結婚相手の賢い選び方

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき



私は、30年前は飲食業を営む傍ら、結婚相談所をしておりました。
当時は仲人業という呼ばれ方をして、人のお世話をしておりました。
いわばお節介のような仕事ですから、今の仕事の原点になっていると思います。

飲食業というのは、喫茶店でランチ時は近くにあった税務署職員でにぎわいました。
ランチが過ぎて2時3時の事をアイドルタイムと言って、主婦のたまり場や、一般企業のサラリーマンが時間をずらしてランチを食べに来てくれました。
その中で、シングルの方も多く「誰かいい人いないかな?」の話題が飛び交っていました。
そこで、お店の休みの日に、お見合いというのを組むのですが、いくら当人たちが、自分の理想を求めて
お見合いされるのですが、仲人の立場としては、どうしても言いたい事がありました。

それは、いくら顔やスタイルが好みのタイプであっても、その人の人間性は、会ってみないと分かりません。
もちろん、最初に会おうという動機になるのは、好みのタイプという事が入り口ですが、人間は会ってみて、肌感というのを感じるアンテナが大切です。

これは 結婚や出会いなどに限らず、人と関わる時の第一印象というのは、ある意味「第六感」の部分だと思うのです。
つまり、顔や職業や学歴はこちらの条件をクリアしていても、会ってみて、話してみて感じるのが、直感だと思うのです。よく芸能人などは、会ってビビビと来て、交際0日で結婚したという話も聞きますが、それも直感のなせる業だと思うのです。
ではその直感がどのくらい、正解かというと、私の体験上、だいたい、直感は、当たっています。

私も仕事やお客様と初めて会う時は、なるべく先入観を持たず、フラットな状態で会うのですが、
話し始めて2,3コト話せば、何か、その先上手く行かないこと事が起きる人には、「気が進まない」というか、嫌~な気持ちに囚われます。

私の仕事はカウンセリングです。
カウンセリングの申し込みがあって、訪問してくれる方をお迎えするのですが、私には相談者を選ぶ権利はありません。
仕事ですから、そこに個人的な感触を持ち込むつまりはないので、どなた様も受け付けてはいます。

しかし、話している内に、カウンセリングの中での話とは別にその方とのソリが合わないという感覚が生じても
本題の方が大事なので私的な感覚等は、蓋をしてカウンセリングを進めて行きます。
でも、そう言う方とは本題とは別で、その先で問題が起きるのです。

カウンセリングは無事終わっても、相談者の胸の奥で、なにかしらの不満を溜められている事があります。
私の場合は、そういう方と、初めて会った時に、胸の奥で必ず「ざわっ」とした感触があります。

【自分の感覚を信じよう】


それが何かは口では説明しにくいのですが、何故か胸がざわつきます。
私は仕事ですから、私情を挟んではいけないという事で、ざわつきを収めてますが、一般の方の場合は違います。。特に男女の出会いの場合は、この感覚を大切にしてほしいのです。
ざわつきという感覚的な事ではなく、相手の性格や、相手のもつ条件には、納得しても。何か引っかかるものがあれば、それが将来、形になって現れます。
例えば、結婚についても言えるのですが、相手の持つ環境や、性格などで気になる点があったとしても結婚という事自身をしたい場合、多少気になる事に目をつぶり、結婚へと歩もうとしますが、ここで目をつむった部分のことが将来大きくなって、具体化した形で、ブーメランのように返ってきます。



確かに、人は不安を払しょくし、すべて何も問題なく、なんて状態にはなりません。
人には色んな事があり、100%問題を感じないところには行きつかないと、先に進まないというほど完璧にはいきませんが、やはり、その時「些細な事」と感じたことは、意外と大きな問題なのです。

だから、ここでしっかり分かって欲しいのは、「小さい事と感じた事は本当は気になる部分だから蓋をした」という事に気付いて下さい。

【結婚を意識する時は特に気を付けて】


独身女性が、結婚を急ぐあまり、足元の問題を、無視して、結婚へと突き進もうとする方もいますが大事か結婚です。
何かに蓋をして、その後に、大波の様に襲ってくる事もあるのです。

どうか、何か気になる事が起きたら、その時に立ち止まって下さい。
例えば暗闇で何も見えなくてもじっとして目を凝らしていたら、真っ暗なりにも見えてきます。
そのように前に前にと、進む前に、不安の正体を、進む前に見破っておいてください。
その正体を知った上で前進するなら、何かが起きた時でも、こんなはずじゃなかったと後悔しなくて済みます。

何も分からないまま、1か月、2か月、急いで進んでも、きっと何年か後に大きな問題となって返ってきてしまうと、そこで1年2年、損をします。
私の場合は色んな方と出会いますが、仕事ですから、来るもの拒まずです。
しかし、話をしていたり、何度か会っている内に、私が第一印象で感じた「ざわっ」とした感覚は、間違ってあかったと分かる瞬間が訪れます。
その「ざわっ」の正体も分かってきます。
でも、それは仕事だから、避けて通れないのですが、一般の方は。自分の出会いはもう少しデメリットを考えて
無茶はしないで下さいね。
特に結婚の場合は、慎重に。

【短所の種類】


結婚前には、ギャンブルをすると聞いても、「お小遣いの範囲だろう」と問題を小さくさせます。
横暴な口の利き方をする男性にたいしても、「でも優しい所もあるし」と目を背けます。
子供は、そんなに欲しくないなあ~という男性とは、セックスレスの問題が起きる事もあります。

そういう問題を感じて、結婚してから、軌道修正すればいいや、と思っても、その時には意外と動かし難い問題であったりします。
【結婚の為の結婚になってませんか?】
結婚前は、結婚する事が目的のようになってしまい、大事な事を横に置きがちになります。
でも長い人生、そんなに急がなくても大丈夫ですよ。
人間の勘というのは、案外当たっているのです。

私なども、「ア、この人、マイナスのオーラを持っているな」と感じた時は、そのマイナスシャワーを後日浴びる事が起きます。私は仕事だから来て頂けるお客様には、割り切りっていますが、一般家庭おいては、アクシデントになります。
それが避けられるなら、避けておくべきです。
と、言う事で、人に対する悪い感触は、賢い人間付き合いの為の、予防策です。
わざわざ、嫌な思いをして、無理して付き合うような事が起きるより、会った瞬間に気持ちのいいオーラを放っている人との付き合いの方が、ずっと人生快適です。



【自分の人生のデザイナー】
人生は自分でデザインできます。
負の気持ちを纏って暮らすか、快適な気持ちで暮らすか、自分で選べるはずですから、ワザワザ、最初から不安要素のある人を選ぶ必要はありません。
特に交際中に、男性に欠点を感じたら、それに蓋をして結婚を推し進めると、結婚を後悔するような事が起きます。何故なら、交際中のようなバラ色の時期に、欠点が見えるなんて、それは氷山の一角だからです。

だから、特に結婚を意識している女性なら、その男性の短所の種類を見分けて下さい。
「多少の欠点は、妻の私が矯正してあげる」なんておごりです。

【夫のコントロールは難しい】


結婚する前から、それが見えている男性は、中に多くの物が潜んでいます。
だから、結婚を視野に置いて付き合っている人は、欠点こそ、クローズアップして考えて下さい。
将来を共にしようとする彼の場合は、長所は、過大評価しなくてもいいですが、短所は、気を付けた方がいいと思います。
明るい人生を歩む為に、私のような人生の先輩の声を参考にして下さい。
では、今日はここまで。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼