恋愛結婚と、お見合い結婚との違い

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

恋愛結婚と、お見合い結婚との違い
どちらの結婚も、結婚には違いがない。
けれど、実は似て非なる物で、結婚を構成している物が違うのです。

私は平成元年の頃から、喫茶店を営んでおりました。
そこにはお客様として独身の人も多くお越し頂きました。
彼氏彼女を募集中と公言する方もいて、お店が休日の日曜日には、お店で、「これはお似合いだ」と思う人を引き合わせていたのが、結婚相談業の道に入るきっかけでした。

人の人生を左右する結婚を扱うのに、素人では失礼だと思い、結婚相談業の勉強を始めました。
その後、結婚相談業の協会に登録をし、無事仲人となりました。

それから、平成が終わるころまで飲食店と並行して結婚相談業をしました。

そこで「見合い恋愛」というキャッチフレーズで、出会いの形は見合いでも、結婚の際には恋愛になっているのだから、という理屈をくっ付け、仲人業に勤しんでいました。

しかし、実際は見合い結婚と恋愛結婚は違うという事です。

恋愛結婚は、恋愛中はとても情熱的で、結婚へ向けての共同作業へ突き進みます。
私の息子等は、若くして結婚を決めたものだから、結婚式の費用を貯めるという事から始めたくらいで
恋愛は結婚する事が、二人の共通の目的で、ゴールへまっしぐらです。

そういう意味では、結婚する時が、一番の頂点で、頂上に上り詰めたら、後が下山のような感じ。

でも、そこからが、夫婦の相性や、努力も必要ですが、ある意味、恋愛中に長所も短所も見て来た後の結婚なので、相手の実像というか実態には、あまり驚く事もありません。
そうこうしている内に子供も出来たりして、夫婦の興味の的が子供になるので、夫婦はそこから子育てという共同作業に入ります。

恋愛結婚はそういう意味で、結婚が盛り上がりのピークとは言え、恋愛中にチームワークを育てているので、結婚後は、育った関係性を保ちながら、生活を続けていきます。

それに対し、お見合い結婚は、例えば 私が結婚相談所をしていた時は、お見合いから結婚を決めるかは3か月というルールでした。
これは交際期間としては短く思うかもしれませんが、お見合いという性質上、あまり長い交際期間は、それだけ出会いのチャンスを少なくしてしまうので、出会って「この人違うな」と思えば、次の出会いを求める方が効率がいいのです。

そう、お見合いは効率なのです。

恋愛は、出会って、その人の収入や、仕事ぶりや、学歴など、その人を構成する物を知るまでに若干時間を要し、そこから愛を生み、育てるので結婚の段階では一段落した後なのです。
結婚時が夫婦仲のピークというのが、そういう理由です。

それに対し、見合い結婚は、相手の学歴も勤務先も収入も家族構成も、すべて開示されているのが、お見合いなので、相手の事というのは 3か月で人柄を知る為の期間です。。
つまり相手は条件で選び、条件に合えば次は人柄のチェックという交際期間に入ります。

それで、合格ラインの人だと判断したら結婚に向かいます。

正直に言うと 3か月では、二人の間に、絆は育っていませんが、恋愛結婚の人は、恋愛中に同棲などもして、実生活でお互いの実態や実像を理解した上で結婚するので、ある意味、全て分かった後だから新鮮味がないと言えば、その通りなのです。

でもお見合い結婚は二人の間に、まだ、何も生まれていないとも言えます。
これは 恋愛結婚でも交際期間が短い人には同じことが言えるのですが、授かり婚などの場合などは特に、やはり二人の間に、まだ何も生まれてないという事です。

だから、恋愛結婚や見合い結婚に限らず、交際期間が短く、互いがあまりよく知らない間に結婚をすると、二人の間に、チームワークは生まれてないので、結婚したからと言って、直ぐに相手に多くを求めすぎると、結婚生活は破綻します。
そういう事で、どちらの結婚の形が良いとかではなく、夫婦の間に、まずは愛を育みましょう。

愛が育まれない段階で、夫婦のルールだけを決めると、それは結婚と言う物が形骸化してしまいます。

恋愛期間も、そこそこあって、お互いにルールや希望を求めるなら、それはお互いの事が分った上での
交渉や譲り合いも出来ます。

それをあまり分からない段階で結婚をして、その結婚と言う生活を運営していく為の役割分担だけという愛のない生活になってしまいます。

最近の結婚は、いろんな出会いがあり、ある程度の年齢の人もマッチングアプリで結婚したという夫婦の相談も増えて来ました。

だから、必ずしも相手の取り巻く環境が見渡せるものでもありません。
その中での出会い系は特に、見えない部分があるという事ですから、想像力をフル回転させる必要があります。

結婚したから、夫婦になれるのはないのです。
夫婦としても絆や歴史を刻んでこそ、本当の夫婦になれるのです。

結婚して、暮らしていく上で目指すは協力生活ですが、愛が育ってない間は、ルールを破ったからと言って、罰則ばかりで縛ると、それは妻が監視員みたいになってしまいます。

これでは悪循環。
二人の間で暖かい空気を作るのが先。

恋愛期間が短い人は結婚してからが恋愛期間。
「結婚という形」を守ろうとし過ぎると、愛を失います。
家庭なんて、形に拘る必要はないと思います。

貴女は 新築の家を建てる大工さんだと思って下さい。
何もない、更地の上に、家を建てるのですから、一緒に仕事をしてくれる仲間を
下に見て、叱ってばかりじゃ、家は建ちません。
共同作業です。家を建てるのは、
仲間となかよくやって下さい。

では今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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