男性の性欲と理性

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき



今日のコラムはお叱りを受ける覚悟で書きます。
私は女性ですから、まして医療のドクターでもないので男性の身体の中身を語っても信ぴょう性に欠けると思っています。
ただ、夫婦という男女の相談を受ける立場にあり、日々浮気問題を考えて来ています。
妻側は「心」を大切にする相談が多いのに比べ、男性の相談の多くは夫側の「身体のお遊び」が根っこにあります。
夫という「雄」はどうしても身体という肉体が、精神に影響を与え、行動する生物なので、妻が心を大事にしても、夫の
行動の(こと浮気問題に限る)司令塔である「肉体」の命令に忠実なのです。
ここを踏まえて、考えないと問題の本質が見えなくなります。

【男性と女性に宿る物の差】


もちろん、理性的な男性もいますし、肉体よりも精神的な事を大切にする男性も少なくありません。
また、そういう浮気願望が全くない男性もいますし、性に対して淡白な男性もいます。
しかし、こと浮気をしてしまう男性に限って言えば、タイプとして肉体の欲求が理性を上回ってしまうというタイプが多いという事が、相談現場にいる私の考えです。
そこで、昨日、ニュースで元女性自衛官「五ノ井里奈」さんが、男性自衛官にセクハラをされた事について、涙を押し殺して気丈に会見をされていました。

私はこういう事に声を上げ、顔も出して会見された事の勇気を称えたいし、こうした事態が一日も早く無くなる事を願っています。
ハラスメントと言う言葉が私も大嫌いです。
でも、ここであえて言いたいのは、「雄」という生き物の特徴を考えずに、道徳論で語る事に無理があると思えてならないのです。
よくテレビの特集で、男性の多い職場に、希少な女性の存在が取り上げられます。
通常男性が多い職場というのは、ファッションや医療と事を除けば、一般的に「力量」が求められる現場が多いと思うのです。(例外もありますから一般的に、と言う事でお考え下さい)
大工などの建築現場。
高い所や過酷な労働条件の仕事場。

これらは、男性の屈強な肉体が基礎になって任務を果たされています。
「南極の料理人」というドラマを見ましたが、男性だから耐えられる職業意識を感じました。
特に東日本大震災があった時、冷たい海に潜水して被害にあった遺体の捜索する姿を見て感銘を受けました。
男性は屈強な精神が発揮されるのは、仕事であったり責任感であったりという現場です。
それは健康な肉体に支えられての使命です。
そういう屈強な肉体と精神力、それが男性の特徴です。

さて、前置きが長くなりましたが、自衛隊というのは、そういう強く勇ましい男性の集団なのです。
特に集団生活の中で、男性ばかりで、色気のない生活を毎日過ごしている現場に、女性の存在はオアシスでもあります。
苦しい訓練から解き放たれて、夜、若い女性が風呂上りの濡れ髪で、男性の前を通れば、そりゃ、落ち着かないはずです。
若き体力の溢れる男性自衛官には女性自衛官の存在は、サバンナで腹を空かせたライオンの目の前に、生肉をぶら下げるような物。
常識として自衛官なら、「やって良い事と悪い事」が分かっていないといけないのは当然ですが、それとは別に、中身は雄なので、健康であれば、性欲も健康なのです。

【夜は人を狂わせる】


過酷な訓練から解き放たれた「夜」は神経が緩みます。これは精神力とか道徳観とは別の話なのです。
そうした性への誘惑に打ち勝つ精神力も鍛錬です。これからは男性女性関係なく、自衛官の仕事を目指す人が増やす為にも、訓練は一緒にしても夜、寝る所は別にするべきです。

私が通っていた高校は専科があった為、地方から出てきている生徒は寮に入りました。
男性と女性が同じ寮などは考えられなかった時代です。
そういうことは起きないだろうとする「性善説」で支えられていた事が、今回事件の原因だと思います。
当然、「同じ釜の飯を食べる」事は大切だと思います。
でも、今後自衛官の寮は男性寮と女性寮は棟を別にすべきだと思います。

五ノ井里奈さんにおいては、せっかく志願した職場で、こんな目に遭ったのは本当に怖くて、苦しかったと覆います。
しかし、若き男性の中に女性が飛び込むという事は、こういう事も起きるという事はあるのです。
私が彼女の母親なら、勇気ある仕事を選んだ事を称える前に、「飢えたオスの生理」を教えます。
同じ女性として、彼女を気の毒に思います。
彼女も東日本大震災の時の女性自衛官の優しい心遣いに触れ、その仕事を目指したとありますから、女性自衛官の役割は大切だと私も同じ思いです。
しかし、普段抑圧された中での集団生活に女性を放り込まれたら、男性は色めき立つでしょう、と思ってしまいます。
訓練は男性も女性も同じメニューで、それに耐えた彼女は素晴らしい。
当然、「同じ釜の飯を食べる」事は大切だと思います。

また男性の人数が大半で女性用に、ワザワザ寮を準備するのは難しかったという事情はよく分かります。
でも、これからは男性女性関係なく、自衛官の仕事を目指す人が増やす為にも、訓練は一緒にしても夜、寝る所は別ベルにするべきです。
こういう当たり前の「性」への観点が「性善説」で支えられていた事が、今回事件の原因だと思います。
災害などに尽力を尽くされている自衛隊の働きにいつも、感動している私です。
その屈強な肉体があるからこそ、出来る事なのです。
しかし、健康であれば、性欲も健康なのです。
そこを、若い女性が風呂上りの濡れ髪で、男性の前を通れば、そりゃ、心臓はドキドキしているはずです。
今回の事は決して、許される事ではありますが、私は男性の「性(さが)」の観点からすると、下品な見方ですが、男性自衛官も少し気の毒な気がします。

過酷な訓練から解き放たれた「夜」は神経が緩みます。
そんな夜にまで、我慢や、道徳を強いられるのは気の毒というもの。

【男性のタイプにもよりますが】


ま、女性を見ても、なんとも思わないという男性は、逆に自衛官を目指さないのではないかとも思います。
私は今後の為に、男性寮と女性寮を分ける事で、女性自衛官も増えるのではないか、と思うのです。
以上、今日は男性の特性について書きました。

浮気問題を見つめていると思うのですが、一生女性には見向きもせず、浮気をしない夫がいることも事実です。
でも一般的に浮気をする夫は、精力家です。
こうした特性を知る事で、夫の浮気に対する防波堤の高さを調整してみよう、というご提案です。
では、今日はここまで。

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村越真里子
専門家

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Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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