですが、
信じられる状態か、どうかの見極めが大事です。

と、言う事で、色々セールスのように感じられたら、ごめんなさい。
別にカウンセリングを勧めている訳ではありません。
これらの分析をご自身で出来るなら、それは心強い事です。

しかし、自分で経験のない中では、いくら考えても結論は出ないとなると
少し、他者の、特に専門家の意見も参考になるかもしれません。
でもなかなか、ご自分の中で判断基準を見いだせないなら、
是非一度、カウンセリングを受けてみる事を検討してみて下さい。

では、今日はここまで。